鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4163回】 次の一手を打つタイミングとは?

2022年05月24日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は20年以上、県内ダントツナンバー1を維持している、

クライアント様にお伺いしておりました。

 

マーケティングや商品開発・改良面など、

いろんな形で関わらせていただいておりますが、

逆に経営哲学に関しては、

このクライアント様のオーナーに

過去からいろいろと学ばせていただいております。

 

「勝っている時が負ける時である」

「今の取り組みが3年後の我が社をつくる」

「明けても暮れてもお客様」

 

など、商売で何が大切か、ということを

このクライアント様のオーナーや一倉先生から

教えていただいたことが、自分のベースにあります。

 

そんな中、ある新しい取り組みを

ご提案させていただいているのですが、

その提案に対する回答に、

昨日、かなり私個人的に痺れました。

 

今の事業がうまくいっていない時に、

新しいことにチャレンジする、というのは、

それは間違っている。

 

それは現状から逃げているのと同じ。

 

もし今の事業がうまくいっていないのであれば、

まずは基礎的な部分からコツコツと愚直に取り組み、

現在の事業で結果を残す。

 

新しいことに取り組むのは、

現在の事業がうまく回っている時にこそ、やるべきである。

 

と簡単にまとめると、こういう内容だったのですが、

もう個人的にその通りだと思いました。

 

現在の事業がうまく回っていない、

というのは、基本的な部分がおろそかである、ということ。

 

更にはツキも落ちているのです。

 

そんな状況の中で、新しいことに取り組んで

うまくいく可能性は非常に低い。

 

今よりもっと業績が良くなったタイミングで、

一気にスタートします、という考えを

オーナー自ら直接、伝えて下さいました。

 

新しい一手を打つタイミングは、

今、まさに好調でうまくいっている時がベストです。

 

こういう流れを見る目を持ちたいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする