鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4170回】 現地に行き、直接見て、体験することが勉強

2022年05月31日 | 住宅コンサルタントとして

大半の人間は、自分が見ていなかったり、

体験していないことをイメージすることは難しいものです。

 

一流のサービスを体験したことが無い人に、

お客様への最高のおもてなしの型を考えて、

という依頼をしたとしても難しいでしょう。

 

また、一流の設計事務所が

設計・施工管理した建物を見たことが無い、

設計士や現場監督に、

カッコよくてすっきりとした収まりを依頼しても、

実現することは無理でしょう。

 

ビジネスパーソンにとっての勉強というのは、

いろんなところに行き、

直接見て、触れて、体験すること。

 

そしてその経験の中から

自分たちの仕事のやり方や品質を

進化・深化させていくことだと思います。

 

とにかく、質の良いインプットを

ある一定量以上、おこなっていなければ、

質の高いアウトプットなど、凡人にはできないのです。

 

一流のビジネスパーソンを目指すのであれば、

可能な限り自分の時間とお金を使って、

あちこちに行って学ぶことを選択しなければなりません。

 

こういう基本的なことは、

前職時代に師匠に教えていただきました。

 

とにかく、同じ業種のお店を100店見れば、

繁盛店になるポイントが分かるようになる。

 

なので住宅会社にお客様のフリをして、

調査をすることを全食事代から

積極的にやってきました。

 

更には一流のサービスを

提供していただけるお店や宿に

身分不相応ながら定期的に通わせていただき、

お客様の心を掴むポイントは何か、

ということも自分なりに勉強してきました。

 

経験もなく、無知だった自分が、

今、この仕事をさせていただいているのも、

とにかく圧倒的な経験を

積んできたからだと思っています。

 

一流の設計士、一流の監督を目指す方は、

とにかくいろんなところに行って、

素晴らしい建築物を穴があくくらい、

見まくっていただきたいなぁ、と思っています。

コメント
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