京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤ後の生活を綴っていきます。
日本ぶらり旅や、京都のおいしいお店、海外旅行にも行けたらいいけど。。

中欧の旅20 チェコ・チェススキークルムロフ城

2013-10-10 00:00:00 | 海外旅行2013 5月中央ヨーロッパ

10月に入ってもう10日目。。

我が家のリフォームも終盤に近づき、昨日は洗面所のユニットが入る予定でした。
先日お風呂のユニットは入ったので、

これで、新しいお風呂に入れる~と、わくわくしていましたが、

雨のせいで、搬入は延期になってしまいました。

そんなにきつい雨じゃなかったのに。。。

この所、日中はばたばたと時間が過ぎ、
夜は疲れてしまって、なかなかパソコンを開ける事もできませんでしたが、

昨日は、色々な方が来られて忙しくなる~思っていたのが
珍しくぽかっと空いた時間ができ、ちょっとパソコンに向かうこともできました。


 

旅行の話の前に。。ちょっと私の誕生日のお話を。

先日は私の59回目の誕生日。

仕事が遅くまであった為、お寿司をとってお家で母と主人と3人でお祝い。
ケーキも主人が買ってきてくれました。

 主人からは旅行用の鞄を、

長男夫婦からも水玉の素敵なスカーフ、
次男夫婦からは、生姜のシロップや癒し系グッズの詰め合わせ
を貰いました。

友人からもドレス型のタオル、母からもお祝いをもらいましたよ。

50代最後の1年間、ちょっとでも人の為に役だてるよう
元気で頑張ります。みんな、本当にありがとう~。

  友人が開いてくれた誕生日 石塀小路さくら


 

 

さてそれでは、長い間止まっていた中欧の旅、
チェスキークルムロフの素敵な街の景色をお届けしたいと思います。 (10・10)

 

中欧の旅の旅行日程はこちら 中欧の旅 旅行日程
    旅の始まりはこちら  中欧の旅1出発~ハンガリーブダペストの夜景

  中欧の旅19 チェコ・チェスキークルムロフからの続きです。

 

5月8日(水)

チェスキー・クルムロフは、チェコの首都プラハの南約140キロにある
ヴルタヴァ川沿いに開けた小さな町。

チェスキーは、チェコ語で「ボヘミアの」、クルムロフは、ドイツ語の「川の湾曲部の草地」
を意味しているそうですよ。

確かにチェスキークルムロフ、川の湾曲部にある街です。

 

 

ホテルベルビューのレストランでのお昼ご飯が終わって、
チェスキークルムロフ城へと向かいます。

石畳の素敵な街を歩くだけでも、気分はルンルン

 

ほらほら、チェスキークルムロフ城と塔が見えてきましたよ。

 

チェスキークルムロフ城

いよいよチェスキークルムロフ城に到着。

チェスキークルムロフ城は、チェコで、プラハ城に次ぐ規模のお城。

赤い屋根の門を入っていきますよ。

かつて、病院、醸造所、鍜治場、薬局などがあったという第一の中庭を通り、
坂道を歩いているくと、石橋がありました。

その両側はお堀になっていて、なんと熊が

この熊は、ここで飼育されているそうですよ。

 

こちらは第3の中庭。

チェスキークルムロフ城の壁は、重厚なレンガ造りです。

。。と、思いきや、実はこれは壁に描かれた「だまし絵」。

ハンガリーのブダペストでも見かけましたよね。

スグラフィータという平面をちょっと立体的に豪華に見せる技法です。

   中欧の旅3 ハンガリー・ブダベストマーチャーシュ教会

 

チェスキークルムロフ城内ツァー

ガイドさんといっしょにお城の内部を周るツァーが始まりました。

ここのツァーは、なんだか厳格で一つ一つの部屋に入る時
ガイドさんが部屋の鍵の開け締めを、いちいちします。

なんだか妙に厳しいな~。。って思いましたが、
確かに厳しくて、写真も全館禁止でした。

写真を撮っていないので、あんまり思い出せないのですが、

ルネサンス期の食堂には錫製の食器、
バロック調の部屋にはブリュッセルで作らせたという豪華なタペストリー

ロマンチックなロココ様式の家具に、
マイセン焼きのなんとも豪華なシャンデリア。。と、調度品の豪華さは超一流。

でも、そんな中で私は、白い婦人の幽霊の話と仮面舞踏会の間が
印象に残りました。

白い婦人の幽霊

チェスキクルムロフ城には、白い服を着た女性の絵があります。

この婦人は、ロジェンベルク家のペルフタという名の女性で、
結婚後、夫のひどい暴力に苦しんできたそう。。

夫が死ぬ時、その事を彼女に懺悔し、許しを請ったのですが、
彼女は夫を許せなかったといいます。

すると、夫は彼女に呪いをかけ、彼女は幽霊として
死後もさまようことになったのだとか。。

辛い目にあった婦人の方が、成仏できないなんて、なんかふに落ちない話ですが、
キリスト教からすれば、人を許せなかったのがいけなかったかな。


彼女の幽霊は今でもお城に時々現れるそうで、

その時に白い手袋をつけていたら「幸福」を意味し、
黒い手袋なら「不幸」を意味するそうです。

そして、もう一つ印象に残ったのが仮面舞踏会の間です。

仮面舞踏会の間

仮面舞踏会の間の四方の壁には、画家レーデラーによって、
136人ものイタリア人やフランス人、中国人、トルコ人などの
着飾った貴族や仮装した貴族が、表情豊かに描かれています。

