京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

中欧の旅6 ハンガリーエステルゴム

2013-07-01 12:03:00 | 海外旅行2013 5月中央ヨーロッパ

7月になってしまいました。

実は6月24日から家のリフォームが始まってしまい、
今、片づけやら、いらない物の整理やら。。と大変な毎日なのです。

初め簡単に考えていたリフォームがだんだん大事となり、
大事になるにつれ、またまた気になる所が増え。。

ますますどんどん大変なことになっていっています。

というわけで。。。

いつもにも増して旅行記は遅れ気味になってしまうのですが、

それでも最後まで書いていきますので、
長い目でお付き合いくださいね。(7・1)

 

     中欧の旅の旅行日程はこちら 中欧の旅 旅行日程
   旅の始まりはこちら  中欧の旅1出発~ハンガリーブダペストの夜景

   中欧の旅5 ハンガリー・ブダペスト「バゴイヴァール」・ケーブルカーからの続きです。

 

5月5日(日)

 朝、ホテルの窓からみた眺め。ブダペストの駅すぐそばのホテルだったんですね。

本日は、早めの朝食だったので、ホテルのビュッフェもがらがら。

でも、昨日と同じ席に座っていたら、添乗員さんに

あれ。。指定席ですか~なんて言われてしまいました。
と言っても2日間だけの指定席、しかもこれが最後ですけどね。

 なんども歩いたトンネル。

ハンガリーにはトンネルがないので、トンネルと言えば、このトンネルの事を指すそうです。

いつも夜に歩いていたので気付かなかったけど、
こんな綺麗な花壇があったんですね~。

 菜の花畑とマロニエの花

さて、バスは、ブダペストを離れ、同じハンガリーのエステルゴムへ。

エステルゴムは16世紀、オスマントルコ襲来まで栄華を極めた、
ハンガリーの古都です。

途中、これは菜の花畑。黄色の花が続いていてとっても綺麗でした。

 のどかな街並み。。もうすぐエステルゴムですよ。

マロニエの花が咲いています。

中央ヨーロッパでは、このマロニエの花をほんとよく見かけました。

白いこのマロニエの花は食べれません。
ピンクのマロニエは食べれるんだって。

エステルゴム

エステルゴムで有名なのは、ハンガリーで一番大きいという
エステルゴム大聖堂なのですが、

エステルゴム自体は小さな街なので、街のどこからでも
エステルゴム大聖堂の塔の丸い屋根が見えます。

レストランのエレベーター

いよいよ エステルゴム大聖堂が見えてきました。

緑の芝生、青い空、そして水色の丸い帽子をかぶった大聖堂。。とっても綺麗です。

大きなドームが印象的なハンガリー・カソリックの総本山なのですよ。

バスの駐車場は、この大聖堂が建つ小高い丘の下にあります。

バスの駐車場からは階段を丘まで登っていくのですが、

レストランの中にあるエレベータをお借りしましょう~と添乗員さん。

お洒落なレストランです。ここで食べたいくらい。。

いいの、いいの。。エレベーターだけ借りれるの??

と思いながら、添乗員さんの後をついていきます。

 階段よりもこの方がずっと楽なんですよ~、と、添乗員さん。

 へぇ~。。と、透明のエレベータに乗って。。

着いた所は大聖堂前、

目の前にエステルゴム大聖堂が、ど~んとそびえています。

丘から、駐車場のある下を見ると、

なるほど、3階立て建物が下に見えるということは。。
階段を登ると、ちょっとしんどかったかも。。

やっぱり、エレベーターは大正解でした。

イシュトヴァーン大王戴冠の碑

エステルゴム大聖堂に入る前に、展望台側に行ってみました。

ハンガリーの初代国王イシュトヴァーン大王が、
1000年頃、国王として戴冠した場所に建てられている
イシュトヴァーン大王戴冠の碑

 

