京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤ後の生活を綴っていきます。
日本ぶらり旅や、京都のおいしいお店、海外旅行にも行けたらいいけど。。

東北の旅10 岩手・民話の里遠野

2009-11-30 12:00:00 |  国内旅行

東北の旅1 青森・ねぶたの里
東北の旅2 青森・奥入瀬渓流
東北の旅3 青森・十和田湖
東北の旅4 湯瀬温泉湯瀬ホテル
東北の旅5 秋田八幡平
東北の旅6 秋田 乳頭温泉
東北の旅7 秋田田沢湖
東北の旅8 秋田・角館
東北の旅9 花巻温泉郷 愛隣館
東北の旅10 岩手 昔話の遠野
東北の旅11 岩手・中尊寺
東北の旅12 岩手・毛越寺
東北の旅13 松島一の坊
東北の旅14 松島遊覧
東北の旅15 宮城松島瑞巌寺・魚市場
東北の旅16 山形 山寺立石寺
東北の旅17 日本の宿・古窯(こよう)
東北の旅18 おくりびとロケ地・蔵王エコーライン
東北旅行19 宮城 瑞鳳殿・仙台城址
東北の旅20 仙台空港・土産編

旅の始まりは  東北の旅1 青森・ねぶたの里

10月31日(土)

遠野へ


柳田國男の「遠野物語」で有名な、民話の里遠野、
ぜひ行ってみたい所の一つでした。


本当は、遠野といえば、しんしんと雪の降り積もる景色
目に浮かぶのですが、今回は秋の遠野。。





色づく山々や、稲刈りの終わった田んぼ、緑の畑。。
車窓には、のどかな風景が広がっています。


遠野昔話村

遠野昔話村へやって来ました。
まだ10時前、私達一番乗りのようです。





受付で、昔話を聞きたいんですけど。。と言ったら、
11時から第1回目があるとのこと。
ちょっと早く来すぎたか~。。と思っていたら、

語り部の予約を10時にしていた団体さんのバスが遅れて
間に合わなくなり、

その語り部さんが、10時から特別に話して下さるとのこと。。


語り部館


よかった、ラッキーやったねと、
まずは、語り部館へやってきました。

1階は遠野の民芸品やお菓子が置いてあるお土産屋さん、
2階が昔話の語り部館になっています。





10時になって、2階へ上がっていくと、あれあれ、誰もおられません。

語り部さんの目の前におずおずと座る二人。

「めずらしいだども、前にもいぢどこんなこどあったずなぁ。。


やわらかな方言で話される語り部の菊地さんと、ちょっとお話をして
それだけでも、なんか心が癒される感じです。


そして、「むがす あったずもな。。」

遠野の昔話「おしらさま」の話が始まりました。 



「どんどはれ(めでたし、めでたし)」でお話が終わった後、
今度は、「カッパ」のお話を。


この広いお部屋に私達二人だけ。。語り部の菊地さんと3人でした。



20分の予定のお話が、30分以上していただいて
どっぷりと、遠野の民話の世界に浸らせて貰った私達、

遠野の不思議な魅力に、益々心惹かれていくようでした。


柳翁宿(りゅうおうじゅく)


遠野昔村には、柳田國男が遠野で宿泊した高善旅館を
移築した柳翁宿(りゅうおうじゅく)があります。





広い玄関、女中部屋、帳場、仏間、囲炉裏。。

どれも昔の旅館の名残を今に残しています。





写真中央の二階の客室で、柳田国男が遠野物語を執筆していたそうです。

ここで、遠野物語が生まれたんですね。。


物語蔵


酒蔵を利用し遠野の昔話を紹介している「物語蔵」。
遠野地方に語り継がれた多くの昔話が収められているんですね。



  

物語蔵前の真っ赤なもみじや、
昔話館横の柿の実のオレンジ色、





遠野の秋色も楽しませてもらって、遠野昔話館を後にしました。

そして、次に行ったのはカッパ淵です。


カッパ淵


遠野のシンボルは河童。
遠野物語にも、河童をめぐるエピソードが数々収められています。

かっぱ淵橋を渡って、





ここが、かっぱ淵です。

遠野では、本当の河童の目撃談もあるということですが、

ここなら、本当に現れるかもしれない。。
と、目を凝らして思わず川面を見つめてしまうほど、




なんだか、不思議な雰囲気のカッパ淵でした。


常堅寺


かっぱ淵の隣には、常堅寺があります。





この境内にある狛犬は、「カッパこま犬」と言って、
日本でここだけという、河童の狛犬なんです。
狛犬の頭がお皿になっているんですよ~。

語り部の菊池さんが、珍しいから見ておいでと教えて下さったのでした。



伝承園


遠野のかつての農家の生活ぶりを再現した伝承園。





中には、人馬が同居する曲り家で有名な重要文化財の旧菊池家宅や、
おしら堂があります。





建物の前にある交通安全の守り神も、「安全太郎」という大きな河童。
さすが、かっぱの町ですね~。





曲り屋の中では、昔話を聞くこともできるようです。





今日の額縁の一枚は、これかな~。
なんとも美味しそうな柿の実に1票です。






こちらは、曲り屋の縁側で絵馬を描いてられるおじさん。





私は、河童の小さな絵馬を一つ記念に買いました。


ピンクのコスモスがちょっと寒そうに揺れていますよ。
もう、そろそろ行かないと。。





伝承園を出て、駐車場までの間にあった馬っこつなぎです。




馬っこつなぎ。。お話の世界から飛び出して来たような景色です。


民話の里、秋の遠野に、いよいよさよならです。
もうちょっと、ゆっくりしたいけど。。。

でも、心の故郷のような町遠野に来れて、本当によかったです。


さて、次は、かの有名な平泉、中尊寺ですよ。


( 東北の旅11 岩手・中尊寺へ続きます。)