                                 (写真はウェブより)

こんな感じの絵が、四方にずら~っと。

ここに描かれているのが7人だから、このほぼ20倍の人達が描かれているのです。
ちょっとアニメチックで、不思議な空間でした。

この136人の中には、画家本人や先程の幽霊の白い婦人も交じっているんですって。。
なんだか、面白いですよね。

 

プラシュティー橋の上から

さて、お城の内部ツァーも終わり、プラシュティー橋の上から
チェスキークルムロフの街を眺めます。

 う~~ん、素敵

絵葉書の世界が目の前に広がっています。 
 

チェスキークルムロフ城の塔も、すぐ目の前にみえていますよ。

旅サラダで

実は、中欧ヨーロッパへ出かける数週間前の旅サラダ(TV番組)で
中欧ヨーロッパへの旅をやっていました。

私はこの番組が好きでよく見ているのですが、
その時にチェスキークルムロフ観光もやっていて、

チェスキークルムロフ城の塔に登り、
塔から見る素晴らしい景色をテレビの画面いっぱいに映し出していたのです。

 
だから、ぜひ、私はこの塔に登りたかったのです。

添乗員さんに、塔に登りたい事は事前に伝えていましたが、
この塔の前を通った時に

「この塔に登りたい方おられますか~」と、聞いて下さいました。

私達だけかな。。と思っていたら、なんと、同じ番組を見て
やっぱり塔に登りたいと思っておられた二組のご夫婦がおられました。

添乗員さんは、ここで解散という事にしてくれたので、
4時15分ごろ、私達6名は、塔を目指すことに。

 

チェココロナがない。。

入場は4時半までなので、時間が余りないという事で大急ぎで塔の受付に行ったのに
入場料金は、ユーローが使えず、チェココロナ(チェコの通貨)でしか払えません。

え。。まだ、チェココロナに両替してないのに。。

と、焦ったけどちゃんとカードが使えました。
こんな時のカードは、やっぱり本当に便利ですね。

みんな無事にチケットを購入して、階段を登っていきます。

段差のある、狭い狭いぐるぐる階段が162段。

結構きついです。

はぁはぁいいながら、ようやく塔のてっぺんに着いて見下ろす景色は。。

 

ボヘミアの眠れる森の美女

 うわ~、すごい~。

塔の頂上に吹く風も涼しく、本当に気持ちいい~。
頑張って登った甲斐ありです。

流れるヴルタヴァ川の両岸に、赤い屋根と白壁の家々が、
積み木のおもちゃのように並んでいます。


ボヘミアの深い森に守られて、中世から姿を変えることなく今に伝わったチェスキークルムロフ。
人々はあまりの美しさに、この街を「眠れる森の美女」と呼んだそうですが、

その眠れる森の美女が、今、私達の目の前に広がっています。


かつて、世界大戦や、産業革命、民族対立などさまざまな要因で人口が激減、過疎状態になった街。

共産時代にも放置され続けた街が、共産主義の崩壊により見直され修復されたといいます。

放置されたが故、中世の街並みが壊されることなく残り、
チェスキークルムロフは、街全体が1992年世界遺産に登録されました。

 

その世界遺産を堪能することしばし。。

6人で、また階段を降り、閉館までのわずかな時間の間にお土産も購入。

 

中庭のこんなお洒落な椅子で少し休憩もして、

本当に登ってよかったね~と皆で口々に感動。

ちょっと大変だったけど、満足満足の
チェスキークルムロフ城の塔からの大景観でした。 

 

ホテルルゼ

その後、本日のホテルルゼへ戻ってきました。

 

このホテルのお部屋も、中世の名残りたっぷり、
まるで絵本の中の部屋のようで素敵です。

 部屋の窓からは、ボヘミアの森が見えています。

この森を進んでいったら、ヘンデルとグレーテルに会えるかも。。
ふっと、そんな気がした森でした。

 

フリータイム

塔に登って汗だくになったシャツを着替え、部屋にいるのもそこそこで、
主人とチェスキークルムロフの街へ飛び出していきました。

だって、この可愛い街を、もっともっとゆっくり見たかったから。。

観光案内所

まずは、街の観光案内所で地図をもらって。。 

 

この素敵な街をぶらぶらと歩いてみることにします。

聖ヴィート教会

この尖塔のある建物が、チェスキークルムロフの聖ヴィート教会です。

奥にテラスが見えている建物が、ホテルルゼですよ。

 

可愛い椅子のレストラン

街を歩いていると、こんな可愛い椅子が置いてあるレストランがありました。

レストラン・ドン・ジュリウスというのかな。。

椅子もすっごく可愛いけど、この男の子がめちゃめちゃ可愛いですよね~。

   

