鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3272回】 人で選ぶ価値観を持つ

2019年12月15日 | 住宅コンサルタントとして

何か商品やサービスを購入する際、

購入先を人で選ぶか、それとも損得で選ぶか?

 

私、思いっきり人で選ぶ派です。

 

そして弊社のクライアント様の大半も、

おそらく人で選ぶ派の方たちです。

 

人で選ぶ派の方たちは、

商品やサービスそのものの価値も、もちろんジャッジしますが、

それよりも担当者がどれだけコツコツと準備をしてくれたか、とか、

これをつくるために日々、どれだけの時間を割いてくれたか、というように、

担当スタッフの努力や出来上がるまでの過程に

価値を感じる感性がある方です。

 

こういう思考、価値観の方は、

同じような波動を持つ顧客を引き寄せるので、

気がつくと、自分たちを応援してくれる方がたくさんできていて、

集客に困っていないし、紹介も結構発生するので、

商売は順調に推移していきます。

 

一方、損得で選ぶ方は、

そもそも人を信用しないし、

その人がどれだけ努力したかの過程も評価しないので、

そういう価値観の顧客を引き寄せます。

 

すると商品的な優位性が無くなった瞬間に

すぐにお客様がサーっと引いていってしまうのです。

 

こういう価値観を持っている会社に共通するのは、

常に見込みのお客様に困っていることと、

日頃、取引をしている方やOB様からも応援してもらっていない、

ということです。

 

紹介が本当に発生しないし、

何より協力業者さんが自宅を建てる際、

こういう会社には頼まないのですね。

 

そして、そういう価値観を持っている人は、

実は自分のことを「損得で判断する人」と認識していなく、

自分は人情に厚い、人で判断する派であると

勘違いしているケースが非常に多いのです。

 

10年近く、一所懸命仕事に取り組んでいるにも関わらず、

自分を応援して下さる方が増えていかない感覚がある人は、

おそらく勘違いしている人でしょう。

 

人を大切にし、人に感謝をし、

人で選ぶ価値観を持って仕事に邁進していると、

応援して下さる方が増えていくような気がします。

 

皆さんは、どっち派ですか?

コメント
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