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京都の紅葉 永観堂

2009-11-28 13:28:00 |  京都散策
永観堂 禅林寺(ぜんりんじ)


洛東の紅葉の名所、永観堂へやってきました。

市民からは「永観堂さん」と親しみを込めて呼ばれていますが、
正式名称は、無量寿院禅林寺、浄土宗西山禅林寺派総本山だそうです。





京都紅葉だよりで、永観堂今まさに見ごろですというのを見て
やってきたのですが、





たしかにその情報は間違いなかったよう。





古くより言われてきた「秋はもみじの永観堂」
なるほど、その言葉確かです。




でも、それだけに人気が高くて、すごい人、人、人、
拝観券を買うのにもずらっと並びます。

しかも、その拝観券の高い事。。一人1000円なんですよ。
今まで行ったお寺の中では、一番高かったかな。

社会人になった息子達、ちゃんと自分の分は自分で買っていました。
学生の頃と比べると、やっぱり大人になったんやね。。


受付を入ると、すぐ釈迦堂が。
青い空に映える紅葉、ほんと綺麗です~。







境内には約3000本の楓が植えられているそう。
放生池周辺の楓も綺麗。。






大玄関から「松鳥図」や「群仙図」などの華やかな襖絵で飾られた
釈迦堂に入っていくのですが、これがまたすごい混みよう。
まるで、祇園祭りの宵山状態なのです。

ここから先は撮影禁止なので、お庭部分だけを少し。。





唐門、天皇の使いが出入りするときに使われた勅使門です。
勅使は、盛り砂を踏んで身を清めてから、中へ入ったそうです。






釈迦堂裏の瑞紫殿で、火除けの阿弥陀様をお参りした後、

山の斜面にそって廊下を造ったため、龍の体のような起伏の激しい廊下に
なったという臥龍廊(がりゅうろう)を歩き、阿弥陀堂へ。





阿弥陀堂では、永観堂で最も有名な「みかえり阿弥陀」をお参りしました。
阿弥陀様が正面を向いてられるのでなく、
左肩越しに振り向く姿をとっておられるのです。




夜を徹して念仏行に励んでいた
僧侶・永観に、ふりむいて、
お声をかけられたという
「みかえり阿弥陀」。

みかえり阿弥陀様の穏やかな
微笑みは、

現代人の私達に、

遅れるものを待つ姿勢

思いやり深くまわりを
みつめる姿勢

自分自身をかえりみ、
人々とともに正しく前へ
進む姿勢を

示されているのだそうです。






(阿弥陀様のお写真はHPよりお借りしました。)


