京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤ後の生活を綴っていきます。
日本ぶらり旅や、京都のおいしいお店、海外旅行にも行けたらいいけど。。

スペイン旅行2 マドリッド・プラド美術館

2011-09-27 09:06:00 | 海外旅行2011 7月スペイン

    スペイン旅行日程は        こちら
    スペイン旅行の始まりは     こちら

スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径  
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
9 グラナダ・フラメンコショー  10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

7月3日(日)

マドリッド市内

ホテルにお迎えのバスがやってきました。

今回のツァーのメンバーは23名。
ここのところ、アジア方面を、二人だけで周ってきていたので
今回は大所帯です。

中高年カップルが4組(私達も含めて)に、女性グループが2組
新婚さんらしきカップルが5組と女性一人旅の方です。

まだこの段階では、あまりお話もしていませんが、
皆さん、これからのスペイン旅行にわくわくでしょうね。

プラド美術館

ホテルからプラド美術館はすぐ、あっというまに到着です。

プラド美術館には、17000点を超える収蔵品があり、その内絵画は約7600点
特に、スペイン絵画が多く、スペインがが生み出した三大巨匠
ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコの作品なども多く展示されているそうです。

色々な国の人々が、プラド美術館を訪れています。 

 さ、私達もいよいよプラド美術館へ。ゴヤ門前の広場です。

向こうに見えるのは、ヘロニモス教会。

プラド美術館には、3つの入口があるのですが、私達は、
ヘロニモス教会そばの、ヘロニモス口からプラド美術館へ入りました。

空港並みの荷物チェックがあり、水の持ち込みも禁止、
ヨーロッパでは珍しく、館内の撮影も禁止されています。

だから残念ながら写真はありません。

もう少し詳しくお知りになりたい方はこちらをどうぞ。   プラド美術館

プラド美術館で最も有名な作品は、ベラスケスの「ラス・メニーナス(女官たち)」。

マルゲリータ王女を中心にした家族の肖像画で、
ベラスケス自身も描かれているところが面白い。

後にピカソが、この絵画を真似して、ピカソ版ラス・メニーナスを
何枚も描いた事でも有名な作品です。

こちらは、ゴヤの「裸のマハ」と「着衣のマハ」。
同じ女性を同じポーズで、裸のものと着衣したものの2つの作品を描いたもの。

当時としては、この裸のマハはあまりにもセンセーションナルで、
裁判沙汰にもなったそうですよ。

1時間ほどガイドさんの案内を受け、その後40分ほどフリータイム。

もう一度作品を見にいったり、買い物をしたり、トイレに行ったりしていたら
あっという間にもう終わりです。。


ヘロニモス教会

プラド美術館のすぐ裏手にあるヘロニモス教会。


素敵な教会なので、皆この前でも記念写真です。

市内観光

プラド美術館を出発したバスは、マドリッド市内を走ります。

お。。ナイキのお店だ。。
スポーツ用品店なのに、なんだか歴史を感じるお店です。

こちらの素晴らしい建物は、 シベーレス広場の中央郵便局です。

え。。これが郵便局
何かの文化財か、高級ホテルかと思った。。

シベーレスの噴水、アルカラ門、陸軍省などを見ながらバス観光。

マドリードの銀座通り、グランビア通りを走って、スペイン広場へ向かいました。

スペイン広場

スペインには、各地にスペイン広場がありますが、
世界的に一番有名なスペイン広場は、イタリアのローマに
あるんですよね~。

スペインの人にしてみれば、微妙な感じなのでは。。
なんて、いらん心配をしてみたり。。

こちらは、マドリッドのスペイン広場です。

 

 ドンキホーテとサンチョ・パンサの像で有名です。

ドンキホーテって、かっこいいんですね~。

さて、次はマドリード王宮へ向かいます。


マドリード王宮

マドリードの王宮北側にあるサバティーニ庭園。
サバティーニはカルロス3世のころ活躍した建築家の名前だそう。

 このサバティーニ庭園には、彼の作品がいくつも残っていました。

マドリードの王宮は、カルロス3世からアルフォンソ13世の時代まで
スペインの国王が住いとしてきたところです。

フランスのヴェルサイユ宮殿にだって負けていませんとガイドさん。
たしかに。。本当に美しい宮殿です。

でも、今はこの王宮に、王族の方の誰も住んでいなくて、
国賓の方が来られた時だけ使われるそうですよ。  
ふ~~ん、これも時の流れなんだろうな~。。

 王宮前にあるオリエンテ広場。フェリペ4世の騎馬銅像があります。

このお庭の感じも、ちょっとヴェルサイユ宮殿を意識した感じかな~。

 

実は、私はピカソの”最高傑作”ともいわれているゲルニカが見たかったのですが、
それは、ソフィア王妃芸術センターに展示されているのです。
前はプラド美術館にあったのにね。。

ツアーで動いているので、一人だけ勝手な行動を取ることができず、
今回、ゲルニカは見ることができませんでした。
それが、心残りといえば心残りです。。

以前、徳島の大塚美術館で、陶板のゲルニカを見た時に、
いつか本物が見たい。。と思っていたのに。。   徳島大塚美術館

でも、ま、これは次の時のお楽しみということで。
お楽しみは、いくつか残しておいた方が楽しいですよね。

なんて。。次がいつやってくるかは、わかりませんけど。。

 

さて、気を取り直して、次はスペイン名物パエリャです。

そろそろお腹も空いてきましたよ~。

 

スペイン旅行3 スペイン名物パエリャに続きます。)

 

7.30

コメント (4)

スペイン旅行3 マドリッド・スペイン名物パエリャ

2011-09-24 08:21:00 | 海外旅行2011 7月スペイン

今日から、8月ですね~。
スペインへ行ったのが7月始めだったので、もう一月前の事に
なってしまいました。。でも、旅の記録はまだ、マドリッド。。

今、次男高校野球部卒業後、10周年記念アルバムを作るのに、
結構ばたばたしています。

昨日の日曜日も、皆が集まって友人宅で写真に貼るシール切り。
本当は、写真にシールを貼るところまでやりたかったのですが、
とても出来なくて。。シール貼りは、それぞれの宿題になりました。

次の日曜には、皆に我が家に集まって貰って
アルバムを仕上げたいと思っています。

仕上げの為の用意もしないといけないし、
それに、お掃除も。。日頃が日頃だけに、これが、大変かな~。

    

    スペイン旅行日程は      こちら
    スペイン旅行の始まりは     こちら

スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径  
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
9 グラナダ・フラメンコショー  10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

 

花咲く緑の公園

マドリッド王宮から、レストランまでは歩いて行きます。

スペインでは、都心に住む人は、どんなお金持ちでもマンションか
アパートに住んでいて、庭付きの一軒家に住むという事はないそうで、

その分市内にはたくさんの美しい緑の公園があるのだそうです。

本当に、街には美しく花の咲いた緑の公園がいっぱい、
マドリッド、本当に綺麗な素敵な町です。 

 

