川口保 のブログ

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岡寺山継松寺で四萬六千日行われる

2018-08-11 03:48:02 | 日記
 「岡寺さん」でおなじみの松阪市中町の岡寺山継松寺で、8月9日から10日の早朝にかけて「四萬六千日(しまんろくせんにち)」という行事が行われました。この行事はミズ・ネットワーク(東村佳子代表)が主催して行われ、この日にお参りすると、四萬六千日分参拝したことと同じ功徳があると言われています。

 岡寺山継松寺は3月に行われる初午大祭のお寺としても有名です。当寺の歴史がHPには次のように書かれています。
 『当山に伝わる「継松寺儀軌」によると、聖武天皇の勅願により行基菩薩が創建しています。聖武天皇42歳の厄年の際に、ここのご本尊如意輪観世音菩薩を宮中にお奉りし祈願した後、再び当山に安置したことから厄除け観音としてこの地域の厄年の参拝者が多く訪れます。後に洪水によりお堂は流失しますがその際に海中よりご本尊を拾い上げた二見の漁師であった三津五郎右衛門正信が弁財天のお告げを聞いて出家し継松法師となりお寺を再建したことから継松寺と名付けられるようになった。
また弘法大師空海が当山に逗留した折に本尊の両脇に不動尊と毘沙門天を造り安置したと伝えられている。
 元は石津にあったが、慶長17年(1612年)松阪城主古田重治により現在地に移された。』

「四萬六千日」の行事は全国各地で行われている観世音菩薩の縁日のことで、「四万六千日」、「四萬六千日参り」とも表され、東京浅草・浅草寺の「あさがお市」や「ほおづき市」が有名です。
 四萬六千という数字の由来は不明であるが、一升の米粒が四萬六千粒あるとされ、これを人間の一生にかけていると言われています。46000日を年数になおすと、約126年になり、この位無病息災で過ごせるようにと願った数字と伝えられています。

この日継松寺の参道には灯ろうが並べられ、幻想的な雰囲気がかもし出されました。地元の友人の話しでは、この縁日は昔からあり、子どもの頃には多くの出店も出ていたという事です。寺の境内ではミズ・ネットワーク松阪主催のあかりコンサートや浴衣ショーなどがあり、また継松寺の柏木文雄住職の講話もありました。
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