それにしても十字架が背中から出ているのはなんで。。

ドナウベント地方

この辺りは、ドナウベント地方と呼ばれています。
ドナウはドナウ川、ベントは曲るという意味で、

ウィーンから東に流れてきたドナウがブダペストに向かって

ほぼ直角に曲がり、流れが南向きに変わる場所なんだそうです。

なるほど。。河、曲ってますよね~。

見えているのは、マーリアヴァレーリア橋。

そして、なんと、この橋の向こうはもう、スロヴァキアなんですよ。

エステルゴムは、スロヴァキアとの国境にあるハンガリー最後の街だったのです。 

エステルゴム大聖堂の中へ

いよいよ大聖堂の中へ入っていきます。

この聖堂は、オスマン・トルコの襲撃によって破壊された後、
1822年から約50年をかけて再建されたものだそうですよ。

アーチの下のレリーフ模様が素敵です。

 おずおずと、中へ入っていくと。。

さすが。。ハンガリーで一番の大きな教会、スケールが違う。
でも、この写真では、あまりその大きさが伝わらないのが残念です。。 

ドームの窓から降り注がれる光、素晴らしい絵画や装飾
荘厳な雰囲気に包まれた大聖堂です。

絵画

 真正面の祭壇上部を飾る絵画 「聖母マリアの被昇天」 は、
イタリア人のミケランジェロ・グレゴレッティ作で、大きさは13.5m×6m。 

1枚のキャンバスに描かれた絵画としては世界最大級だそうですよ。

 祭壇の左側。

そして祭壇の右側。

イシュトヴァーンは、跡継ぎのイムレ王子を不慮の死で亡くしてしまうのですが、
こちらの画は、跡継ぎを亡くしたイシュトヴァーンの嘆きが表されているのだとか。。

ハンガリーでは、共産党主義時代、宗教が弾圧され
拷問を受けて亡くなった人も多かったのですが、

二度とそういう時代が来ないようにとの戒めを込め、
この絵画の下には、拷問死した人たちの髑髏(中央金の箱の中)
がおいてありました。

でも、ちょっとアップでは撮れなかったのですが。。

バコーツ礼拝堂

16世紀初めのルネサンス時代に赤大理石を用いて建設されたバコーツ礼拝堂。

ルネサンス期の建築物としてはイタリアを除く全ヨーロッパのなかで最古のもの。 

大聖堂より、300年以上も古い物なんですよね。。

国内で唯一完全な形で残っている大変貴重なものだそうです。

パイプオルガン

ハンガリーのカトリック教会では、正面の祭壇と向かい合うように
パイプオルガンがあるそうです。

このパイプオルガンは今も、毎朝のミサで使われているとか。。

リスト・フェレンツの記念碑

先程も書いたように、この教会は、
1822年から約50年をかけて再建されたのですが、

1856年奉献儀式を兼ねたミサで、
ハンガリーを代表する作曲家、リスト・フェレンツ が

 「エステルゴムのミサ」 という曲を書いて実際に演奏したそうです。 

それを記念して造られたのがこの記念碑。

あの有名なピアニストであり作曲家のリストが
ハンンガリー人だったなんて、初めて知りました。

 

今日はハンガリーの母の日

大聖堂を出て、隣の売店へ。

土産屋さんにはエステルゴムの小物といっしょに
粘土で作られたこんなカーネーションの花が売られていました。

ハンガリーの母の日は5月第一日曜日、
つまり5月5日、今日なんだって。

母の日にカーネーションを贈る風習は同じなのかな。。

 

 笛吹きのお兄さん

売店から、またエレベーターヘ戻る途中、笛吹きのお兄さんが。。

軽快な音楽が、旅の楽しさを増してくれます。

ちゃりんとコインをケースに入れて、
いっしょの写真も撮らせてもらいました。

トイレ事情

最後にトイレ事情を少し。。

中央ヨーロッパのトイレは、どこも綺麗なんだけど有料です。

レストランなどは無料ですが(中には有料の所もあるそう)、
たいてい日本円にして50~100円くらいかかります。

小銭がないと、いざっていう時に困ってしまう。。

財布の中ではなく、鞄の一番出しやすい所かポケットの中に

いつもコインを少し。。っていうのが一番いいみたいでした。

 

さて、次は国境を越えてハンガリーからスロバキアへ向かいます。

中欧の旅7 スロバキア・プラチスラバへ続きます。)

 


 

 