 免税店

レストランにと思っていたら。。
その前に、免税店にちょっと寄っていくそうです。

お店の名前はLepanto。

皮の鞄や、靴、雑貨用品、チョコレートなどのお土産品がずらっと。

こんなに可愛いリップバームもあります。
ピーチや、キゥイーなどの香りがついているんですよ~。

思わず自分用に1個。そうそう。。お嫁さん達にも 買ってあげよう~っと。

 靴好きの主人が、お店の女性店員さんにつかまってしまいました。

柔らかい皮だし、お安いですよ~と、主人のサイズの靴を
色々と出してくれています。

結局、主人は、今年のニューモデルと言って薦められた靴を買い、

私も、ついでにいつの間にか、この秋冬用にブーツを買ってしまいました。
ちょうど、黒いブーツが古くなっていたしね。
 

レストランへ

お店を出て、今度こそレストランへです。

途中、すれ違った女の子。可愛い~。
お母さん役をしているのね。

 街の看板も、スペインらしく、明るくて楽しいです。


 どこを見ても素敵で、どこを切り取っても絵になる感じ。

 レストラン パエジャ・レアル

さて、いよいよレストランへやってきました。

 名前は、レストラン・パエジャ・レアル。

 このツアー初めてのランチタイムです。
パンとサラダが出てきましたよ。なんだか美味しそう~。

たまたまご一緒になったのは、神戸から来られた素敵なご夫婦です。

私達は、スペインのビールで、ご夫婦は白ワインで乾杯~。
はじめまして、よろしく。
そして、楽しい旅になりますように。 

 今日のメニューは、もちろんパエリャです。

イカスミのパエリャと、シーフードのパエリャ、
もう一つは、手羽もとのパエリャです。

3種類を、お皿に盛って下さいます。

結構な量だけど、しっかりみんな食べてしまいました。

炊き込みかげんがちょうどよくて、味もよくしみていて
とても美味しかったです~。

デザートは、3色アイスクリーム。 

楽しみにしていた、スペイン名物パエリャも食べれて、
嬉しいランチでした。

 

トレドへ マドリード市内観光バス

さあ、これから、トレドへ向かってバスが出発です。


マドリード市運営の2階建て観光バスが通っていました。

赤くて可愛いバスです。

このバスは、「マドリードの歴史」と「マドリードの近代」という
2つの観光ルートに沿って、毎日運行されているそうです。

ツアーでなかったら、こんなバスにも乗ってみたいな~なんて思いつつ
眺めていました。

ただし、夏場の2階席はすっごく暑そうでしたけどね。

 

      (スペイン旅行4 トレドへ続きます。)

8.1

 

コメント (2)

スペイン旅行4 トレド

2011-09-21 10:13:00 | 海外旅行2011 7月スペイン

        スペイン旅行日程は        こちら
     スペイン旅行の始まりは     こちら

スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径  
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
9 グラナダ・フラメンコショー  10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

 

7月3日(日)

トレド

マドリードから南へ約70キロ、世界遺産の町トレドへやってきました。

トレドは、イスラム教とキリスト教ユダヤ教が融合して創り上げた
独自の文化を持つ町。

トレドを見ずして、スペインを語ることなかれとまで言われる町なのですよ。


 まずは、トレドの町中が見渡せる、タホ川対岸の高台へバスは向かいました。
バスが停まった展望台からの風景。

思わず、うわ~と、皆の歓声が上がります。
なんという素晴らしい景色。

ちょっと時差ぼけのあった頭が、一気にすっきりする感じでした。

スペインの首都はマドリッドですが、スペインの最盛期、イザベラ女王時代の首都は、
トレドだったとか。。 古い歴史を持つ重要な都市だったんですね。

タホ川にかかる水道橋を通って、いよいよトレドの町へ。


三方をタホ川に囲まれた地形を生かし、難攻不落の城塞都市と言われたトレドの町は、
かなりの高台にあるのですが、観光バスはそこまで入っていけません。

で。。どうするかといえば、ほら、この通り。。。

この写真は、ほんの一部分だけのものですが、
なんと、トレドの町まで、長い長いエスカレーターが続いているのです。

歴史的な世界遺産の古城にエスカレーター。。
なんか、不釣り合い。。と思いきや、

外観的には、屋根のお陰でうまく古い城壁の壁に隠れてしまっていて
なんの違和感もないのです。。これって、すごい。

さて、エスカレーターを降りると、もう、トレドの町です。
らくちんやね~。 

 石造りのカフェバー、

民家のベランダ、

狭い石畳が入り組んで、まるで迷路のような路地

家の玄関に佇むおじさん。。

 

と、日常の生活が息づいている中、私達観光客は歩いて行きます。

 こちらは、レストランのメニューが書いてあるのかな~。

トレドの観光の目玉は、こんな町並みと、カテドラルとサント・トメ教会です。


サント・トメ教会

 エル・グレコの代表作「オルガス伯の埋葬」がある、サントトメ教会。
この一枚の絵を見る為だけに、人がいっぱい並んでいます。

ちなみに「オルガス伯の埋葬」は、この絵です。

グレコの最高傑作だそうですよ。


サントトメ教会のすぐそばには、こんなカフェテリアも。


カテドラル

路地の石畳の向こうから、バイクがやってきます。
ひょっとして、あの向こうに見えるのは。。。

 そうです

これが、トレドで一番有名なカテドラル。

カテドラルとは、フランス語で大聖堂の事、
このカテドラルは、1226年に建設が始まり1439年に完成。
なんと、200年以上の月日をかけて出来上がったものなんです。

真っ青な空を背景に佇む白いカテドラル。
あまりの美しさに、みんな写真を撮ることもしばし忘れて、
じっと見上げてしまいました。 

 

我に返って、その後は、もちろんそれぞれが記念写真を。。
そろそろ仲良くなってきたツァーのお仲間同士、写真の撮りあいっこです。


主人は、地元の本売りの人から、トレドの本を買っていました。

 

この後、カテドラルの中へ入ったのですが、中の写真はNG。

1個貰って帰れたら、1生楽して暮らせそうな位大きなダイヤ
ルビーやサファイヤなどの宝石が散りばめられた装飾品の数々など。。

かつての、トレドの栄華を示す装飾品に、もう、目もくらむばかりでした。。


お店

でも、こんな雑貨屋さんで見つけた小物の方が、
私は、身の丈に合っていて可愛いい~かな。

しかし。。。ツァーなので立ち寄れないのが残念です。

 

こちらは、トイレ休憩のお店。象嵌(ぞうがん)細工のお店です。

銅板に金や銀の糸で細工を施す技術は、イスラム教徒から伝えられた
物だそうで、トレドの名物だそうですよ。

 

さてさて、トレド観光も終わり、
またまた、長いエスカレーターを、今度は降りていきます。

そして、城塞の外へ戻ってきました。


「16世紀で歩みを止めた街」と呼ばれているトレド、
数々の民族が通り過ぎ、自分 たちの痕跡を残していった町トレド、

その長い歴史をゆっくり見るには、余りにも短い時間でしたが、
その歴史に一瞬でも出会えて、幸せでした。、
 

 さよなら、トレド。。

これからは、またマドリッドへ戻って、次は闘牛の観戦です。

 

    (スペイン旅行5 闘牛観戦へ続きます。)

 8.4

 

  

コメント (4)

スペイン旅行5 闘牛観戦

2011-09-19 00:26:30 | 海外旅行2011 7月スペイン

       スペイン旅行日程は        こちら
      スペイン旅行の始まりは     こちら

スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径  
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
9 グラナダ・フラメンコショー  10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

 

レストランDUDUA

トレドからマドリッドへ戻ってきました。

時刻は7時過ぎ、まずは、夕御飯です。


スペインの人の夕食時刻は午後9時や、10時が当たり前だそうです。
日本人の様な早い時刻に夕食は摂らないそうですよ。

夕食が遅くなって、睡眠時間が少ない分、シエスタといって
スペインにはお昼寝タイムがあるそうです。
その時は、なんと、色々な店も閉まってしまうそうなんです。

 

