川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

巳年に寄せて

2013-01-02 21:13:00 | 日記
 今年は巳年。皆様からいただいた年賀状の多くにもヘビが可愛く描かれていました。
 巳(み、し)は十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)のひとつで第6番目に数えられ、西暦年を12で割って9が余る年(2013÷12=167余り9)が巳の年ということです。
 現在十二支は、ね(ネズミ)、牛、虎、う(ウサギ)、龍、み(ヘビ)、馬、羊、猿、鳥、犬、い(イノシシ)と動物があてはめられていますが、本来は動物とは関係がなく、庶民にわかりやすくするために動物があてはめられたということです。

 十二支ともう1つ「十干(じゅっかん)」があります。十干は草木の誕生から成長して、次の世代へ種を残し、さらに次世代の成長が始まるという様子を表していると言われ、紀元前1400年前の中国の殷の時代に始まりました。
 十干は、甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)辛(しん)、壬(じん)、癸(き)で表し、今年は「癸(き)」となります。

 この十干と十二支を組み合わせたものを「六十干支」または「十干十二支」あるいは単に「干支(えと)」と言います。今年は「癸巳(きし)」となります。この十干十二支の同じ組み合わせは、10と16の最少公倍数の60年で一巡します。このため人は60才を迎えると暦が還る、すなわち「還暦」となります。赤いチャンチャンコを送るのは、もう一度生まれ還って出直すという意味があります。

 12支のうちで架空の動物「辰・龍」は別として、実在する動物で「巳・蛇」ほど、怖がられたり、気味悪く思われたりする動物はいないだろう。
 私は、ヘビは好きというわけではないが、特に気持ちが悪い生き物でもない。田舎育ちであるので、子供のときから慣れ親しんだ生き物であるからだ。私の家の屋敷は約450坪とだだっ広く、ヘビはよくやってくる。たまにマムシもやってくる。以上蛇足ながら。

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