(優秀賞1席に選ばれた「きくはる号」)
特産松阪牛を決める「第62回松阪肉牛共進会」が11月27日、松阪市伊勢寺町の松阪農業公園ベルファームで開催されました。
「特産松阪牛」とは兵庫県産の黒毛和牛で、雲出川から宮川流域の市町で900日以上育てられた牛という条件があります。この日予選を勝ち抜いた50頭が出品され、審査の結果、優秀賞1席から4席が選ばれました。
松阪牛の女王、優秀賞1席には多気町前村の畑敬四郎さんが育てた「きくはる号」が選ばれました。畑さんは一昨年に次いで2回目の受賞です。第2席には大紀町打見の北村徳郎さんが育てた「ふくとし号」が、第3席には大台町下真手の西村豊一さんが育てた「さきよし号」が、第4席には大紀町金輪の藤原靖世さんが育てた「やすふくみ4号」が選ばれました。
このあと競り市が行われ、共進会に出品された50頭の牛は、威勢のいい掛け声とともに、次々と精肉業者の人に競り落とされました。優秀賞1席の「きくはる号」は例年通り最高値がつき、2010万円で津市の精肉店「朝日屋」が競り落としました。
表彰式には来賓として森本、田村両代議士、高橋参議院議員、鈴木三重県知事、関係地域の県議が参列され、私も野口議長らと共に出席させていただきました。
優秀賞に選ばれた飼い主はもとより、予選を勝ち抜いた牛を育てた飼い主の皆さんも、いずれも牛を育てる「職人技」という気がしました。今回松阪市内からは優秀賞に1頭も選ばれず、残念がる声も聞かれましたが、広い地域で「松阪牛」を支えていただいていると考えればいいのではないかと思います。
(来場者でにぎわう牛まつりの会場)
共進会と同時に開催された「松阪牛まつり」には早朝から大勢の人たちが詰めかけ、特に松阪肉のすき焼きの無料での振る舞いには長い列ができました。会場には多くの出店が並び、来場者は思い思いの買い物や飲食を楽しんでいました。関係者の話では、今年は例年より来場者が多いということでした。
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