川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松尾神社で御田植祭開催される

2019-05-13 04:34:28 | 日記
                  (約30名が水田に入って田植をしました)

 松阪市立野町の松尾神社(岡村行通 宮司)で、令和元年5月12日に御田植祭がありました。この行事は松尾神社が主催し、松尾神社崇敬奉賛会(錦金則会長)が共催して平成23年から行われているもので、今年で9回目となります。昨年は雨天の中で行われましたが、今年は五月晴れの下、神社総代、氏子代表や奉賛会会員、また地元の立野地区の(昔の)早乙女の皆さん達、そしてJA大足店の職員さんたち、また今年は松尾小学校の早乙女さんたちや保護者の皆さんも加わって総勢約80名が参加しました。

 
 (垣本禰宜から早乙女に苗が手渡されました)       (薮谷源司耕作長のクワ入れ)

 松尾神社は、酒造の神と崇められたということから、酒を醸造する人たちが信仰する神社です。平成23年(2011)10月に20年に一度の式年遷宮を迎え、この遷宮の一環として神酒を醸造することになりました。この時は藤之木町の水田をお借りして御田植祭を行い、酒米「神穂(かみのほ)」を植えました。この年は農事組合法人コスモスに依頼して田植え機により植えられました。
 岡村宮司の「子どもたちも参加した、手植えによる本格的な御田植祭をやりたい」という強い希望があり、2年後の平成25年から今の水田に場所を移して、現在のような手植えによる本格的な御田植祭になりました。しかし、これまでは子どもたちの参加はありませんでした。

   
                     (初めて田植を行った早乙女たち)

 今年は6名の小学生女児が、姉さんかぶりにたすき掛けで参加しました。彼女たちはもちろん田植をするのは今回が初めて、大人たちに交じってうまく植えていました。また地元立野町の大福寺住職や、地元の沖和哉市議や橘大介市議も水田に入って田植をしました。

 
            (地元の沖和哉市議(左)や橘大介市議(右)も田植に参加しました)

 この水田の代掻きや育苗などの準備はすべて、丹生寺町の東海農産(藪谷源司代表)さんに奉仕していただきました。
 このような神社の御田植祭が行われるのは、松阪市内ではこの松尾神社だけということです。この日植えた苗が実った9月には、稲穂を抜き取って神様に供える抜穂祭(ぬいぼさい)が行われます。また収穫されたもち米は松尾神社に寄贈され、例大祭の餅まきなどに使われます。

 この行事は私のブログ「松阪市内の祭り100選」記載してあります。

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