拝観も終り、またお庭に出てきました。
方生池の紅葉も素晴らしく、






水面に映った紅葉さえも、綺麗です。





紅葉越しに多宝塔が。。







歩き疲れて、おぜんざいで休憩したかったのですが、
広い茶店なのに、席は満席。。





ここはちょっと我慢して。。






最後にもう一度見事な紅葉を胸に焼きつけました。






すごい人だったけど、やっぱり永観堂見ごたえありました。
次男たちも、京都の紅葉を堪能した様子。





今度はライトアップに来るからねと、
釈迦堂と多宝塔にさよなら。。





また、来年の紅葉の時期も楽しみです。

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京都の紅葉 東山 真如堂

2009-11-27 10:05:30 |  京都散策
11月23日

つづいて京都の紅葉第3段、洛東の真如堂です。
私と主人、たまたま京都に来ていた次男カップルも
いっしょに出かけてきました。

「ここは、確か御朱印もらっているよな~。


なんて言いながら御朱印帳を見た主人、その日付を見て、


「去年も、11月23日、同じ日に真如堂に来てるよ。


「へぇ~。。そうやったんや。。」


今年の真如堂の紅葉は、どうでしょうか。。
昨年の紅葉も綺麗でしたが、今年の紅葉も負けていないようですよ。


真如堂についての説明は、昨年のブログで書いてますので
よろしければ、そちらをどうぞ。

    2008年11月23日真如堂


洛東 真如堂


真如堂は、ほぼ毎年のように紅葉の頃に訪れていますが、
年々、人の数が増えているよう。。昔は、穴場だったんですけどね。





入ってすぐ目についたのが、堂塔の前の折り重なった紅葉です。
銀杏の黄色が鮮やかで、陽の光が当たるときらきら輝いて眩しいほど。。





ずっと曇りや雨の京都でしたが、この日のお昼からはお天気も晴れ。
やっぱり、紅葉は青空の下で見るのが一番ですよね。





とはいうものの、やっぱり雲に隠れて日が陰ったり。。

次男たちも、お日様が出て紅葉がきらきら輝き出すと、

「今や、今や~。」

と言って、写真を撮っていました。





真如堂は普通に拝観して、境内を見るだけなら無料です。

昨年枯山水庭園「涅槃の庭」(拝観料要)を見たので、
今年は、ゆっくりと境内の紅葉を楽しみました。






本堂側から堂塔を望むと。。赤い紅葉の葉が、本当に見事です。






この景色を背景に、次男カップルや私達も記念写真を撮りました。

若い二人は、紅葉にも負けないほど、はつらつと素敵~。
私達は。。。ま、それなりに、ということにしておきますか。。


そして、こちらは本堂の裏手。
たくさんのアマチュアカメラマンのおじさんが、
上等そうなカメラを構えて、日の射す瞬間を待ってられました。





で、私も真似してワンショット。
ほう~、なかなかいい構図の写真が撮れましたよ。


赤い紅葉の絨毯は、まだこれからの様子ですね~。





一瞬黄色く見える紅葉も、





そばに寄ると、色々な色のグラデーションが綺麗です。





赤く光るもみじの葉と、黒く伸びた枝。
こちらは、主人のワンショットです。





赤い紅葉が、池の水面に薄~く映っています。






光を受けて時には淡く、時には濃く、きらきらと輝く真如堂の紅葉は、
今年も、私達を楽しませてくれました。



哲学の道


真如堂の紅葉を楽しんだ後、永観堂へ行くため、
ちょっとだけ遠回りして、哲学の道を。。





哲学の道の紅葉も、赤色。。





黄色。。と綺麗~。






哲学の小道の路上で売っていた不思議な人形のジョニー君。

どんな仕掛けがあるのか、おばさんの声かけだけで、
回転したり、踊ったり、挨拶したりします。





次男は、忘年会のかくし芸用にか?ひとつ買っていました。
でも、練習する時間あるのかな。。


さて、次は永観堂です。
5年ぶりの永観堂、どんな紅葉を見せてくれるでしょうか。

  (洛東 永観堂へ続きます。)


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京都の紅葉 鷹峰 光悦寺

2009-11-25 11:23:00 |  京都散策
続いて、鷹峰(たかがみね)の光悦寺(こうえつじ)へやってきました。


昨年の11月13日、たまたまお茶会で貸し切りの時に訪ねてしまい、
見ることのできなかった光悦寺。

                洛北鷹峰 源光庵


今日は、ちゃんと見ることができそうです。よかった~。



鷹峰 光悦寺


光悦寺は、元和元年(1615)徳川家康が本阿弥光悦翁に
野屋敷として与えた土地に、

光悦が一族縁者はじめ、多くの工芸職人といっしょに住居を構え、
刀,蒔絵,書道絵画,陶芸などの工芸集落を営んだのが始まりだそうです。







狭い石畳の参道を歩いて行きます。






赤く染まった楓が参道を覆い、まるで楓のトンネルのよう。。






光悦寺茶席


中には、三巴亭茶席・大虚庵茶席・了寂軒茶席・本阿弥庵茶席など
7つものお茶席がありました。


それぞれのお茶席に風情があり、こんなところでお抹茶を頂けたら
どんなに心癒されるだろうと思ってしまいます。





毎年11月10日から13日の4日間は光悦忌茶会が催されるそうで
この間は貸し切りになるのだそうです。

そうだったのか。。と昨年の無念が、ようやくここで納得に変わりました。


光悦垣


大虚庵茶席前の垣根は「光悦垣」と呼ばれ、
斜めに組まれた竹垣が、ゆるやかなカーブを描いています。






光悦垣の優しいカーブがと鷹峰のなだらかな山並みを見ていると
こちらまで、優しい気持ちになってくるよう。。






そして、光悦垣の紅葉は、今まさに見頃を迎えていました。






白い牡丹の花との共演も素敵です。






鷹峰三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)