温かい雰囲気の、アットホームなお店レストランDUDUAです。


本日の夕御飯は、人参やカリフラワー大きないんげん?とお豆さんのお料理。

あっさりとした味付けでヘルシー。でも、たっぷりな量過ぎて。。

仔豚のソティーと、フライドポテト。

そういえば、マドリッドの有名な料理に仔豚の丸焼きがあったな~
なんて思いつつも、疲れた体に、お肉はきつく。。
フライドポテトだけ頂きました。

甘いラズベリーソースのかかったケーキがすっごく美味しかったです。

食後は、いよいよ本日最後のイベント、闘牛観戦です。


ラス・ベンタス闘牛場

闘牛は、スペイン国民全員が愛し、誇りにする歴史的競技だと思っていましたが、

人と牛が命をかけて戦う闘牛の大ファンの人と、
残酷だからと廃止を訴える人と、スペインでも二つに意見が分かれるようです。

ここマドリッドでは、3月から10月までの日曜日にだけ闘牛が行われます。

たまたま日曜マドリッド泊だった私達のツァーには、闘牛観戦がついていましたが、
あまり闘牛観戦の付いたツァーは少ないよう。7分の1の確率ですもんね。
闘牛が見れて、ラッキーかな。

2万5千人収容可能なベンタス闘牛場。
午後8時ごろというのに、まだお昼間の感じです。

 「記念にTシャツはいかが~」と、スペイン語で言っていると思うお姉さん。

 1ユーロー払ってお座布団を借り、いざ、闘牛場の中へ。

入場行進(パセイージョ)

トランペットの音と共に始まる闘牛士や馬などの入場行進。

 一見、華やかなお祭りの様な気分になりますが、
これから始まるのは、人と牛とが命を懸けた神聖な戦いです。

 闘牛の始まり

実は私、闘牛は1頭の牛と一人の闘牛士が1対1で、
初めから最後まで戦うものだと思っていましたが、

そうではなく、1頭の牡牛に対して、ノビリェーロ、ピカドール、
パンデリリェーロ、マタドール
と呼ばれる4つの役目を持った4者1チームで、
牡牛と対決するものでした。

私達は、今から4頭の牡牛と闘牛士達の戦いを見ることになります。

まず最初の牡牛は、502㎏。
普通、闘牛の牛の重さは500㎏前後、4~5歳の元気のいい牡牛が選ばれます。

1・カポーテの場

元気な牡牛が扉の向こうから飛び出してきました。

数名の見習い闘牛士のノビリェーロが、カポーテと呼ばれるマント(この時は
表がピンク、裏が黄色です。)を揺らして、牛を挑発し、
牛を走らせ、体力を使わせ、疲れさせていきます。

 
                    闘牛士の見習いさん

 2・槍の場(テルシオ・デ・カバジョ)

次に出てくるのは、ピカドール長い槍を持っています。


そして、ピカドールは、その長い槍で、なんと、牛の首の後ろを突くのです。
え~~っと、私達の目の前で行われる光景に、悲鳴の声が。。
 


でも、中にはとっても強い牡牛がいて、槍で刺されながらも、
馬を角で突いて、突いて、馬をひっくり返してしまうことも。。

これは、確か3頭目の牡牛の時でした。

え。。馬。。死んだの。。って心配しましたが、
この後、立ち上がって、なんとか無事そう、ほっとしました。

馬もしっかりと鎧をつけているし、怖がらないように目隠しも
されているんですよ。


3・銛(もり)の場(テルシオ・デ・バンデリージャ)

ピカドールの次は、飾りの付いた銛(バンデリージャ)を持った
パンデリリェーロの登場です。

パンデリリェーロは、2本の銛を牛の背中に打ち込みます。

銛を打ち込まれた牡牛。

こんな風にして元気だった牡牛は、だんだんと体力を奪われていきます。

背中に銛をつけたまま、血を流し続ける牡牛。。可哀想。。

闘牛を残酷だと、反対する人の気持ちも分かるような気がします。


4・ムレタの場(テルシオ・デ・ムレタ)

そして、いよいよ闘牛のハイライト。
マタドールと呼ばれる花形闘牛士の登場です。

観客からの声援が最も大きくなる場です。
マタドールは牛の死角である真正面に立ち、
ひらひらと、ムレータを揺らします。

このムレーターの色が

牛は色盲なので、赤色に反応してではなく(実際ピンクでもOK)、
ヒラヒラ揺れるものに反応して突進してくるのだそうです。


私達がこの日見た、、4頭の牡牛との戦い中、

初めの1頭、この段階でへたって座り込んでしまい戦う意欲をなくしてしまいました。
これは、ガイドさん曰く、最初のカポーテの場で走らせ過ぎたためだそうです。



ノビリーリョ(見習いさん)出てきて、ムレーターで牛を挑発しても、
牡牛は立ちあがろうとしません。。

2頭目も、最後の最後に座り込んでしまいました。

3頭目の牡牛は強くて、馬を倒し、マタドールとの戦いの時に、
マタドールのズボンを太ももから、角で裂いてしまいました。
マタドールに怪我はなかったようですが、皆びっくりでした。

4頭目も強くて、最後まで諦めず、マタドールを倒して、角でマタドールを突き、
なんと、頭に怪我をさせてしまいました。

私達は、もうびっくりで、もうやめて~と思いましたが、
ふらふらになったマタドールは、それでも戦う事をやめませんでした。

その勇気に、周りの観客からは大きな声援が上がっていましたが、
私は、一刻も早く、病院へ行ってほしかった。。


5・最後の一突き(エストカダ)

マタドールが剣を真剣に持ちかえ、牡牛にとどめをさすクライマックスです。
剣が一突きで牡牛の心臓にまで達し、美しく絶命させることが素晴らしいとされています。

1頭目と2頭目の牡牛は、牛が座り込んだままの状態で
マタドールが、牡牛の頭の下辺りを一突き、牛は絶命しました。

3頭目の牡牛とマタドールとの戦い、
マタドールは、右足のズボンが裂かれたまま、最後の一突きを狙ってます。

 

このあと、見事に牡牛を倒したマダドールに、称賛の拍手が送られていました。

4頭目のマタドールは、自分が頭をやられているので、足もともふらふら。。
それでも、果敢に牡牛への最後の一突きをねらい、競技場を去りません。

そして、最後の最後に、弱って少しへたり込んだ牛に一突き、牛を絶命させました。
そのあと、このマタドールは救急車で病院へ運ばれたようです。。

でも、新聞のニュースに出ていなかったので、大丈夫だったみたいよ。。と
ガイドさんは、次の日の朝、言っていました。 よかった~。

 闘牛の事を、観光客相手のショータイムのように思っていた私は
その大きな間違いを知らされました。

闘牛は、牡牛と闘牛士が、本当に命を懸け、勇敢に戦い抜く
真剣な勝負だったのです。

 

闘牛では、最後の一突きで、立ち向かう牡牛に見事にとどめをさせたら、
観客みんなが、そのマタドールを称賛して白いハンカチを振り、

マタドールは、牡牛の耳をもらえることがあるそうです。
耳を貰う事は、闘牛士にとって、大きな名誉であり、最高のご褒美だそうです。

牡牛の耳か。。。これもなんだか、面白い習慣ですよね。

 

牛の退場  

闘牛場で絶命した牡牛は、馬に引きずられて闘牛場を後にします。

 

この牛は、その後、解体されて、闘牛場周りのお店でお肉として売られたり
お店で食べられるとか。。

これから闘牛は。。? 

