川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

嬉野史編さん完成記念座談会開催

2010-02-07 22:32:43 | 日記
 2月7日、松阪市嬉野中川新町の中川新町地域交流センターで「嬉野史編さん完成記念まちづくり座談会」が開催されました。この催しは合併前の嬉野町時代から足かけ10年をかけて、このほど完成した「嬉野史」の完成を記念して開催されました。会場には嬉野地区の市民を始め、市内から約100名の市民が参加して、基調講演、事例報告、まちづくり座談会を熱心に聞き入りました。

 嬉野史は平成10年8月に町史編纂室が開設され、同12月に編纂準備委員会開催、翌平成12年11月から編纂が始まりました。平成17年1月に松阪市に合併した後も編集が続けられ、平成21年12月に全6巻の「嬉野史」が完成しました。
 嬉野史は『自然編』、『史料編(上)』、『史料編(下)』、『考古編』、『文化財・民族編』、『通史編』・『うれしの写真帳』からなります。

 この日の座談会ではまず、嬉野史編さんに携わられた三重県史編さん専門員の吉村利男さんが「嬉野史編さんから見えたもの」というテーマで基調講演がありました。編さんでは歴史史料が18262件、文化財・民族資料が1836件集められましたが、その中には驚くべき史料に巡り会った話しなどをされました。

 事例報告では地域振興局振興課主幹の福島ひろみさんから「嬉野伝統行事と地域おこし」の話しを、八田城山公園保存会会長の原田秀己さんから「八田城跡の里山保全」の話しを、NPO法人みえ自然・文化財保護サークルの粕谷忠さんが「天花寺里山ルネッサンス構想」や「どんぐりまつり」などの話しを、新屋庄かんこ踊り保存会会長の前田さんから「新屋庄かんこ踊りの後継者問題」の話しを、嬉野津屋城町のでこさん保存会会長の鈴木護会長から「でこさんが行われるようになった言い伝え」などの話しをされました。

 まちづくり座談会は「歴史がわかると未来が見える!」というテーマで行われ、吉村さん、福島さんのほか、三重大学准教授・松阪市景観審議会会長の浅野聡さん、松阪市文化財保護審議会委員・松阪市景観審議会委員の門暉代司さん、嬉野史編纂委員長の小玉道明さん、前松阪市文化財センターの小林典子さんが、それぞれのテーマで話しをされました。


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