光悦寺は、京の北鷹峰三山を見渡す景勝の地としても有名。





もう少しすれば、この山々も赤く色づいていくのでしょうね。



光悦寺 収蔵庫


最後に、光悦寺収蔵庫を見せてもらいました。





お茶会で使われた茶碗などの展示。。



     こちらは、収蔵庫前の壺です。


芸術、美術を愛し育てた本阿弥光悦翁の世界を見せてもらった鷹峰光悦寺。


念願の光悦寺に、しかも紅葉の綺麗な頃に来れて、
昨年の残念な思いがすばらしい思い出に変わりました。よかった~。




紙屋川渓谷の紅葉


車をしょうざんに置いていたので、紙屋川渓谷の紅葉を見ながら
しょうざんへ戻ってきました。


紙屋川渓谷の紅葉、みごとに真っ赤だったので、ついでに紹介しますね。





途中、杉良太郎のそっくりさんに会って写真を一枚。



しょうざん 渓谷もみじ


そして、しょうざんの渓谷もみじもついでに。





ついでになんて言うのがもったいないほどの、





見事な紅葉です。






息を呑むとは、まさにこのことかしら。。と思うほどの紅葉。
主人も、私も、言葉が出ません。。





しょうざんのお庭の紅葉は何度も見ていますが、渓谷もみじは初めて。





今日はお庭には入らず、無料で楽しめる渓谷もみじだけでしたが、





でも、今日のしょうざんが一番綺麗だったような、そんな気がします。


しょうざんのお庭に行かれた方は、渓谷もみじもぜひぜひ見て帰って下さいね。



ということで、最後はしょうざんの渓谷もみじになってしまいましたが、

鷹峰光悦寺・紙屋川渓谷・しょうざん渓谷もみじ
洛北の秋を満喫できた一日でした。


次は、洛東の秋、最初は真如堂です。

    (洛東 真如堂へ続きます。)
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京都の紅葉 岩倉実相院

2009-11-24 11:36:00 |  京都散策
東北旅行紀が、約半分終わったところですが、
(え。。まだ、そんなに続くの。?って言わないで下さいね。

この辺りでちょっと休憩。
京都の紅葉便りを少し間に挟みたいと思います。


     京都散策目次


例年京都は、もう少し遅い(11月末ごろ)紅葉なのですが、
今年は、今が一番の見ごろの様子。

11月22日に主人と行った岩倉実相院・鷹峯光悦寺
11月23日に主人・次男カップルと行った真如堂・永観堂 

の紅葉を順番に紹介していきますね。

では、まず岩倉実相院から。。


岩倉実相院
 

岩倉実相院(じっそういん)は、京都市左京区岩倉にある仏教寺院。





別名「岩倉門跡」と呼ばれる門跡寺院(天皇家縁の寺院)であり、






代々の住職は天皇家と繋がりのある人物が務められていたそうです。





京都は最近曇りや雨の日が続いていますが、この日もうす曇りのお天気。
主人と車でやって来ましたが、

紅葉も日の光が当たらない分、ちょっと寂しげかな。。





池泉回遊式庭園


岩倉実相院の庭園は、池泉回遊式庭園と枯山水の石庭の2つがあって、





こちらは、池泉回遊式庭園。







やまもみじの黄色が目に眩しいです。






岩倉実相院は、部屋の黒い床に新緑、紅葉の景色が反射する
「床みどり」、「床もみじ」でも有名。


この日も、部屋に「床もみじ」が美しく照り映されていましたが、
残念ながら、撮影は禁止。





この赤い紅葉が、黒光りする部屋の床に映し出される景色を
想像して下さいね。


枯山水の石庭


そしてこちらが、枯山水の石庭。





ちょうど見ごろの紅葉。
思わず、綺麗。。の言葉が訪れた人の口々から漏れてしまいます。





実相院には、狩野派の画家たちの描いた襖絵もたくさんあり、
部屋の中と外の両方で楽しむことができました。







色づいたもみじと、赤い千両の実、落ち葉の赤い絨毯も絵になりますね。







京都御所の近くにあった実相院が、ここ岩倉の地に移ったのは
応仁の乱の戦火を逃れるためであったとか。。


京都のお寺、一つ一つが持つそれぞれの歴史、
そんなものも感じながら、岩倉実相院を後にしました。


そして、ついでに近くの岩倉具視幽棲旧宅へ。。



岩倉具視幽棲旧宅


幕末・維新の偉人、岩倉具視(いわくらともみ)は、
公武合体策を推進し、和宮降嫁を実現させた人ですが、
(旧500円紙幣の肖像の、あの方ですよね。






急進派の弾劾を受けて、5年余り幽棲生活を送った建物が、
岩倉実相院すぐ近くに残されています。






今は、修復中で、外側から見ただけでしたが、






この邸には大久保利通、桂小五郎、西郷隆盛、中岡慎太郎、坂本竜馬らが来訪し、
王政復古の密議が行われたそうです。


すごい、すごい面子ですよね~。


さて、次は鷹峯の光悦寺です。
昨年紅葉を見に行った時、ちょうどお茶会が催されていて
入れなかったお寺です。


さてさて、リベンジなるか。。ですね。


   (京都紅葉 鷹峯光悦寺に続きます。)
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東北の旅11 岩手・中尊寺

2009-11-23 12:00:00 |  国内旅行

中断していた東北の旅の続きです。

東北の旅1 青森・ねぶたの里
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東北の旅20 仙台空港・土産編

旅の始まりは  東北の旅1 青森・ねぶたの里

10月31日(土)