実際に闘牛を目の前で見て。。

牡牛と闘牛士がそれぞれ、命を懸けて勝負している迫力はすごくて、 
思わず見入ってしまう場面もありました。

主人は、目の前で闘うその迫力にすごく感動したみたいです。

でも、初め元気だった牡牛がだんだん弱められ、最後に死んでいくのを見るのは
なんだか辛い。。という気持ちもありました。

スペインで闘牛に対して意見が二分されるのも、わかるような気がしました。

 こちらは、マドリッドで買った闘牛の絵葉書。

スペインの伝統的な闘牛がなくなってしまうのは寂いしいし。。
でも、動物愛護団体の方たちの活動はこれからも増していくだろうし。。

ほんと、これから闘牛がどうなっていくのか気になります。

 

さて、これで、マドリッドの夜も終わり、明日はスペイン新幹線
コルドバへ向かいます。

 

 (スペイン旅行6 スンペイン新幹線AVEでコルドバへ続きます。)

8.9

コメント (6)

スペイン旅行6 スンペイン新幹線AVEでコルドバへ

2011-09-17 09:22:00 | 海外旅行2011 7月スペイン

京都大文字の送り火の時に、新たに燃やすことになった陸前高田市の松が
京都に届いたそうです。

大文字の日には、5山(大文字・妙法・鳥居・船形・左大文字)揃って
被災地で犠牲に遭われた方々への弔いの気持ちを込め
この薪を燃やすことになったそう。

立派に送り火をされるのを期待していますと、陸前高田市の人達からの
優しい励ましの言葉もあったそうで、その嬉しい言葉に胸が詰まる思いです。

また、先日陸前高田市で、迎え火として燃やされてしまった338本の薪に書かれていた
名前やメッセージは、保存会の人達がすべて写真撮影していて、

それを、大文字の日に燃やす護摩木(ごまぎ)に書き写す作業が、
保存会で始まっているそうです。一つ一つ、墨と筆で書き写される護摩木は
1000本にもなり、16日までかかるとか。。

保存会と京都市との意思疎通が、このような経緯を生んでしまったのですが、
それぞれ皆が、被災地で犠牲になられた方々の冥福を祈りたいという思いは
同じだったんや。。と、ちょっとほっとした思いです。

16日は、うちも長男家族や、弟家族が来る予定なので、いっしょに
被災地の方々の冥福を祈りたいと思っています。


 

8月12日朝刊で、新たに陸前高田市から送られた薪から放射能セシウムが
検出され、再び、取りよせた500本の被災マツの送り火が
断念されることになったと知りました。 

せっかく、新たに送って頂いたのに。。。本当に、本当に残念です。

最初の薪を燃やすことにしていたら、何の問題もなかったのに。。と
とっても悔やまれます。

でも、1000本のメッセージを書いた護摩木は、燃やされるだろうし。。
本当に残念だし、悔しいけど、

16日の送り火の日は、心こめて見つめ、心こめて祈りたいと思います。

 

 

さて、スペイン旅行記は、7月4日、マドリッドからコルドバへとなります。


7月4日(月) 

       スペイン旅行日程は        こちら
        スペイン旅行の始まりは     こちら

スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径  
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
9 グラナダ・フラメンコショー  10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

 

今日は、スペイン新幹線AVEに乗って、アンダルシア地方のコルドバへ
向かいます。

朝、8時20分、マドリッドのアトーチャ駅へやってきました。

 アトーチャ駅は、中に熱帯植物園があることで有名な駅。

駅の中に植物園なんて、なんだか、すごいな~。
とても都会の駅とは思えない、南国風な感じ、エキゾチックでいい雰囲気です~。

 
駅内のお店

新幹線に乗るまでの間、駅のお店で買い物。

こんな時間しか、なかなか勝手にお買い物はできないので
色々と思い出グッズを探しています。


マドリッドの思い出グッズ

帰ってきてこの写真を見てから、マドリッドの写真立てを買うのを
わすれた~。。と気づきました。目の前にあったのに。。

お洒落な小物雑貨のお店。

ちょうどバーゲンのシーズンで50パーセントオフや、
物によっては70パーセントオフなんてのもありました。

そこで見つけた、ちょっと大きめのざっくりした鞄。

うわ~、可愛い~と買ってしまいました。
50パーセントオフで、日本円で3500円くらい。 

そのまま使う事にしたら、同じツァーの女の子に、

あれ。。その鞄、どこかで見たことが。。
って。

実は、今、あのお店で。。
 
やっぱり。。私達もあのお店みてたんですよ~。

そんな話で盛り上がっていたら、いよいよ新幹線の
出発時刻が近づいてきました。

 

スペイン新幹線AVE

新幹線に乗る前には、空港のような手荷物チェックや
セキュリティチェックがあります。

鉄道で、こんなチェックがあるなんて。。
へ~って思いつつ、順番に並んでチェックを。


スペインの国鉄はrenfe(レンフェ)と呼ばれていて、
新幹線AVE(アヴェ)は、1992年のセビージャ万博に合わせて開通したそう。
:Alta(アルタ・早い)V: Velocidad (ベロシダ・スピード)
E:Espanola(エスパニョーラ・スペインの)の頭文字を取って
名付けられたそうですよ。

AVEの席は、添乗員さんの持っている切符を
トランプのばば抜きのような感じで、皆が順番に抜き取って決めます。

なぜって、このスペイン新幹線AVEは、すべての席が進行方向に
向いている訳ではないんです。

背中方向に走る席もあって、不公平が出ないように
自分たちで切符を選んでいくんですよね。


以前、フランス新幹線TGVに乗った時、背中向きに走る席になってしまい、
酔いはしなかったけど、なんだか変な感じだったので、
進行方向向きの席がいいな~とおもっていました。

      ローザンヌからパリ フランス新幹線TGV

ちゃんとひいてよ~という、私の視線を受けつつ、
主人が引いた席は、ばっちり進行方向向きの席。よかったです。
 

新幹線は、出発のアナウンスも、発車のベルもなく、静かに動き出し
気づいたら、あれ。。もう走り始めている。。という感じでした。

車窓

イヤホンを貸してもらい、音楽を聴きながら車窓を見ています。

ドンキホーテの舞台となったラマンチャ地方にさしかかると、
赤茶けた緩やかな大地が続き、

オリーブ畑がどこまでもどこまでも広がっていました。

 

 そして、1時間40分ほどで、コルドバへ到着です。

この距離を、マドリッドからコルドバまでバスで行ったら6時間近くかかるとか。
でも、途中、ドンキホーテの舞台であるラマンチャ地方で下車をして
ラマンチャの水車風景がみられるので、

旅行前、バスか新幹線かどちらにしよう。。と悩むところでした。

結局、主人のスペイン新幹線に乗ってみたいという一言で、
新幹線を選んだのですが、体は絶対にこちらの方が楽なようです。

あっという間のコルドバ到着でしたもんね。
ただ、ラマンチャの水車も、ちょっと見たかったような。。

 

コルドバ

さて、新幹線を降りてからは、バスでコルドバへ向かいます。
これからのバスは、席の広いゆったりタイプのバス。
思い思いの席で、みんなゆっくりできそうですよ。


コルドバはローマ時代以前から開かれていた町だそうで、
8世紀中頃には、後ウマイヤ朝の首都であったとか。。

ローマ時代の橋をまねて造られたというローマ橋を通って、コルドバへ向かいます。

こちらも、とっても素敵な景色。 真っ青な空がすごいでしょう。

 
イスラム文化の中心地として栄えたかつての都、コルドバ。。どんな町なんでしょうね。。

 

