川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

平成24年度本居宣長翁の奥墓で墓前祭

2012-10-22 15:23:59 | 日記
 爽やかな秋空が広がる10月21日、松阪市山室町の妙楽寺山頂にある本居宣長奥墓で平成24年度 本居宣長墓園祭が行われました。この祭は山室山観光協会(三宅明会長)が主催して毎年この時期に行われており、宣長翁の霊を慰め、功績を讃えるために1901年(明治34年)から続いています。

 妙楽寺は樹敬寺の隠居寺で、宣長は生前しばしばこの寺を訪れ、この山室山の山頂を自分の墓所と定めていました。享和元年(1801)11月5日宣長が亡くなると、遺言書にもとづきこの地に葬られました。墓石の「本居宣長之奥墓」は宣長の自筆で、かたわらには宣長が好んだ山桜が植えられました。

 宣長没後211年後の今年の墓園祭には地元観光協会、自治会の人たちを始め、山室幼稚園(糀谷澄子園長)の園児や関係者、また国会議員、県議、市議を始め多くの来賓が訪れました。祭事のあと三宅明山室山観光協会会長のあいさつ、来賓のあいさつなどがありました。本居宣長記念館の吉田館長はあいさつの中で、今年は古事記ができてから1300年にあたります。この古事記は「尊い」、そして古事記を読めるかたちにした本居宣長は「さらに尊い」。今本居宣長の奥墓にきて、本居宣長は「尊い」、そしてこの奥墓を守ってきた市民は「さらに尊い」と思うと、述べられました。
 
              
                      (山室幼稚園園児によるダンス)

 祭礼のあと、「宣長さん吟詠剣詩舞道実行委員会(加藤象山代表)」の吟詠の会会員により、「本居宣長翁を偲ぶ(落合旦山 作)」の詩吟が奉納されました。
 墓園祭のあと妙楽寺の境内で山室幼稚園園児によるダンスや、もちまきが行われました。
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