平泉 中尊寺駐車場

平泉の中尊寺駐車場にやってきました。

駐車場横の千田果実店で、試食したジョナゴールド
とっても美味しくて、家までりんごを送りました。





旅行から帰ったあくる日に届くように。。
これで、旅行の後の楽しみが一つ増えました。


お食事処 衣関屋

お腹が空いて寄ったのは、これもまた中尊寺駐車場横の
お食事処衣関屋さん。

岩手県の名物「前沢牛ステーキ丼」の言葉が、
ぱっと主人の心をつかんだようです。





私は、これも岩手の名物のわんこ蕎麦。
ミニの天ぷら付きの「義経わりこ蕎麦」です。





主人は、俺だけいいの~。。とか言いながら、
念願の前沢牛のステーキ丼。

私も一切れお相伴にあずかりましたが、
とろけるように柔らかくて、美味しかったです。





中尊寺

中尊寺は天台宗の東北大本山。
嘉祥3年(850)に天台の高僧・慈覚大師円仁によって開かれました。




中尊寺 月見坂


老杉木立の続く結構きつい月見坂を、ふーふー言いながら登ります。





しばらく行くと、急に見晴らしのいい場所に。。
ちょっとここで休憩。





赤く色づいたもみじも、もう少し。。頑張れと元気づけてくれます。





途中、小学生が育てた菊の花が展示されていました。
京都だったら、小学生が育てるのはせいぜい朝顔なのに、
小学生も菊を育てるんや~とちょっとびっくり。





中尊寺 本堂


やっと中尊寺本堂に着きました。ご本尊は阿弥陀如来。




本堂にお参りして、御朱印も頂きました。


ちょうど菊祭りをやっていて、赤、白、黄
それぞれの菊の花がみごとに咲いていましたよ。





この辺りの紅葉はみごとで、息を呑むほどの赤が綺麗。
頑張って登ってきた甲斐があります。






こちらの黄色も赤に負けず綺麗ですね。






さぁ、これから、いよいよ中尊寺の金色堂へ行きます。



中尊寺 金色堂


奥州藤原氏、初代藤原清衡が1124年に建立した金色堂。

私、なんにも知らなくて、金色堂って、
金閣寺のように、自然の中で光り輝くお寺なんだと想像していましたが、


藤原氏が衰退し、金色堂も一時非常に傷んでしまった時、
源頼朝夫人政子が、金色堂を守ってくれという夢のお告げに従って、
金色堂全体を、さや堂に納めたのだとか。。

それ以来、金色堂は、ずっとさや堂で囲まれていたそうなのです。



   こちらは、旧さや堂です。


現在では、鉄筋コンクリート造りのさや堂の中、
空調つきガラスケースにすっぽりと、総金箔貼りの金色堂
納められています。

私達は、建物の中の廊下から、ガラス越しに、
金色堂の正面を見る事が出来るだけ。


確かに金色の阿弥陀堂は美しく、内部の装飾にも目をうばわれますが、
なんだか箱の中のお寺を見るようで、ちょっと残念な気もしました。。



          この建物の中に金色堂があります。



松尾芭蕉の見た金色堂


さて、ちょっと話は変わりますが、松尾芭蕉が門人の曽良と2人、
「奥の細道」の旅に出たのは元禄2年(1689)。
芭蕉は、平泉も訪れていました。





藤原三代が繁栄し、栄華を極めた平泉、
三百を越えたと言われる中尊寺の堂や僧坊もそのほとんどが失われ、


芭蕉が訪れた時、形をとどめていたのはさや堂で囲まれた金色堂だけ。


金箔がはがれ、光が散り失せ、周りをさや堂で囲まれた金色堂ですが、
金色堂だけは、朽ちずに残っていたのです。

そんな中尊寺の金色堂を見て詠んだ俳句が

    
     「五月雨の 降残してや 光堂」だそうです。


まわりの建物が雨風で朽ちていく中、光堂だけがその姿を残している。
まるで、光堂にだけは、五月雨も降り残していたのか。。 。




金色の菊の塔


金色堂は撮影は禁止で、写真を撮ることができなかったので、
代わりに菊の花の金色の塔を。





この塔も金色で綺麗でしょう~。



中尊寺 ご朱印


主人は、今回の旅にもちゃんとご朱印帳を持参。
中尊寺のご朱印も貰っていました。

東北には、四寺回廊という4つのお寺をめぐり御朱印を貰う
みちのく古寺巡礼の旅があって、4つのうちの一つのお寺が中尊寺です。



  すっごく、綺麗な字ですよね~。


これから、中尊寺を皮切りに、私達もみちのく古寺巡礼の旅に出かけます。
御朱印4つ集めますよ~。


四寺回廊めぐり、次に回ったのは毛越寺(もうつうじ)です。


  
   (東北12 岩手・毛越寺へ続きます。)

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東北の旅12 岩手・毛越寺

2009-11-20 12:00:00 |  国内旅行

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東北の旅20 仙台空港・土産編

旅の始まりは  東北の旅1 青森・ねぶたの里


10月31日(土)

平泉 毛越寺(もうつうじ)へ

平泉といえば中尊寺と思っていましたが、
実は平泉には中尊寺と並んで有名なお寺がもう一つありました。

それが、毛越寺(もうつうじ)。

車で毛越寺まで行く事にした私達。

実は、先程お林檎を買ったお店のおじさんが、
主人に、裏ワザで毛越寺近くの無料の駐車場を教えて下さってました。


「有料でも近くの駐車場の方がいいんとちがう。。
と、私は言ったのですが、

主人は、裏ワザにこだわりたかったみたいで、無料の駐車場へ。

でも、やっぱり毛越寺からは少し距離があり。。



私達は、毛越寺横の史跡公園を横切り、




毛越寺前の、綺麗な町並みを駆ける事となりました。





そして、はぁはぁいいながら、やっと毛越寺に到着です。





で、ふと見ると、真横に大きな駐車場が。。


「あぁ。。 やっぱり、こんな近くに駐車場あった~。。」というと、

「いや。。でも、、せっかく教えてくれはったのに悪いやろう。。

と、律儀な主人。

そんな。。別に報告するわけと違うのにね。


毛越寺


毛越寺も、高僧・慈覚大師円仁によって開かれたお寺です。
藤原氏二代基衡(もとひら)、三代秀衡(ひでひら)の往時には
中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったとか。。