ローマ橋を渡り、ローマの凱旋門をくぐったら、すぐそばにラファエルの像が。

病気やケガを癒し、巡礼者など旅人の庇護者である天使ラファエルは、
コルドバの街を病気から救ってくれたそうです。

 そして、ここでも、可愛い雑貨屋さん、発見~。

ついつい覗きこんでしまいたくなる私ですが、ツァーの皆は、ガイドさんについて
どんどん歩いていくし。。

写真だけを撮ってその後、小走りに皆を追いかける私。。なのでした。

もっと、ゆっくりお店もみてみたいよ。。

コルドバレストラン

コルドバ観光の前に、まずはお昼ごはんです。

 テラス席もあって、お洒落な感じのレストラン。

サラダに、パンに、本日のメインはシーフード。やった~。

お昼からですが。。
スペインのワイン、フルーツの入ったサングリアもちょっと。

イカのリングフライにきのこのソティー、ジャガイモのコロッケ
どれも美味しかったです。

デザートはチョコレートのアイスクリーム。

お腹もいっぱいになって、失礼して、トイレタイムです。

このレストランのトイレに行ったら、あれあれ。。ドアに男女のマークがありません。

え。。。どっちが女性用、とドアに貼られている絵をよ~く見たら。。

どちらが女性用か、誰だってわかりますよね。

  

 ユニークなトイレの絵で、面白い~。

 

さぁ、これからコルドバの観光が始まりますよ~。

 (スペイン旅行7 コルドバ・メスキータ・花の小径へ続きます。)

 8.12

 

 

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スペイン旅行7 コルドバ・メスキータ・花の小径

2011-09-15 00:50:00 | 海外旅行2011 7月スペイン

10日以上のご無沙汰になってしまいました。

8月13日には、次男高校時代野球部メンバーとその親達、
総勢40名で、10年目の集いを開き、

14日は、貰った券があったので、南座へ藤山直美さんと前川清さんの
「恋のきつねうどん」と「二人のオンステージ」を見に行きました。

15日からは長男夫婦が帰省していて、16日は、長男夫婦や弟一家もいっしょに
大文字の送り火を見ながら、亡くなった方たちの魂を送りました。

8月16日、午後8時、京都五山の送り火関係者が、
被災地で犠牲となった方々の鎮魂と冥福を祈り、一斉に黙とう。

その後、五山に、順番に火が灯りました。

今まで、送り火を、一つの京都のイベントのようなものと思っている所がありましたが
今年の送り火は、お盆この世に帰ってきていた死者の魂をあの世に送る
大切な、大切な儀式だという思いで、しっかりと祈りました。

被災地で犠牲になられた方も、1000本の護摩木に書かれた家族の声や願いとともに
きっと安らかにあの世に帰られたんだろうな~と思っています。

18日、東京へ帰る長男夫婦を、京都駅まで車で送り、
家族の穏やかで幸せな日々を祈って、私の忙しかったお盆も終わりました。

20、21日は、主人、母と3人でお疲れ様の1泊温泉旅行。
吉永小百合の「夢千代日記」で有名な湯村温泉に行って、
ちょこっと骨休めしてきました。


さて、スペイン旅行の続きは、コルドバ観光からです。


         スペイン旅行日程は        こちら
         スペイン旅行の始まりは     こちら

スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径  
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
9 グラナダ・フラメンコショー  10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

 

7月4日 コルドバ

お腹もいっぱいになって、さて、いよいよコルドバの観光です。
コルドバは、スペインのアンダルシア地方を代表する都市の一つ。


メスキータ・外壁

まずは、メスキータ(一般的にはイスラム教寺院の事ですが、
コルドバの聖マリア大聖堂を指す事が多いそう)の観光から始まります。

左側にメスキータの外壁が見えています。
外壁は、外からの敵の侵入を防ぐよう高い外壁になってます。

外壁の一部、パラシオ門には、細かいエキゾチックな細工が
施されていて、門を見るだけでも綺麗~。 

と。。。またまた、雑貨屋さんに目がいってしまう私。 
おっとっと。。早く行かないと、置いていかれてしまうね。。

中へふらっと入っていきたい気持ちを抑えつつ、
皆を追いかけました。


メスキーター・オレンジのパティオ

いよいよ、メスキータの中に入っていきます。
中庭は、オレンジのパティオと呼ばれていて、
オレンジの木がいっぱい植えられています。

雲ひとつない青空の下、コルドバの街のシンボルと言われる鐘楼
アルミナル塔(ミナレット)がそびえています。

 

メスキータ・内部

コルドバメスキータは、イベリア半島に残っているイスラム建築として、
グラダナのアルハンブラ宮殿に並ぶ、有名な建物だそうです。

イスラム教とキリスト教の攻防が繰り返された長い歴史の中で、
この寺院の中には、イスラム教とキリスト教の二つの宗教が
同居する形で残っているとか。。

円柱の森

高い天井を支えているアーチは上下二段になっています。
。。。これが、とても珍しいらしい。。

 

赤いレンガと白の石灰岩を交互に配した馬蹄形アーチは
とても美しく、それを支える黒い大理石の円柱は854本もあって、

円柱の森といわれているそうです。とっても綺麗~ 


礼拝堂の天井

礼拝堂の天井は、イスラムのアラビアンチックな模様がとても繊細で、
あちこちから、ほ~~っと感嘆の声が上がっています。
 


礼拝堂の祭壇

そのイスラム教の模様の天井の下に、キリスト教の祭壇が
あります。

イスラム教では、偶像崇拝禁止なのでこういった物はないはずなのに、
ここでは、その両方が同居。なんとも不思議な空間です。

黄金の小塔

現地ガイドさんが一所懸命に説明してくれているのは
中央に置かれている黄金の小塔。

5月のお祭りの時、お神輿さんとして使われるそうです。

 

最初の予定通り5月にコルドバに来ていたら、
そのお祭りが見れたはずだったんだけどな~。。

花の小径

さて、次は、世界遺産にも指定されているユダヤ人街の
「花の小径」を訪れます。

細い石畳の道が、迷路のように続く街、ユダヤ人街。

家々の外壁に可愛いお花の鉢植えが並び、
町そのものがメルヘンチックで、とても可愛い~。  

 花の小径の向こうには、大聖堂の鐘楼が見えています。

中庭(パティオ)

 レストランの中庭、とっても素敵に飾り付けられていて、
こんなお店が、近くにあったら絶対ふらっと入ってしまいそう。。

 

 普通の家々の中庭も、とってもお洒落で素敵~。

可愛い洋服屋さんや、


牛の頭の壁かけが、なんともスペインらしい
こんな居酒屋さんの前を通り過ぎ、

ちょっと大きなお土産屋さんの前にやってきました。

さぁ、これからほんの少しですが、フリータイムです。

 

次は、コルドバでのフリータイムとその後起こった大事件。

 

スペイン旅行8 ひまわり畑で。。に続きます。)

 

8.23

   

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スペイン旅行8 コルドバ・ひまわり畑で。。

2011-09-13 00:13:30 | 海外旅行2011 7月スペイン

          ペイン旅行日程は        こちら
            スペイン旅行の始まりは     こちら

スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径  
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
9 グラナダ・フラメンコショー  10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

 

