大学入試のインターネットによるカンニングで2月3日、19歳の予備校生が逮捕されました。私はこれまであまりカンニングをした記憶はありませんが、試験の歴史とともにカンニングも一緒に歩んできたのではないかと思います。昔のように消しゴムに書いたり、鉛筆を2つに割ってその間に書いたりして、「カンニング」というと何となくユーモラスな感じがしてきました。しかし今回のようにインターネットを使ってのカンニングともなれば、ついにここまで来たのかという気がします。
それにしても大学入試問題は難しい、大学に行っていない私には、全くといっていいほどわかりません。高校入試のために猛勉強したことがあっても、今の高校入試問題も難しいと思います。
私の人生の中で社会人になってからもいろいろな試験を受けてきました。趣味にかんする試験もあれば、仕事の中でもいくつかの資格試験がありました。私にはどんな試験でも猛勉強をして全て一発で合格する、同じ試験は2回受けないという「美学?」がありました。
私の人生の中で一番難しかった試験は、以前いた会社で受けた「技術士」という資格です。この試験は本来、理工系の大卒者が受ける試験であり、私のように高卒、しかも農業高校卒の受ける試験ではありませんでした。しかし受験資格に「○○卒以上」などの条件は全く無かったので挑戦しました。
試験の範囲は広く、物理、科学、天文学、気象学、地学などこれまであまり習ったことのない専門的な知識が求められました。どんな問題が出るかも分からず、名古屋の本屋に行ってこれまでの問題集を買い求め、問題の傾向をつかんで、それにあう専門書を買いあさりました。
勉強は仕事が終わってから会社でして、また休日も会社に出て勉強しました。試験は四択もありますがが、ほとんどは「○○についてあなたの考えを書きなさい」という論文形式です。手を休めることなく文章を書き続けなければならない試験です。自分なりに猛勉強しましたが、試験結果は見事!不合格でした。試験結果は不合格でしたが、いい経験をさせてもらいました。
これまで取った資格のほとんどを更新せずに流しましたが、ただ1つ「地質調査技士」という資格だけは更新しています。ここにきて私にとって一番難しい試験は「松阪市議会議員選挙」という試験です。
今も若者たちが大学を目指して、また高校を目指して一生懸命に勉強されていることに敬意を表したい。そしてカンニングをしないで難関を突破されることを望みます。
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