鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3259回】 業界全体に、行き詰まり感を感じる・・・

2019年12月02日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界で、各地のトップクラスのビルダーを

定期的にベンチマークしています。

 

ただ、そこから感じるのは、

大半の会社が行き詰まりを感じているのでは、

ということです。

 

お客様が価値を感じるものが変わり、

お客様の情報収集手段が変化していく中で、

頭が古いオジサンが経営する住宅会社は

やることなすことが全て、ピントを外してしまう。

 

そんな時代になったよな、と感じるのです。

 

例えばもし、「総合展示場に出店したい」と

思っている住宅会社がいるとしたら、

「駅前の百貨店に出店したい」と思っている服屋さんと同じくらい、

ピントがズレているということです。

 

2020年は、弊社としてクライアント様と一緒に強化していきたいことは、

WEBマーケティングの更なる強化と売り場のワクワク感を高めること、

それからお客様にとって魅力的な企画を次々に実行していくことです。

 

結局、お客様の来場数と契約数は比較するので、

いかにお客様にご来場いただけるか、ということを追求することで重要。

 

これは昔から変わらない、住宅業界の経営における本質なのです。

 

もちろん、地元に良い評判が起こっていなければ、

どれだけ魅力的な企画を継続できたとしても、

来場数は変わりませんので、

良い家をつくり、お客様、取引業者様に「さすが!」と思っていただける

誠実さや人間力を磨いていくことは必須です。

 

スーパーローコスト系で、それなりに順調な会社も稀に聞きますが、

商売は飽きられたら終わりですし、

信用をなくしたら終わりです。

 

ローコスト戦略でどこまで新鮮さを出し続け、

信用を維持し続けられるのか、

10年スパンでベンチマークしていきたいとも思っています。

 

大半の会社が、どうして良いかわからないか分からず、停滞している中で、

ライバルが追いつけないくらいのポジションを

各クライアント様と取りたいなぁと思っています。

 

そのために、現状の方向で

コツコツ頑張っていくだけで良いクライアント様もいれば、

かなり大改革をしなければならないクライアント様もおられます。

 

2020年もハードな1年になりそうですが、

やりがいある1年になりそうです。

コメント
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