7月4日

コルドバフリータイム

コルドバでのフリータイムは20分ほど。
この黄色いポストの前が集合場所です。

今の日本のポストは赤くて四角。
スペインのポストは、黄色くて丸いんです。可愛いですよね。

主人と二人で、お店めぐりが始まりました。
時間があんまりないからね、いそがないと。
可愛いホテルの中のお店も覗いて。。

 

でも、ちょっと高級そうなので、冷やかしただけ。

メスキータの城壁の外側に沿って、色々なお店が並んでいます。

白い壁に、木の窓枠、ベランダのお花。
そんなお店がずらっと並んでいます。

可愛い家々も見たいし、お土産も買いたいし。。もう。。時間が足らないよ~。

買い物

陶器や、ガラスコップなどがずらりと並ぶこんなお店で、

何にしようかな~って、色々と迷って探します。
あれもこれも欲しいけど、スーツケースの重量制限もあるしな~。。

とりあえず、気にいったものを少し買い物。
素敵な笑顔のお姉さんが、グラシャス~とにっこり。

 こちらのお店で買った、コルドバ記念グッズ。 

 
こちらのおじさんのお店では、主人がコルドバの本を買いました。

 おじさんも、グラシャス~と大きな笑顔。

私達もグラシャス~、アディオスと言ってお別れ。

あっという間の20分間、さっきのポストの前に集合した私達は、

歴史を語る建物の重厚さと、花々が溢れる街の可愛いさの両方を満喫し、
コルドバの街を後にしました。



この3枚だけが。。。残った。


コルドバへの行きにも渡った、グアダルキビル川にかかったローマ橋
もう一度渡って、さいごにコルドバの街にお別れを。。

 

この橋を渡りきったところに、バスが待っていてくれました。
冷房の効いたバスに乗り込んで、ほっと、ほっと、涼しいです~。

しばらくすると、バスは ひまわり畑 を走り始めました。

場所によっては、まだ綺麗に咲いているところもありましたが、
あと、1週間早かったら、もっともっと元気に咲くひまわり畑を見れたのにな~。


 

暑さのせいで、ひまわり、ちょっとしおれ気味やな。。なんて、思いつつ

バスの中で、今まで撮った写真を見る為、再生してみたら。。。

・・・・・???

何回見ても、何回見ても、この上の3枚の写真しか見れなかったのです。
300枚以上あった写真が消え、再生画面にはローマ橋とバスとひまわり畑の
3枚の画像だけが何回も何回も繰り返されるだけ。。

つまり。。。

今までブログに載せていた写真も、この地点ではすべて見れなかったんですよ。。

・・・・・・


ショック。。

3枚以外の、今まで撮ったすべての写真が消えている。。

マドリッドは?トレドは?闘牛は??コルドバは??

うそ。。何が起こったのか、悪い夢を見ているのか。。そんなばかな。。と、

スライドショーにしてみたり、SDカードを入れ替えてみたり、色々しても
何も写らず、今までの写真はどこへ行ったの??と、すごいショック。。

あまりにもショックで。。。

隣の席で、ルンルン気分でひまわり畑のDVDを撮っている主人に、
その場でその事が言えませんでした。。 どうしよう。。。

お土産屋さんで

次に停まったお土産屋さんで、お土産を買おうとわくわく顔の主人。

明らかに態度のおかしい私を見て、

「どうしたん。。??」

「撮った写真が全部消えた。。。と、私はそこで打ち明けました。

主人もびっくりして、手に持っていたお土産を置いて、
色々とやってくれましたが、やっぱりだめ。。
消えてしまった画像は、どうやっても見れません。。

お陰で、このお店ではお土産もほとんど買えず。。
しまった。。お土産買ってから打ち明ければよかった。。と反省です。

 

でも。。カメラが故障したのか、SDカードが悪いのか。。
誰かのカメラを借りて、SDカードをチェックする事も考えましたが、

もし、そのせいでその人のカメラが故障したら。。
皆さん、新婚旅行や、記念旅行、大事な思い出の旅行なのにと考えると、
簡単にカメラを貸してもらえますかとも言えず。。

今日のホテルのパソコンでSDカードをチェックしようと思いつきました。


グラダナのホテル

バスは、アルハンブラ宮殿のあるグラダナに着きました。

夕飯までの休憩時間、ホテルのパソコンでSDカードを
チェックしようとしたのですが、パソコンが古かったのか、
SDカードを入れるホルダーがなく。。結局はチェックできずじまい。 。

 

暑い中、歩き疲れたのと、精神的なショックとで、
私は、思わず、ベッドに倒れこんでしまいました。 

でも、こんなことで楽しみにしていたスペイン旅行を、
がっかりした気持ちで過ごしたくないし。。 

景色や建物の写真は、同じツアーの方にお願いしたら
きっとデーターは貰えるだろうし。。

私達の写真は、これからまた撮ればいいし。。と

気持ちを切り替えることにしました。

落ち込んでいたら、時間がっもったいない
ガバッと起き上がって、今日のディナーとその後のフラメンコショーの為

思い切って、ちょっとドレッシーにお着替え。

こんな時は、形から気分を変えていかないとね。

 

 

スぺイン旅行9 フラメンコショーへ続きます。)

 8.26

コメント (2)

スペイン旅行9 グラダナ・フラメンコショー

2011-09-10 00:26:00 | 海外旅行2011 7月スペイン

 

           ペイン旅行日程は        こちら
           スペイン旅行の始まりは     こちら

スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径  
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
9 グラナダ・フラメンコショー  10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

 

写真の画像が消えてしまったショックはまだまだあるものの、
こんなことで落ち込んでいたら。。ファイト!と気持ちを切り替えて
ホテルの1階に下りてきました。

ホテルのレストラン

今日の夕御飯は、ホテルのレストランで。
照明がしっくで、なかなかお洒落なレストランです。 

野菜スープとチキンとデザート。

「あれ、着替えてきたの?と、同じツアーの方に声をかけられ、

「うん。ちょっと。。なんて言いつつ、

私の場合は、ちょっと落ち込んだ気分を変えたかったから。

でも、他にも着替えてる人が何人かいて。。
そうなんですよね、ディナーやショーの時にちょっとだけ
お洒落するのも、旅の楽しさなんですよね。
 

本当は、アルコールでも飲んでぱ~っと、と思ったのですが、
夕食後、バスでフラメンコショーを見に行くので、

今日は、主人も私もコーラ。
このコーラが冷たくて、シュワシュワっと美味しかった~。

気分もシュワシュワって、すっきりしてきましたよ~。

フラメンコショーへ

ホテルの前から見た、グラダナの町。
出発は夜の8時半なのに、この明るさですよ~。

無くなった写真の分まで、これから頑張って撮るぞって
新しいSDカードに変えて、ちょっと元気も出てきました。

 