本堂


本堂は平安様式の建物で、本尊は薬師如来だそうです。


「そういえば、なんかちょっと京都の平安神宮に似ているよね~」
とか言いながら二人でお参り。




毛越寺のすべての建物は、藤原氏滅亡後、度重なる災禍で焼失し、
この本堂も平成元年に建立されたものだそうです。

だから、まだ新しいんですよね。


開山堂


紅葉の木立の向こうに見えているのは開山堂、
毛越寺を開いた慈覚大師円仁をまつるお堂です。






毛越寺、なんか雰囲気のあるとても素敵なお寺です。


毛越寺庭園大泉が池


毛越寺庭園は、極楽浄土を地上に表現したと言われる浄土庭園で、
国の特別史跡・特別名勝の指定を受けているそう。






その庭園の中心は大泉が池。
3000坪の池はさすがに広く、池に映る紅葉も綺麗で、思わず、

「すごいね~。    「ええところやな~。  

右端の立石は、池中立石と呼ばれ、この池の象徴でもあるそうです。





毛越寺紅葉


桜、梅、つつじ、花菖蒲。。と花の寺としても有名なお寺ですが、
毛越寺は、今やまさに紅葉の時を迎えていました。





やはり、東北の秋は早いんですね。。





京都とは3~4週間の違いがありそう。。





すばらしい紅葉が見れて心がわくわく、本当に嬉しい~。



     見事な紅葉でしょう。


松尾芭蕉句碑


平泉を訪れた芭蕉が、往時の栄華なく田野が広がるばかりの平泉をみて 
詠んだ俳句、
  
    「夏草や 兵どもが 夢の跡」

の句碑が毛越寺に残されていました。






みちのく古寺巡礼四寺回廊

昨日も話しましたが、みちのく古寺巡礼四寺回廊とは、

平安時代慈覚大師円仁というお方がお開きになった、
岩手県平泉の中尊寺と毛越寺、
宮城県松島の瑞巌寺、
山形県山寺の立石寺
  の4つのお寺を周るものです。


平成十五年度、中尊寺が中心となって、毛越寺、瑞巌寺、立石寺と
合同で始めた、四寺を巡るコースだそう。




松尾芭蕉も奥の細道で訪れた事があるという、
4寺への回廊は、今や東北で静かな人気となっているよう。


私達も、この「みちのく古寺巡礼 四寺回廊」
毛越寺で2つ目。

あと、ちょうど松島へ行くので、そこで松島瑞巌寺、
山形へ行く途中で、山寺立石寺へ行く予定なのです。



毛越寺御朱印


「みちのく古寺巡礼 四寺回廊」二つ目毛越寺の御朱印です。




実はこの御朱印、いつもなら主人が貰うのですが今回は私が。。

なぜなら。。

「車を取ってくるから、御朱印貰っておいて。」

と言って、主人が車を例の駐車場まで取りに行ってくれたからなんです。


ちょっと責任感じてしまったのかな~。。
でも、助かったな~。。


御朱印を貰いお寺を出て、道路で待つ私を拾った車、
今度は、今日のお宿松島へ向けて出発です。

  

     (東北の旅13 松島一の坊へ続きます。)










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東北の旅13 松島 一の坊

2009-11-19 12:01:30 |  国内旅行

東北の旅1 青森・ねぶたの里
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旅の始まりは  東北の旅1 青森・ねぶたの里

10月31日(土)

今日のお宿は宮城県の松島。
日本三景の一つの、あの松島です。

お宿、一の坊へ着いたのは、やっぱり5時過ぎ。
周りは真っ暗で、とても5時とは思えない暗さ。

でも、なんとなく潮の香りを感じて、
やっぱり海の近くなんだなって思うんですよね。


松島 一の坊


旅館に着いて、ほっと。。





あったかいお茶を頂いて、も一つほっとです。





大きな旅館をぐるぐる回って、お部屋へ。





目の前には松島が見えるらしいのですが、
窓の外は真っ暗ですね。。





まずは、ほっこりとお風呂へ行きました。

一の坊には、眺望の湯「五大観」と露天の湯「八百八島」の
二つの大きなお風呂があり、男女入れ替え制になっています。

それ以外にもう一つ女性専用の庭園風呂「千賀の滝」が。。


「なんで、女性専用なんやろ。。」とぼやく、お風呂好きの主人。

きっと、女性のお客さんが多いんでしょうね。







魚日本料理詩季亭


夕食は、魚日本料理の詩季亭さんにて。
枡席風に仕切られた広々とした料亭です。

ここの最大の魅力は、「魚の旨さ」ということで、
魚好きの私達には嬉しい三陸の海の幸。

楽しみな夕食が始まりました。



                (写真はHPより)


ビールでの乾杯に始まって、前菜3種、日の出豆腐
海のすぐそばならではの新鮮で美味しいお造り、


松島穴子の天ぷらや土瓶蒸し。。
さすが高級旅館だけあって、どれも美しく、どれも美味しい~。






「次は、ほんだかれいの煮付けですよ。すっごく美味しんですよ。」
と、仲居さん。


煮付け料理の好きな私達は、期待いっぱい。


だのに。。。


仲居さんが持ってきたのは、ほんだ鰈の煮付けではなく豚の角煮でした。

「ほんだかれいの煮付けがなくなったので、
 豚の角煮をお持ちしました~。」



と明るく言って器を置いていこうとされます。


 。。。。。。? 私も、主人も、すぐには言葉が出ません。


そんな。。こんな一流の料亭で食材が足りなくなるなんておかしいやん。。
さっき、ほんだかれいの煮付け、おいしいですよって言うたはったのに。。



と、心の中では思うけど、うまく言葉にならなくて、

私の口から出た言葉は、

「あの。。。私、豚肉弱いんですけど。。」


それを聞いた仲居さん、

「そうでしたか。。」と言って、器を置いたまま去って行かれました。



主人も煮付けを楽しみにしていたのに、脂っぽい角煮はいらないと言うし。。
なんかせっかくの夕食のテンションが落ちてしまいます。


結局二人とも豚の角煮には手をつけず、そのまま。。
次のちらし寿司を持って来られた時に、豚の角煮はお返ししました。


でも、ちらし寿司も美味しかったし、お腹もいっぱいで、
もういいか。。と思っていたら、



さっきの仲居さんと、料理長さんが、ほんだかれいの煮付けを持って
謝りに来られました。ほんだかれい、あったの。。


なんか、煮付けが一つしかなかったので、仲居さんの勝手な判断で
二つあった角煮を持ってきたのだとか。。





もう、いいですよと言ったけど、
でも、お詫びの果物も持ってきて下さいました。

綺麗にカットされた果物や、仙台名物のずんだ餅も食べて、
ちょっと下降ぎみのテンションも再上昇。



お部屋に戻ってテレビで天気予報を見ると、11月1日、2日は全国的に雨
しかも明日は、風雨が相当きつくなるようなことを言っています。


旅行前から、後半の天気は崩れるだろうという事は分かっていたし
仕方ないんですけど。。


でも、前半も結構、曇りや霧や雨もあったな~
明日の松島遊覧はきっと無理だろうなと思いながら眠りにつきました。




11月1日(日)


朝、どうせ大雨やし。。とゆっくり寝ていたら、先に起きて窓を開けた主人が、


「ちょっと、見に来てみ~。」

何々。。と行ってみたら、お~ぉ、綺麗な朝焼けです。





うそ。。雨とちごたん。。

朝焼けの松島。。予想外の素敵なプレゼントに、ほんと感謝でした。



せっかくだったら朝風呂からも朝焼けを見よう。。
朝風呂に大急ぎで行って、展望風呂からの朝焼けを見てまた感謝感激。

今日は、絶対に雨と思っていたので感激もひとしおでした。


そして、朝食のバイキング。





お部屋の窓から見た松島です。





曇りだけど、雨は降っていないので、





水上庭園のお散歩に。。





7000坪の敷地に広がる水上庭園は、
松島の松林や、松島湾と一体化していて素敵~。





雨が降らなかったことに感謝して、




お世話になった旅館、一の坊を後にしました。


  (東北の旅14 松島遊覧へ続きます。)

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東北の旅14 宮城 日本三景松島遊覧

2009-11-18 12:30:00 |  国内旅行

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旅の始まりは  東北の旅1 青森・ねぶたの里


11月1日(日)

雨だと思って諦めていた、松島の遊覧船、このお天気ならなんとか乗れそう。。

でも、その前にちょっと藤田喬平ガラス美術館へ寄ってみました。


藤田喬平ガラス美術館


一の坊の敷地内にある、ガラス作家藤田喬平氏の作品が並ぶ美術館です。





時間が余りなく、ガラスショップとティールームを見ただけなのですが。。

ガラス製品が美しくて、それだけでも楽しかった~。





ここで、主人は写真立てを私にプレゼントしてくれました。



日本三景松島


陸前(宮城県)の松島は、安芸(広島県)の宮島、
丹後(京都府)の天橋立とともに、日本三景の一つです。

2006年年末、家族で天橋立へ行き、初めての投稿
2007年2月、主人と母の3人で宮島へ行っているので、広島への旅
私も主人も、今回の松島で、日本三景クリアーです。


3ヵ所ともに共通するのは、海岸の風景であること。
松の緑や、広がる海、岩浜や砂浜の美しさが、
しっかりと人々の心を掴んでいるんですよね。






松島の遊覧船

そして、松島の遊覧船へ。

雨降りだと諦めていた松島遊覧ができるので嬉しい~。
でも、結構風が吹いていて、波が荒い。。ように見えます。

荒い。。いや、荒そうな波を見た時、ふと、今年のお正月、
堂ヶ島の遊覧船に乗った時の事を思い出してしまったんですよね、私。

      堂ヶ島の遊覧船


軽い気持ちで遊覧船に乗ったら、すごい波に船が揺れて揺れて。。
酔ってしまって、ものすごくしんどかった事。

聞いてみると遊覧船は50分間で、外海も周るとのこと。

どうしよう。。揺れたら。。
50分も我慢できるかな。。と、不安がどどっと。

と、その時、遊覧船チケット売り場のおじさんが
チャーター船がある事を教えてくれました。





チャーター船なんて。。。すっごく高いでしょう~と思ったら
そんなにびっくりするほどでもなく、一人2000円。

普通の遊覧船が1400円なので、一人600円高いだけなのです。
(遊覧船でもグリーンだったらプラス600円。)
時間も2~30分で、松島湾の中だけだからちょうどいい。


「だったら、チャーター船にしようや。」と、主人も言ってくれて決定!


