鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4166回】 商品特徴をただ訴求するだけでは・・・

2022年05月27日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界では、

 

「白い外壁と三角屋根がかわいい

32坪の家 完成見学会」

 

「広々ウッドデッキがある

カリフォルニアテイストの家」

 

というようなキャッチの見学会には、

お客様が来場してくれない時代になりました。

 

商品の特徴を訴求するだけでは、

お客様の心を揺さぶれなくなったのです。

 

ここでヒントとなるのは、

ドン・キホーテの商品のキャッチです。

 

「美味すぎてリピーター急増中!

カリフォルニアの

選び抜かれた原料を使用し

その日の気温や湿度で焙煎具合を変え

限られた職人だけが出来る微妙な塩加減

全ての工程で妥協を許さないプライドが

どこよりも美味しい(と自負している)

ピスタチオを作り出す

カリフォルニアピスタチオ」

 

という感じで、商品が出来上がるまでのストーリーを

パッケージに長々と書かれた商品を手に取る方が

結構おられます。

 

全ての人には刺さらないのですが、

ピスタチオが好きな人とか、

お酒のおつまみでナッツ系が好きな方などが、

思わずそのキャッチを見た時に、

手に取ってしまう・・・。

 

「カリフォルニア産ピスタチオ」

 

よりも、出来上がる前のストーリーが浮かびますよね?

 

というわけで、見学会やモデルハウスイベントに関して、

しっかりとストーリーを訴求した発信が重要となるでしょう。

 

これをバナーに落とし込むのが、

ちょっとコツが必要かと思います。

 

ただただ商品の特徴を発信したところで、

もうお客様の心は揺さぶられないのです。

 

ストーリーを訴求する。

 

皆さんの会社でできているでしょうか?

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