川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

尖閣諸島問題で荒れる中国

2012-09-18 09:18:52 | 日記
 尖閣諸島をめぐる反日デモが暴動と化して中国全土を覆っている。暴徒は日本企業や日本食などの商店のみならず、韓国のサムスンやスイスのメーカーであるロレックスの店まで襲っており、まさに手当たり次第といった有様である。
 先進国ではもし暴動が起きれば、国はこれを沈めようとするのが普通であるが、中国国民の日頃の国に対する鬱憤を、反日という方向でガス抜きさせるためか、中国政府はこれを煽っているようである。専門家は、中国政府としてこの暴動の矛先がいつ政府に向けられるか、不安をもっているという。

 中国の外国企業や商店などがこの暴動で破壊され、略奪され、放火され多くの損害がでているが、これにより多くの中国人労働者が働く場所を失うことになろう。またテレビの映像では、日本車が壊され、ひっくり返されたりしているが、おそらく中国人の所有であろう。自分の大事な愛車を破壊された人の気持ちはどうであろうか。
このような混乱が起きると、困るのは中国に在住する善良な日本人や、日本に在住する善良な中国人である。冷静に対処していただきたい。

 17日福岡市の中国領事館に発煙筒2本が投げ込まれる事件があった。建物への延焼やけが人が無かったのが何よりである。目立ちたがり屋の仕業であろうが、日本人の品位が問われるのでやめていただきたい。
 昨年、東日本大震災が発生した時、日本は外国から驚異の目で見られた。日本では、これだけの大きな災害が起きたのに、なぜ暴動が起きないの?、なぜ略奪が起きないの?。それは古くから日本人の心の中に培われてきた、どんなときでも相手を思いやる心であろう。

 言うまでもないが、尖閣諸島は日本の領土である。それは中国首脳もわかっているはずである。暴徒化した漁船団が大挙して諸島周辺の日本の領域内に押し寄せても、日本の領土が中国領土になることはない。
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