鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4152回】 会議や研修の形態

2022年05月13日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただいて17年。

 

10年以上の長いお付き合いのクライアント様は、

売上も棟数も、そして社員数も大幅に増えられました。

 

お付き合いが始まった当初、

例えば営業研修なんかでは、

参加メンバーが20名弱だったのが、

気づけば営業マンが50名近くになっている会社もあれば、

コンサルそのものの参加人数が

2名からスタートしたクライアント様が、

今では30名近くの方が参加されるようになったりと、

長いお付き合いの中で変化しています。

 

そして最近思うのが、

研修の参加者数が増えると、

どうしても表面的な部分しか伝わらない、ということ。

 

まあこれは、私自身の伝える能力の低さに

要因があるかもしれませんが、

どうしても研修の参加人数が多くなると、

一人ひとりに当てて質問に答えていただくとか、

重要なことをお伝えした後の感想を

全員に聞くことができなかったりする訳です。

 

すなわち、参加人数が多ければ多いほど、

一方的な伝達になりやすい。

 

逆に参加人数が少ないほど、

相互方向でのコミュニケーションが可能となり、

例えば質問しやすくなったり、

自分なりの意見を言いやすくなったりする訳で、

結果、参加メンバーの理解は深まるのです。

 

自社の研修や会議に関して、

組織の成長と共に、最適な形は変わっていくと思います。

 

すなわち、健全な成長をしている会社の場合、

会議体や研修の形は定期的に変わることが正しくて、

何年もその形が変わっていないのであれば、

それは形式的になっていると言わざるを得ないでしょう。

 

そして会社の理念や戦略といった、

全社員が深く理解しなくてはならないことについては、

特に少人数でしっかりと理解してもらうような工夫が必要です。

 

そんなことを感じた1日でした。

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