川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松阪豚 売り出し中

2019-05-05 06:12:04 | 日記
 松阪といえば言わずと知れた「松阪牛」「松阪肉」が世界のブランド。この松阪肉の中の「特選松阪肉」は、松阪肉の中でも数パーセントしかない超高級肉。世界中の牛肉で一番高いといわれている。
 今から40数年前、少しだけ東京に住んでいたことがあった。このとき「どこから来たの?」とよく聞かれた。「三重の松阪から」というと皆がみな「松阪肉の松阪ですね」と言われた。この時すでに松阪肉は全国に知れ渡っていた。

 松阪といえばもう1つ、「松阪鶏焼き肉」が最近B-1グランプリに参戦して活躍中で、NPO法人「Do it!松阪鶏焼き肉隊」のアンテナショップ1号店が4月の下旬に多気の五桂池ふるさと村にオープンした。鶏焼きは比較的安価で庶民の味である。
 鶏焼肉の草分け的な存在が松阪市大河内町の「前島食堂」。前島さんは元々矢津町で酒屋さんをしていた。50年以上も前の若い時「大河内青年学級」に入れてもらっていたが、会合のあとよく前島酒店でビールを買って飲んだ、缶ビールや小びんのない時代、大びんを1本ずつ配ってラッパ飲みをした。つまみは主にカッパえびせん。それからしばらくして鶏焼き店「前島食堂」をオープンされた。

 牛、鶏、そしてもう1つ「松阪豚」を最近売り出している。そのけん引をしているのが松阪市田村町の山越畜産。2016年に「山越畜産 松阪豚専門店 まつぶた」が松阪市高町にオープンした。ホームページには「究極のブランド豚「松阪豚」」となっている。
 この豚の生産者である田村町の山越弘一さんとは古い友人で、これも50年以上も前の話しになるが、山越宅が当時の私たち若い畜産農家のたまり場となっていた。養豚、養鶏、ブロイラーなど飼育している10名ほどの青年が寄っていた。豚肉の塊を厚切りして焼いていただいたりもした。ある年の大晦日に集まって、そのままの勢いで、車に詰め込み乗って伊勢神宮に年越し参り行ったことがあった。この時山越さんが賽銭に1万円札を出した。50年前の1万円は今のお金に換算すると10万円くらい価値があるのかなあ。そのとき彼は25歳くらい。この頃から大物であった。
 私の地元でも、当時多くの養豚農家や養鶏農家があったが、現在は皆無の状態。この時の仲間で今も畜産を続けているのは山越さんと、もう1人位。山越さんの今後ますますのご活躍を期待したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする