![カルエボシ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/5c/192d608633e233cd1778a0f43e7b7318.jpg)
近くの海岸には流木やロープ、発泡スチロールなどに付着したカルエボシが時々漂着する。彼らはいつも群生している。
この日見つけた群れは、まだ生きていた。蔓脚(まんきゃく又はつるあし)を出して、長く伸ばした柄を動かしている。海水につかると蔓脚を広げるが、海水が引いていくと蔓脚を引っ込めてしまう。
蔓脚類の中の有柄類で、エボシガイ科
頭頂部は2枚の背板、2枚の盾板、1枚の細長い峰板の計5枚の板からなる。各板は白色だが、時々半透明の板を持った群れも見ている。板には多数の溝がある。
頭頂部の先端にある背板が尖っているのがカルエボシの特徴である。
近縁種のエボシガイは背板に丸みがあり、カルエボシよりも大型で頭状部が4センチ内外もあり、また柄部も長い。
いろんな図鑑やホームページで紹介されているもので、両種を混同していると思われるものが多数ある。私は、三重県内では第一人者の方にお尋ねして、カルエボシの特徴を教えてもらった。近縁種とは厄介なものだ。
2007.9.24
![カルエボシ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/83/5d1119f44ce33d0f9509871006f0bd46.jpg)
「カル」に該当する漢字が判明しましたら宜しくお願い致します。