松阪市立野町の松尾神社(岡村行通 宮司)で、5月10日に御田植祭がありました。この行事は4年前から始まったもので、今年で5回目となります。この日は神社の氏子代表や奉賛会会員、また地元の立野地区の(昔の)早乙女の皆さん達、そしてJA大足店の職員、みえこどもの城の関係者など約60人が参加しました。
神殿前で祭礼を行ったあと、お祓いをした苗が垣本長生禰宜(ねぎ)から藪谷源司田長(たおさ)に手渡され、河合健自耕作長(JA大足店店長)など約20人が、5.9aの水田に入って、餅米苗を植えました。
田に入って植える人に対して、外からの見学者が、幅が狭いとか広いとか歓声をあげながら見守っていました。参加者たちはドロドロになりながら約30分かけて植えました。また岡村宮司や立野町の大福寺の堤康雄住職も一緒に田に入って植えました。
(祭壇に苗を供えお祓いをしました) (大福寺の堤住職(左)と岡村宮司(右))
この水田の代掻きや育苗などの準備はすべて、丹生寺町の東海農産(薮谷源司代表)さんに奉仕していただきました。
このような神社の御田植祭が行われるのは、松阪市内ではこの松尾神社だけということです。この日植えた苗が実った9月には、稲穂を抜き取って神様に供える抜穂祭が行われます。また収穫された餅米は例大祭の餅まきの餅などに使われます。
松尾神社の御田植祭は私のブログ「松阪市内の祭り100選」に記入しました