鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4158回】 20代のうちに、一度図に乗っておくことも必要

2022年05月19日 | 住宅コンサルタントとして

入社してきた当時は、右も左も分からず、

経験もないため、誠実に仕事に向き合い、

お客様に対しても、上司に対しても謙虚だった。

 

ところが、一所懸命仕事に取組み、

結果を出せるようになり、

周囲から評価され、収入も上がった。

 

20代のうちに仕事で成果を出し、

成功体験を積む、ということは、

当人にとってとても重要だと思います。

 

そして結果を出した若手ビジネスパーソンは、

そのまま謙虚に仕事に向き合える方と、

ちょっと図に乗ってしまう方と、

2パターンに分かれます。

 

もちろん理想は、結果を出した後も

謙虚に仕事をする方なのですが、

個人的には若いうちに図に乗って、

ちょっと痛い目に合うのも悪くないと思っています。

 

むしろ40代くらいになって図に乗るオッサンより、

よっぽど若いうち調子にのって、

お客様にこっぴどく叱られたり、

社内で皆の反感を買う、という経験をしておいた方が、

30代40代になってからの伸びしろがあると思います。

 

かくいう私も、20代の頃に図に乗って、

先輩やお客様から反感を買った一人。

 

正直、もうそれは見てられないくらい、

図に乗りまくっていたと思います。

 

お客様に対しては、

誠実な対応をしていたと思いますが、

社内に対しては承認欲求の塊で、

当時の上司にとって、

本当に面倒くさい部下だったと思います。

 

でも、そんな生意気な若僧に、

丁寧に繰り返し、いろんなことを教えて下さった

上司のおかげで、少しずついろんなことを理解できました。

 

そしてちょっと図に乗っている、

若いスタッフさんを見ても、

私自身、とてもかわいく思えます。

 

心の中では、

 

「分かる~!

そういう態度や発言をする気持ち」

 

と思っています。

 

すなわち、若かりし頃、

図に乗った経験を持つ人は、

そういうタイプの部下を持った時に、

その部下の気持ちがわかるので、

上手に対応ができるのです。

 

逆に若い頃から結果を出し続けても、

聖人君子のように謙虚さを持ち続けた上司は、

図に乗る部下の気持ちが理解できないかもしれません。

 

いろんなタイプの部下をまとめ上げることが、

リーダーには必要なのです。

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