川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

安楽天神の初天神開催される

2020-01-26 15:24:08 | 日記
 松阪市安楽町の安楽寺(佐藤順晋住職)の境内にある「安楽芭蕉天神」で2020年1月25日「初天神」があり、私も初めてお参りさせていただきました。
安楽天神では毎月25日が縁日ですが、特に1月25日は「初天神」として地元の人や市内外から約200人のお参りがあるということです。

 社殿に掲げられている安楽芭蕉天神の由来には次のように示されている。(要約)
 江戸時代中期の寛永2年(1749)の正月、三河国額田郡(現岡崎市)の一誉忍龍上人が伊勢参宮の途中、安楽寺に立ち寄ったとき、急病にかかり手を尽くして治療したが、回復の兆しがなく、いよいよ命も限りとなった。このとき上人の夢に神霊が現れて芭蕉の葉を授けた。夢から覚めた上人は、境内にある芭蕉の葉を煎じて飲むと、病気は全快して伊勢参宮を果たすことができた。
 三河に戻った上人はこの出来事が忘れがたく、安永8年(1779)自ら安楽寺の第11世に晋薫され、三河国・岩津天満宮より分祀を得て、菅原道真公の像を勧請し、当山の鎮守として祀った。この時の芭蕉は今も安楽寺の境内に残っている。
 この「芭蕉天神」はのちに「安楽天神」の名前で知られるようになった。

       
                       (参拝者に甘酒が振る舞われる)

 初天神では佐藤住職が般若心経を唱える中、参拝者は病気平癒、寿命長久、学問成就や心願成就などを祈願する。この日参拝者には甘酒が振る舞われ、また野菜など販売する店も現れる。
 佐藤住職さんの話ではこの天神さんにお供えするのは、大根、麩、お米で、大根は「山のもの」、麩は昆布や海苔を模し「海のもの」、米は「里のもの」を表すということです。なお3月25日の縁日は総祈願として天神の像が出され、参拝者が直接拝観・祈願できるということです。
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