グラダナの街の街灯には、こんな可愛いフラワーバスケットが。。
 

 お店もカラフルで可愛いです。

町中を抜けて、少し走ると添乗員さんが、

「あれが、アルハンブラ宮殿ですよ~。」と。

へぇ~、これがアルハンブラ宮殿?って、皆大歓声。
こちらは、明日の観光の予定です。

 フラメンコショー・VENTA EL GALLO

アルハンブラ宮殿が見えるグラダナの白い町の一角に、

 フラメンコショーのお店がありました。

日本人だけじゃなくて、外国の方も大勢お店の前で待ってられます。
 


私達もしばらく外で待って、いよいよ入場です。
 

中に入っていくと。。白い、ちょっと洞窟っぽいお店の中に、

こんな風なお食事できる席もありました。
いいな~、こんなのも。。と思いつつ、

私達は、まっすぐフラメンコショーの舞台へ。


フラメンコショー

フラメンコは、スペイン南部のこのアンダルシア地方で生まれた民族音楽と舞踊。
かつてジプシーと呼ばれた人々によって受け継がれてきたものです。

スペインと言えば、まず思い浮かぶのが、闘牛そしてフラメンコ。
いよいよ、本場のフラメンコを見ることができます。

声量があり、哀愁があり、魂を揺さぶるような歌声が
店内に響き渡り始めました。

フラメンコは、どちらかというと踊りの方に注目がいきますが、
歌(カンテcante)が発祥の源。

初めは、緩やかに、静かに始まった歌声と踊り、
だんだんとその旋律とリズムが激しくなってきます。 


つま先やかかとで、激しく床を踏み鳴らし、
情熱的に手を動かし、指を鳴らして、踊りもどんどんと
その激しさを増していきます。

踊り手は、バイラオーラと呼ばれる女性の踊り手だけでまく、
バイラオールと呼ばれる男性の踊り手も。

 

心の中にある情熱や哀愁、それらをすべて出し切って踊るようなステップ、
掻き鳴らされるギター、ふりしぼるような心の歌声
細かく刻まれるカスタネットの音

 

アンダルシア民族の光と影、陰と陽、そんなものを感じながら、
情熱的なフラメンコを楽しむことができました。



主人は、スペインアンダルシア地方の度の高い白ワイン、シェリー酒を
私は、スペインのスパークリングワインCAVAガゥバを飲んで、
フラメンコを見ていたのですが、

ちょっと酔いが回った状態で、夜のお散歩。

これから、アルハンブラ宮殿のライトアップを、歩いて見に行きます。


アルハンブラ宮殿ライトアップ

細くてくねくね曲がった迷路のような道を、ガイドさんの後をついて
歩いていきます。

はぐれてしまったら。。ほんと迷子になってしまうような道です。

しばらく歩くと。。あれって、ひょっとして。。

 そうでした~。 アルハンブラ宮殿でした。

 

展望台に着くと、大勢の人がアルハンブラ宮殿のライトアップを楽しんでいます。

 私達も、闇の中に光るアルハンブラ宮殿の美しさにおぉ~。

その横に広がるグラダナの街の光もとても綺麗でした。

私の事をママ~なんて呼んでくれていた、大阪の女の子二人組といっしょに
お互いに写真を撮り合ったり、ライトアップに感激してゆっくりしていたら。。

 

あれあれ、集合場所に戻った時は、皆さん、もうバスに向かって出発し始めています。
私達最後やったんや~。。置いていかれたら大変。。と思いつつ、

でも、夜のアルハンブラ宮殿、ゆっくり楽しめてよかったです。

さて、明日は、あのアルハンブラ宮殿を見にいきます。

 

  (スペイン旅行10 アルハンブラ宮殿に続きます。)

8.28 


 

スペインアンダルシア地方フラメンコ you tubeより

 

  ここではないけれど、白い洞窟の感じがちょっと似たお店。

 

 

コメント (8)

スペイン旅行10 グラナダ・アルハンブラ宮殿

2011-09-08 01:31:00 | 海外旅行2011 7月スペイン

またしても1週間のご無沙汰、9月も4日になってしまいました。

大型の台風が来ていますが、みなさん、大丈夫でしょうか。
台風進路の方面の方、注意して下さいね。
って。。京都も、しっかりと台風の進路に入っていて、
今、結構強い風が吹いてきています。
 気をつけなくっちゃ。。

7月8月は、色々と忙しい毎日でした。
色々と記録に残したいことはあるけれど、ブログはスペイン旅行のまま。
それも、まだ半分もいってない。。

9月はちょっと、ブログも頑張りたいな~と思っていたのに、
なかなか更新もできなくて。。
 でも、これからは少し頑張ります。

 

         ペイン旅行日程は        こちら
          スペイン旅行の始まりは     こちら

スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径  
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
9 グラナダ・フラメンコショー  10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

 

7月5日(火)

さて、スペイン旅行も早4日目、折り返し地点です。

今日はアルハンブラ宮殿を見てから、マラガで昼食、
その後、私がこの旅行で一番楽しみにしていたミハス観光です。

どんな町に出会えるか、とっても楽しみ~。
まずは、グラナダの街を見下ろす丘にあるアルハンブラ宮殿に向かいます。

朝食・チューロス

でも、その前に、朝食を。ホテルでの朝食は、いつものことながらバイキング。

ハムや卵、果物、パンとともに、

細長いドーナツの揚げ菓子、チューロスも。

サクッとした食感のチューロスを、スペインでは、
朝食に食べる地元の人も多いと聞いて、早速チャレンジ。
あっさりとしたドーナツって感じでした。


アルハンブラ宮殿へ

ここからはよかったら、ギターによるアルハンブラの思い出を聞きながら
どうぞ。。

 

 

静かな緑の木々の中を歩いていくと、(しかも涼しい~のです。)
アルハンブラ宮殿の石造りの門が見えてきました。 

 たしかに、ALHAMBRAって書いてますよ。

アルハンブラ宮殿は、スペイン語で「赤い宮殿」という意味だそうです。


中に入ってみると、まず目に入ったのが大砲。

今は平和な時代だけど、かつてこの大砲が、殺し合いの為に、
本当に使われていた時代があったんですよね。。
 


そして、振り向くと、そこにはアルハンブラ宮殿が。。




ヨーロッパでありながら、イスラム建築の粋を集結した建物。
繊細で美しい模様が外壁にも施されています。


カルロス5世宮殿

まず、初めに行ったには、王宮の隣に立つカルロス5世宮殿です。
建物は四角なのに、内部は円形の中庭。

ここでは、よくオペラやコンサートが開かれるそうですが、その音響効果は抜群だそうです。

確かに、ガイドさんが手をパンと叩いたら、すご~い反響が。。
こんなところで、コンサート聞いてみたいな~。

お花の綺麗なお庭を抜けて。。次は、アルカサバに向かいます。

 

 
アルカサバ

13世紀頃、レコンキスタ(キリスト教によるイベリア半島の再征服運動)
に備えて、建てられたという城壁、アルカサバ。

アルハンブラ宮殿の中では、最も古い建物だそうです。


このアルカサバ城壁が、赤い漆喰で塗られていたことから、
この宮殿が、アルハンブラ宮殿「赤い宮殿」と呼ばれることになったらしいです。

そして、いよいよそのアルハンブラ宮殿のメイン、ナスル王宮へ。

ナスル王宮

王宮へのチケットチェックはとても厳しく、途中何回もあり、
もしも無くしたら、そこからは入れませんから気をつけて。。なんて言われ
ちょっと緊張して、チケットを握りしめ通った入場門。

 