中欧の旅1出発~ハンガリー・ブダペストの夜景 2 ハンガリー・ブダベストゲッレールトの丘・中央市場
3 ハンガリー・ブダベストマーチャーシュ教会   4 ハンガリー・ブダペスト、漁夫の砦、英雄広場
5 ハンガリー・ブダペスト「バゴイヴァール」・ケーブルカー  6 ハンガリーエステルゴム
7 スロバキア・プラチスラバ 8 スロバキア・プラスチラバ古城 9 オーストリア・ウィーンシェーンブルン宮殿 
10 オーストリア・ウィーンシュテファン寺院・ザッハー 
11 オーストリア・ウィーン、アウグスティナー教会・ホーフブルク王宮  
12 オーストリア・ベルベデーレ宮殿・フリータイム
 13 オーストリア・ウィーン夕食と音楽会
14 オーストリア・バルツカンマグート湖水地方・ハルシュタット   15 オーストリア・ハルシュタット 
16 オーストリア・ザルツブルグサウンドオブミュージックの世界 17 オーストリア・ザルツブルグ観光
18 オーストリア・ザルツブルグフリータイムと夜景  19 チェコ・チェスキークルムロフ
20 チェコ・チェススキークルムロフ城    21 チェコ・チェスキークルムロフ夕食・夜景
22 チェコ・プラハ、プラハ城・黄金の小道 23 チェコ・プラハ プラハ城展望台・市民会館・旧市街広場
24 チェコ・プラハ・カレル橋・時計台・市場  25 チェコ・プラハ ミーシャ美術館・ピヴニッツェ・ライトアップ
26 帰国・お土産・出会った人々

 

 


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8 コメント

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Unknown (アリス)
2013-07-02 20:40:49
大聖堂の写真、すばらしいです。
本物はもっとすごいと思うけど、
写真だけでも、雰囲気は伝わってきました。

ハンガリーもいろんな歴史があって、宗教が弾圧されていた時代もあったんですね~
拷問死なんて、痛ましいです・・

トイレ、有料なんですね。小銭を用意して
ないとあわてますね。
返信する
Unknown (小梅)
2013-07-02 21:49:28
たんぽぽさん、いつもキレイに写真を撮られてますね~それに わかりやすく丁寧に説明されてるから私も まるで その場所にいる気分になっています!
たんぽぽさんのご案内でのヨーロッパ、楽しませて頂いてます☆


マロニエのピンクが食べれるのですか~
知らなかったです~


返信する
こんばんは (kazu)
2013-07-03 18:38:54
リフォーム色々と大変ですね。
疲れが出ませんように

エステルゴム大聖堂、
丸い帽子が可愛い素敵な建物ですね。
大聖堂の中の荘厳な雰囲気
素晴らしいです。
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家のリフォーム (ukyou)
2013-07-03 21:40:35
リフォーム 片づけが大変ですね。
実は我が家も来週から風呂のリフォームです。

大陸をゆったりと流れるドナウ川の雄大さ
改めて日本の狭さを感じる写真です。
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Unknown (たんぽぽ)
2013-07-04 08:55:12
ありがとうございます。
大聖堂、雰囲気は伝わりましたか。
目で見た感動を写真にするのは難しいです。。

拷問死で亡くなった人の髑髏を飾るなんてすごいですよね。びっくりして、写真は撮れなかったです。。

トイレ、有料でした。
でも、さすがにきれいなので、その値打ちはありましたよ。
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小梅さんへ (たんぽぽ)
2013-07-04 08:59:41
ありがとうございます。
写真、いっぱい撮ったつもりでも、なかなかいいのは少ないです。

でも、小梅さんも その場所にいる気分になって貰って嬉しい。
これからも、またごいっしょに中欧の旅して下さいね。
ピンクのマロニエ私も食べてみたかったです。
返信する
kazuさんへ (たんぽぽ)
2013-07-04 09:01:59
リフォーム、ほんと大変です。
今は物に囲まれて、物置き状態の中で寝ています。
はやくすっきりしたい。。

エステルゴム大聖堂、丸い帽子が可愛いでしょうい~。
大聖堂の中の荘厳な雰囲気でていますか。。
そう言ってもらえたら嬉しいです。
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ukyouさんへ (たんぽぽ)
2013-07-04 09:09:05
そうなんですよね。リフォームは、まず片づけが大変なんですよね。
何年間、いや何十年でたまった物、
ごそっとほかしています。
ukyouさんのところもお風呂のリフォームされるんですね。
うちも一番最後がお風呂のリフォームです。
新しいお風呂、早く入りたいですよね。

歌でしか知らなかったドナウ川を実際に見れて、ちょっと感動でした。
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