大相撲技量審査場所が5月15日で中日を迎えた。新聞で結果を見るだけであるが、結構話題が豊富でおもしろい。予想通り強い横綱白鵬がどこまで突っ走るのか、意外と活躍している大関魁皇と把瑠都のうち、魁皇が元横綱千代の富士の持つ歴代最多勝利の1045勝に、あと「4」と迫っている。この魁皇と同部屋のブラジル出身の魁聖が新入幕で無傷の8連勝。これは1980年の佐田の山以来31年ぶりの快挙であるということですが、どこまで連勝をのばすか注目です。
八百長問題で大相撲夏場所に変わり行われている大相撲技量審査場所は、観客から入場料を取らず無料とし、テレビ放送や懸賞金などがないが、成績や記録は生かすということです。
星取表を見ると八百長問題で引退した力士が目につく。十両以上で15人、解雇処分で星取表から名前が消えた力士を含めると17人、力士全体の約1/4に当たる。そしてその多くは外国人力士である。全体的に外国人力士が多いのでその確率が高くはなるが、外国から日本の相撲界という特殊な世界に入り、これまで頑張ってきたのに残念であろう。
真剣勝負の世界で八百長は相撲ファンに失礼であるが、彼らは何も知らない「無」の状態で日本の相撲界に入り、八百長も一つの文化だという認識があったのではないか。相撲界も不祥事続きで「引退」という判断を下さずにはいられなかったのであろうが、彼らには気の毒な気がする。
私も鏡里や千代の山・吉葉山が横綱だった頃以来の相撲ファンです。今場所の星取表の空白部分は少し気になりますが、これからの展開が楽しみです。
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