 中庭から、ちらっと建物の一部が見えています。

メスアールの間

かつて執務や裁判が行われていたメスアールの間。

偶像崇拝が禁止されているイスラム教では、
聖堂内部の建築や装飾に、その分、力が注がれていたようで。。

壁の幾何学的なタイルや、浮彫模様が、思わず目を見張るほど美しいのです。 


アラビア文字を使った文字装飾(アラベスク)も素敵。

 まるで、アラブの世界に行ったような、そんな気持ちになってしまいます。


アラヤネスの中庭

繊細な模様の施された柱が美しいアラヤネスの中庭。


 池の水に宮殿が浮かぶように写っています。

グラナダ市街を

王宮のビュースポットから、グラナダ市街が見渡せます。

実は、コルドバまでの画像が消え、私達の写った写真も無くなったことを
添乗員さんに話したら、この日から、添乗員さんはすごく気を遣って下さって、

写真スポットにくる度に、

「〇〇さ~ん、お二人で写真を撮りましょうか~。と、声をかけて下さいました。

「あ。。はい。。ありがとうございます。

と、新婚さんよりも先に写真を撮ってもらう事が多くて。。
ちょっと恥ずかしいけど、そのやさしい気持ちがとっても嬉しかったです。


ということで、もちろん、この美しいグラナダの街も背景に撮って貰いました。
 
はい、ピース。


大使の間

宮殿最大の大使の間では、王様への謁見や要人とのレセプションが
行われていたようで、

部屋中に施された装飾も一段ときらびやかでした。
 

 
二姉妹の間

宮殿の中で、特に美しいと言われる二姉妹の間。
八角形の天井の装飾は、「モカベラ」と呼ばれる鍾乳石でできた
繊細で豪華な飾り。天窓からの光も、きらきら宝石のように輝いています。


「二姉妹の間」の奥にあるリンダラハの出窓です

細工の一つ一つがあまりにも綺麗で、思わずため息が。。
こんな所で、ティータイムできたら、どんなにか素敵でしょうね~。

 

この宮殿は、王様のハーレムだったと聞きますが、
そこに住む女性達の美しさと優雅さが、そのまま宮殿の美になって
残っているような気がしました。


ライオンの中庭

アルハンブラ宮殿の中でも有名な、12頭のライオン像の噴水がある
ライオンの中庭。

124本の大理石の柱に囲まれています。柱の1本、1本の装飾も素晴らしく、
アーチ型の内部にまで、細かい漆喰細工がなされています

 

でも、。。。

ライオンの噴水は修復中で、建物内部にあるのをみましたが、写真はNG。
残念ながら撮れませんでした。

 

さて、次は、アルハンブラ宮殿から300mほど離れた、
王族の夏の別荘、ヘネラリーフェの庭へ向かいます。

 

 どんどん気温が上がってきて、暑くなってきましたよ~。

  (スペイン旅行11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭へ続きます。) 

9.4

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スペイン旅行11 グラナダ・ヘネラリーフェ庭園

2011-09-06 01:08:00 | 海外旅行2011 7月スペイン

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スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径  
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
9 グラナダ・フラメンコショー  10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

 

 7月5日(火)

アルハンブラ宮殿の隣にあるヘネラリーフェ庭園は、イスラム王朝の夏の離宮だそうです。

こちらのお庭は、よかったら、スペイン民謡愛のロマンス(禁じられた遊び)を聞きながらどうぞ。
 

 

 

ヘネラリーフェ庭園への小道

アルハンブラ宮殿を出て、ヘネラリーフェ庭園に向かって歩き始めました。
丘の上のヘネラリーフェ庭園までは、歩いて10分ほどかかるとか。。

振り向くと、アルハンブラ宮殿の一部が。。 


夏の離宮。。夏の間だけ、暑さを逃れる為の別荘かぁ~。。
いいな~。。

 


でも、あんなにすごいアルハンブラ宮殿があるのに、なぜ。。なんて思いつつ、
ヘネラリーフェへの小道を歩いていると、色とりどりの花々が。。

 

次から、次から現われる綺麗な花々や池の水に、

夏の暑さも癒されていきます。でも、やっぱり、暑いかな~。

これは、鮮やかなピンクの百日紅、青空によく似合っていますね。
 


夏の暑い日にも、これだけ花の手入れがされているのは、
この人たちのおかげ。

 

 ご苦労様です。 


 ヘネラリーフェ庭園

さて、ヘネラリーフェ庭園へやってきました。

ここには野外劇場もあって、グラナダ音楽舞踏祭も開かれるようです。

果樹園の向こうには、白壁と茶色の屋根の家が立ち並ぶアルバイシンの街を
眺めることができます。

アルバイシン地区は、グラナダでもっとも古い地区で、その美しい街並みが
アルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ庭園とともに世界遺産に登録されているんですよ。

下の庭園

糸杉の木の緑のトンネル。すっきりとした美しさに心魅かれます。
モザイク模様の石畳も素敵~。

この石畳は、グラナダの石畳として、今もグラナダの街の広場や住宅に
使われているそうです。

ポロの中庭

葡萄棚のあるポロの中庭。
昔、この中庭で、馬を降りたとか。。

だから、ポロって名付けられたんでしょうね。


アセキアの中庭

ヘネラリーフェ庭園で、もっとも有名なのが、このアセキアの中庭です。

赤いつる薔薇も可愛いですが、やはり鮮やかな紫色のブーゲンビリアの花が印象的。

ヘネラリーフェ庭園には、シエラ・ネバダ山脈の雪解け水を利用してつくられた、
たくさんの池と噴水があり、

庭園の至る所で、涼しげな水音を聞くことができます。

 

アセキアの中庭(アセキアとは掘割という意味だそう)の噴水は、
堀の両側からアーチを描いた水が噴き出し、本当に涼しげ。

夏の別荘であるヘネラリーフェ宮の建物は、あまり保存されていないそうですが、
アセキア中庭の向こうに見えるのが、王の間だそうです。

スルタナの糸杉の中庭

U字型掘割のスルタナの糸杉の中庭。

ヘネラリーフェ宮殿は、水の宮殿と呼ばれていたというだけあって、
こちらの庭園にも、水がふんだんに使われています。

スルタナとは王妃のことで、昔、この場所で王妃と騎士とが
密会していたというロマンの場所らしいですよ。

ヘネラリーフェ庭園・出口

最後に、庭園からもう一度アルハンブラ宮殿を見て、
いよいよ、グラナダとのお別れも近づいてきました。

 

 

ヘネラリーフェ庭園の出口です。

出口、英語で       EXIT
  スペイン語で   SALIDA

お洒落な出口の表記に感心です。


キョウチクトウのアーチ

出口を出ると、小道の両側に植えられたキョウチクトウの花のアーチ。

この花のアーチの下を通ってグラダナとさよならです。

最後の最後に、また、なんともまぁ、ロマンチックな演出。

添乗員さんが、またここでも、

「〇〇さ~ん、お二人でお撮りしましょうか。

「ありがとうございま~す。

今、この時のツーショットの写真を見てみると、二人とも満面の笑顔。
ちょっと笑いすぎな位かな~。
やっぱり、綺麗な物を見ると、大きな笑顔になってしまうんですかね~。


グラナダのお土産屋さん

トイレ休憩も兼ねて、お土産屋さんに少し。

寄木細工が素晴らしくて、思わず職人さんの手元をじっとみてしまいました。 

 

あまりお土産屋さんには寄らないので、ここでちょっとまとめ買い。

アルハンブラ宮殿やフラメンコの思い出と共に、
寄木細工のコースターなども。。

思い出グッズと共に、家族へのお土産も買えて、ちょっとほっとです。
そろそろお土産も買っていかないとね~。

 

さて、次はマラガのパラドールで、昼食ですよ。

  (スペイン旅行12 マラガ パラドールの昼食へ続きます。)

9.6


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8 コルドバ・ひまわり畑で。。 
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11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭  12 マラガ パラドールの昼食   13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策   15 コスタデルソール  16ロンダ  17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ  19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ 
22 バルセロナ~帰国

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