レストランのおじさんの看板もユニーク。
思わず中に入ってしまいそうです。。 

お店の中にも、可愛い椅子が見えていますよ。

 

クルテル君

 チェコの国民的キャラクター、もぐらのクルテル君。

 

このツァーで、添乗員さんが、旗の代わりに棒の先に付けて
持っていたのも、このクルテル君でした。

私もクルテル君を一人、日本に連れて帰ってきましたよ。

トルドロー

旅サラダでも紹介していた焼き立てパン、トルドローを買いに来ました。

丸い棒の周りにパン生地を捲いて焼きあげています。 

 

たまたま会った、添乗員さんにも分けてあげて3人でペロリ。

焼き立てあつあつふわふわで美味しかった~。

夜食にもう少し買っておいたらよかったな~。。

買い物

チェスキクルムロフの街は、そんなに大きな街ではありませんが、
可愛いお店が多すぎて、一つ一つ入っていたら、

とても時間が足りません。

スワロフスキーのガラスのお店。

素敵なグラスや小物がいっぱいです。

 ホウロウのコップもとっても可愛い~。  

ホテルでの夕食時間までの間の自由時間なので、

時計を見ながらの買い物でしたが、小物やスカーフなんかもちょっと買って。。

夕食時間前に、なんとかホテルへ滑り込みました。

さて、これからホテルルゼで、夕食の始まりです。

 

 (中欧の旅21 チェコ・チェスキークルムロフ夕食・夜景続きます。)

 


 

 

中欧の旅1出発~ハンガリー・ブダペストの夜景 2 ハンガリー・ブダベストゲッレールトの丘・中央市場
3 ハンガリー・ブダベストマーチャーシュ教会   4 ハンガリー・ブダペスト、漁夫の砦、英雄広場
5 ハンガリー・ブダペスト「バゴイヴァール」・ケーブルカー  6 ハンガリーエステルゴム
7 スロバキア・プラチスラバ 8 スロバキア・プラスチラバ古城 9 オーストリア・ウィーンシェーンブルン宮殿 
10 オーストリア・ウィーンシュテファン寺院・ザッハー 
11 オーストリア・ウィーン、アウグスティナー教会・ホーフブルク王宮  
12 オーストリア・ベルベデーレ宮殿・フリータイム
 13 オーストリア・ウィーン夕食と音楽会
14 オーストリア・バルツカンマグート湖水地方・ハルシュタット   15 オーストリア・ハルシュタット 
16 オーストリア・ザルツブルグサウンドオブミュージックの世界 17 オーストリア・ザルツブルグ観光
18 オーストリア・ザルツブルグフリータイムと夜景  19 チェコ・チェスキークルムロフ
20 チェコ・チェススキークルムロフ城    21 チェコ・チェスキークルムロフ夕食・夜景
22 チェコ・プラハ、プラハ城・黄金の小道 23 チェコ・プラハ プラハ城展望台・市民会館・旧市街広場
24 チェコ・プラハ・カレル橋・時計台・市場  25 チェコ・プラハ ミーシャ美術館・ピヴニッツェ・ライトアップ
26 帰国・お土産・出会った人々

 

 


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2 コメント

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チェスキー… (ひらりん)
2013-10-12 19:45:30
昨年12月に訪れたときは散策時間がたった2時間で、その間に各自でランチもしなくちゃいけなくて、結局、お城には登り損ねました。ランチなんかせずにお城登ればよかったと後悔しきり。
レストランではユーロが使えましたが、駐車場の有料トイレはチェコ硬貨が要るので、両替機で替えたものの、結局余ってしまい…
おまけにツアー客が1人が集合時間2時間半待ってもバスに戻らず、積み残しでウイーンへ。
こんなにバス中で待たされるならお城登れたのに…
彼女はバス列車を乗り継いでウイーンで合流しましたが、ひとりでそんなことできる人が、チェスキークロムロフの駐車場がわからなくなったというのが不思議で…
ということで変に印象深い町です。(笑)
お城からの眺めはたんぽぽさんの写真と記事で見られてよかったです。
でも、やっぱり再訪したいですが。
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ひらりんさんへ (たんぽぽ)
2013-10-20 12:12:13
ひらりんさんの、おばあさんが行くえ不明になって
2時間半も待たされた記事覚えています。
そんな事があるのか。。ってびっくりして読んでいましたもん。

10分や15分の遅れだって、すっごくみんなに迷惑かけるのに、
2時間半もなんて。。たいへんでしたよね。
でも、とりあえずは待つしかないですもんね。

でも、それがチェスキークルムロフだということは、私忘れていました。

あの街は、路地に入っていったら、結構迷路的な感じがあって、
それで迷子になられたのかもしれませんが、
そんなに広くないから、戻ってこれそうなのにね。

それにしても、おばあさん、一人でバスと電車で合流なんて、すごいです。

チェスキークルムロフ、ひらりんさんにとってちょっと苦い思い出の街でしょうが、
今度行かれる時は泊まってみてくださいね。
きっと素敵な思い出の街に変わると思います。
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