鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4148回】 リモートでの仕事スタート

2022年05月09日 | 住宅コンサルタントとして

隔離生活実質2日目です。

 

毎食、お弁当を出していただけるのですが、

冷たいのと、おかずのレパートリーが少ないので、

さすがに食べ続けるのが困難になってきました。

 

ということで、本日、

生まれて初めてウーバーイーツを利用しました。

 

さて、昨日より今週お伺いする予定のクライアント様に、

リモートでの対応をお願いしているのですが、

各クライアント様、皆様本当に

あたたかいお言葉をいただき、

快く了承していただきました。

 

心より感謝申し上げます。

 

もう本当に素晴らしいクライアント様に

恵まれていることを改めて痛感し、

ますます仕事に打ち込み、

お役に立てる提案をさせていただく所存です。

 

さて本日は、GW仕事明け初日なので、

ちょっと業界の今後をまとめてみたいと思います。

 

今年の3月より、

住宅業界全体における風向きが変わりました。

 

コロナ禍の中、ずっと業界内に吹いていた追い風は止まり、

昨年、一昨年と来場も契約も好調だった会社も

この3月、4月は苦戦している割合が非常に高い。

 

捌ききれないくらい来場が好調であった、

弊社のクライアント様ですら、やはり落ち込んでいます。

 

その最大の要因は、住宅の価格が上がり過ぎたこと。

 

ウッドショックの影響で、

もともと木材価格が上昇していましたが、

そこに加え、ロシアのウクライナ侵攻により、

原油価格や木材価格、更にはあらゆる材料の値段が、

この先もまだ上昇するでしょう。

 

家を建てようと思って、友人から情報を収集したり、

YouTubeやSNSを駆使して価格をリサーチすると、

どうも2年~3年前に家を建てた人と比較して、

あまりにも価格が上がり過ぎていて、

自分が損をした気になり、

住宅を建てたり購入するのを躊躇する方が

思ったよりも増えているのでは、と思います。

 

また、昨年・一昨年と

前倒しで家づくりに動かれた方も多いのだと思います。

 

ちょっと表現方法は悪くて大変申し訳ありませんが、

池(=商圏)の中の魚(=お客様)が激減しているのに、

釣り糸を垂らしている釣り人(=住宅会社)の数は減っていない。

 

むしろ、その釣り人は、池の中に

何本もの糸(SNSやYouTube、WEB広告)を垂らしているので、

もう魚はお腹がいっぱいで、食べたくない、という感じなのです。

(←この表現方法より上品で分かりやすい例えがあれば、

是非私にご教授下さいませ)

 

こういう時代に効果を発揮するのは、

更なる情報発信の強化ではありません。

 

それは、これまでお客様や取引業者様に対して、

どれだけ信用の貯金を積み重ねてきたか、ということ。

 

違う言い方をすると、

自分たちが市場の中で

どれだけ良質なコミュニティをつくってきたか、

ということが非常にポイントとなるのです。

 

どの会社もSNSやYouTubeを頑張り、

どの会社もWEB広告に力を入れまくっている中、

これらのコスパは下がり続けています。

 

良質なコミュニティとは、

皆さんの会社に好意や好感を持ち、

応援して下さる方たちが

ある一定数以上いる集団のことです。

 

最後は良質なコミュニティをつくった会社が勝つのです。

 

良質なコミュニティをつくるために、

皆さんの会社はどんなことに取り組んでいますか?

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