この仕事をさせていただいて17年。
10年以上の長いお付き合いのクライアント様は、
売上も棟数も、そして社員数も大幅に増えられました。
お付き合いが始まった当初、
例えば営業研修なんかでは、
参加メンバーが20名弱だったのが、
気づけば営業マンが50名近くになっている会社もあれば、
コンサルそのものの参加人数が
2名からスタートしたクライアント様が、
今では30名近くの方が参加されるようになったりと、
長いお付き合いの中で変化しています。
そして最近思うのが、
研修の参加者数が増えると、
どうしても表面的な部分しか伝わらない、ということ。
まあこれは、私自身の伝える能力の低さに
要因があるかもしれませんが、
どうしても研修の参加人数が多くなると、
一人ひとりに当てて質問に答えていただくとか、
重要なことをお伝えした後の感想を
全員に聞くことができなかったりする訳です。
すなわち、参加人数が多ければ多いほど、
一方的な伝達になりやすい。
逆に参加人数が少ないほど、
相互方向でのコミュニケーションが可能となり、
例えば質問しやすくなったり、
自分なりの意見を言いやすくなったりする訳で、
結果、参加メンバーの理解は深まるのです。
自社の研修や会議に関して、
組織の成長と共に、最適な形は変わっていくと思います。
すなわち、健全な成長をしている会社の場合、
会議体や研修の形は定期的に変わることが正しくて、
何年もその形が変わっていないのであれば、
それは形式的になっていると言わざるを得ないでしょう。
そして会社の理念や戦略といった、
全社員が深く理解しなくてはならないことについては、
特に少人数でしっかりと理解してもらうような工夫が必要です。
そんなことを感じた1日でした。