鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4141回】 海外に来ると見えてくる現実

2022年05月02日 | 住宅コンサルタントとして

スペインに来るのは、

今回で7~8回目くらいだと思いますが、

今回来て率直に感じるのは、

 

「物価、結構高くなっているなぁ」

 

ということ。

 

モッツァレラチーズが2ユーロだったり、

2リットルのミネラルウォーターが0.4ユーロだったり、

ボトルワインが3ユーロ、ビール350ミリが1ユーロ、

という価格だけを見ると、食品は安いのですが、

ホテルの価格や飛行機、鉄道の価格は

間違いなく上昇していますし、

外食した際の金額も上がっていると感じます。

 

スペインでそう感じるので、

イタリアだともっとそう感じるでしょうし、

イギリスやドイツだともっと高く感じるでしょう。

 

何が言いたいかと言うと、

日本のデフレがハンパないということ。

 

というか、今の日本の物価だと、

海外から来た人たちは、

日本滞在中、世界最高のコスパは日本である、

ということを感じると思います。

 

良い見方をすると、

日本で作ったモノを海外に売りやすくなりますし、

観光客は日本に殺到する可能性が高いということ。

 

逆の見方をすると、

輸出や観光がうまくいかなければ、

日本経済は衰退するということです。

 

今回はスペインしか来てませんが、

次男の友達たちは、

 

「ちょっとイタリア、行ってくるわ」

 

みたいな感じで、既にあちこち移動しまくっていますし、

今日、食事に行ったレストランでは、

周囲の席からは英語しか聞こえてきませんでした。

 

世界は完全にコロナ前を取り戻しているのですが、

我が国とお隣の中国だけは、頑なに鎖国状態を続けています。

 

変化を嫌い、ネガティブな年寄りに忖度し、

年寄りウケする政策を取り続ける限り、

我が国の経済的成長は無いと言い切れます。

 

このメーデーの時期は、

ヨーロッパでは休暇を取る人もおそらく多く、

スペイン第三の都市、バレンシアにも

本当にいろんな国の方たちが来ています。

 

日本国内を行き来する方は、

このGW、それなりに増えているかと思いますが、

外国の方たちを受け入れ、

観光・ショッピング・宿泊・食事を楽しんでいただき、

日本経済を回し、以前のように人手不足になる。

 

その中で賃金上昇と、

人手不足を解消する新たなシステムの構築などが発生し、

次の成長の芽が出ると個人的に思っています。

 

なので、外国人観光客の無制限受け入れを

早く実現したら良いのに、とスペインに来て痛感します。

 

と、お堅いテーマになりましたが、

バレンシアでの滞在、満喫しています。

 

今回、とても勉強になったのは、

スペインの天気予報はメチャいい加減、ということ。

 

本日は100%雨、という予報だったのですが、

結局午後から天気は良くなって、

1日アクティブに行動できました。

 

そういう意味でも、日本はやはりすごい国なのです。

 

海外に来ると、日本の良い点にも改めて気づかされます。

コメント
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