こんな感じでチャーター船は、海上を走ります。



             こちらはよその船ですよ~。


走り出したら、すぐにカモメが寄ってきて。。

天橋立に行った時、伊根の海で遊覧船に乗り、
かっぱえびせんをカモメにあげたら、
カモメがすっごく寄ってきたのを思い出し、





船長さんに聞いてみたら、ちゃんとありましたよ、かっぱえびせん。
一袋100円で買って、カモメに向かって投げると。。

寄ってくるわ、寄ってくるわ。。カモメちゃん。



            おっと、こんな事をしたら危ないよ。

もう、子供みたいに楽しい~。
船も揺れないし、風も涼しく、

きゃあきゃあ言いながら、かっぱえびせんを空に向かって投げます。
うまくキャッチしてくれるカモメもいて、すご~い。


ほらほら、お隣の遊覧船もカモメに囲まれていますね。





遊覧観光を忘れて、すっかりカモメで遊んでしまった私達。
そうそう、船長さんの説明にも耳を傾けないとね。


松尾芭蕉も小舟に乗って、遊覧した松島。(1689年5月)
奥の細道には松島湾の章もあるということです。

芭蕉は、どんな気持ちでこの島を見ていたんだろう。。なんて
320年前の松島に、ふと思いをはせてしまいました。



   この島は、320年前と何も変わらずここにあるのでしょうね。。


松島湾には大小合わせて260以上もの島があり、それぞれに名前がついているそう。

ガイドさん兼任の船長さんが、いっぱい名前を教えて下さったのですが、
え~と。。なんだったっけ。。





松島湾では、牡蠣の養殖が盛んで、こちらは牡蠣棚。
松島の牡蠣は、ちょっと小粒ながら、その分、味が濃厚で
美味しいそうですよ。食べてみたいな~。


風を切って走る船の上は気持ちよく、緑の島と青い海の色がとても綺麗。
薄い青空が広がって、ほんのりだけど紅葉もしています。





向こうに見える朱色の橋は、福浦橋(別名出会い橋)と呼ばれ、
陸と福浦島を結ぶ252mもの橋だそうです。

出会い橋だなんて、なんだかロマンチックな名前の橋ですね~。






ぐるっと松島湾を周って、桟橋へ戻ってきました。
ほんと、楽しいクルージング、楽しかった思い出が一つ増えました。






五大堂


次は、松島を代表とする景観の1つ、五大堂です。
松島海岸から突き出た小さな島の上にある五大堂。


すかし橋と呼ばれる、足もとに海が見える赤い欄干の橋を
二つ渡って、五大堂へ行きます。







五大堂は807年、坂上田村麻呂が東征の折りに建立し、
後に慈覚大師が五大明王像を安置したことから
五大堂と呼ばれるようになったそうですよ。





現在の建物は、伊達政宗が再建したものだそうで、
33年に一度、五大堂の中に安置された五大明王像が一般公開されるそう。

前回が、2006年(平成18年)8月18~20日だったそうで、
次は、2039年(平成であれば51年)ですね。

33年後か。。う~~ん、ちょっとね~、どうなっているかしらね。


最後に、五大堂から見た松島湾の眺めです。





きらきらと輝く波の上を進む白い遊覧船。
いってらっしゃ~いと、思わず手を振りたくなってしまいますよね。



さて、次は四寺回廊みちのく古寺巡り、3番目のお寺瑞巌寺です。


   (東北15 宮城松島瑞巌寺・魚市場へ続きます。)

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東北の旅15 宮城 瑞巌寺・魚市場

2009-11-16 08:30:00 |  国内旅行

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東北の旅16 山形 山寺立石寺
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11月1日(日)

瑞巌寺

みちのく巡礼四寺回廊、3番目にやってきたのは松島瑞巌寺(ずいがんじ)です。


松尾芭蕉も、奥の細道の旅で舟に乗って松島の島々を巡った次の日に、
当時奥州随一の禅寺とされたこの瑞巌寺を訪れています。


総門


瑞巌寺は828年に慈覚大師が開山した寺院です。


戦国時代以後、次第に衰退した瑞巌寺を、
江戸時代、仙台藩主の伊達政宗が、桃山様式の豪壮な大寺院に修復。

以後、伊達政宗・伊達家の菩提寺になりました。



伊達政宗によって建立された総門。


明治維新、伊達家の版籍奉還、寺領の撤廃で
瑞巌寺はまたもや衰退の憂き目を見ることになるのですが、
明治9年、天皇の行在所となり復興していくのです。


色々な歴史に翻弄されながらも、生き残り続けた瑞巌寺。
その1200年近い時の流れの中で、何を見、
どんな事を感じてきたのでしょうね。






杉木立の参道



本堂へと続く参道は、両脇に鬱蒼たる杉木立が続き、
歩いているだけで森林浴ができるよう。。

この一番奥に、本堂があります。





でも、本堂は平成21年9月1日~平成28年3月頃まで
「平成の大修理」中で、見る事はできませんでした。


国宝庫裡・大書院


代わりに、本堂修理期間中、特別公開されているのが
国宝庫裡(くり・禅宗寺院の台所)と、大書院です。





本来台所という実務の場所なのですが、
唐草などの装飾彫刻が施された柱受け(花肘木・はなさじき)があったり、

庫裏回廊は桃山文化を代表する建造物で、国宝なんだそう。


大書院には、桃山文化らしい煌びやかな襖絵の前に
本来は本堂に安置されている御本尊(聖観世音菩薩)や
政宗公位牌等が特別に公開中でした。



  庫裏の前庭に植えられている金銀木(スイカズラ)


洞窟群・西国33ヵ所観音様


参道横の小道には、洞窟群がありました。
納骨や供養のためのもので、鎌倉時代から江戸時代まで掘られていたとか。。

昔、修行僧がここで生活をし修行を積んだとも。。

うわ~。。私やったら、絶対に無理。。
昼間でも薄暗く、写真を撮るのも躊躇するような、そんな場所でした。





そして、その先には、なぜか西国三十三ヵ所の観音様がずらっと。。

今、主人といっしょに少しずつ回っている西国33ヵ所の観音様を
一気に見ることができて、嬉しいというか、びっくりです。



瑞巌寺御朱印


みちのく巡礼四寺回廊、無事に松島瑞巌寺でも御朱印を頂きました。




これで3つ。残すはあと一つ、山寺の立石寺だけです。
でも。。実を言うと、これが難関なんですよ。
なんといっても、1000段もの階段があるそうで。。


仙台名物牛たん


瑞巌寺を出ると、すっごくおいしそうな匂いが漂ってきました。
お肉があまり得意でない私でも、思わず立ち止まってしまう匂い。

仙台名物牛たんです。





もちろん、主人はじっとみつめて食べたそう。。
分厚い牛たん、一皿買って私は一切れだけお味見。

あとは主人が。。最後は結構ハードやなと言いつつも平らげていました。


お土産屋さんも、いくつか回って。。



ハイチューさくらんぼも珍しいでしょう。

幸せの神様という、幸せ夫婦ふくろうのストラップをお揃いで。。


松島魚市場


お昼御飯は、松島魚市場で。





観光客でいっぱいです。





「旨み」を「とろみ」に閉じ込めた、あっさり醤油風味の
かき丼というのを見つけて、すぐ、これに決定。

限定一日30個という牡蠣茶碗蒸しも。。





松島を遊覧している時から、牡蠣を食べたかったんですよね~。





プリプリで、濃厚な牡蠣、うま味たっぷりでおいしかったです~。



山形自動車道


東北自動車道、山形自動車道と乗り継いで、山寺の立石寺を目指します。
日曜日の高速で、どこまで行っても1000円。
でも、がらすきです。





山形蔵王パーキングエリア

立石寺へ行く途中寄った山形蔵王PAからは、とても綺麗な景色が見えました。





色づく山々、すすきの穂。。
秋の訪れを、五感で感じることのできる風景です。




そして、将棋で有名な天童も近いのですね。
こんなオブジェも飾ってありました。





さ、もうすぐ立石寺ですよ~。

    

    (東北16 山形 山寺立石寺へ続きます。)

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