これまで開催されてきたオリンピックも人々に感動を与えてきたが、今回のオリンピックは特にすごい気がする。残り2秒からの逆転勝利したフェンシングの準決勝。破れはしたが女子バドミントンの決勝の行き詰まる攻防。そして昨日の女子バレーの中国との準々決勝、マッチポイントをとられてからの逆転勝利。また卓球、サッカー、体操などなども、すごかった。
今大会の柔道は不振であった。今の競技柔道は、これまで日本で培われてきた1本を取るきれいな柔道とは、だんだんとかけ離れて行く気がする。強いものが勝ち、弱いものが負けるスポーツの世界であるが、柔道はオリンピックの種目の中でも、1番狂わせの起きやすい競技かも知れない。
陸上競技や水泳では、優勝候補が1回戦で敗退することは、フライングなどは別としてまずあり得ないが、柔道では優勝候補が1回戦で敗退することもありうる。
それでも男女ほとんどの階級で金が取れなかったのを見れば、かつて山下、吉田、古賀、野村、井上そして女子の田村(谷)亮子などの、名の知れ渡った強者どもが順調に勝っていった時代に比べると、今は全体的に小粒になったのかも知れない。
銀メダルや銅メダルを取って絶賛される競技もあれば、銀メダルを取っても、あまり騒がれない競技もある。柔道は後者の代表であろう。
現時点までの日本の獲メダル得数が、金2、銀13、銅14となっており、金と銀や銅の割合がアンバランスな国も珍しい。銅は種目によって1競技に2つある場合もあるが、金と銀は同数のはずである。日本のアスリートにとって、金と銀の間の壁が越えられないことになる。
国によっては銀や銅より金の方が多い国があるばずで、調べてみると、韓国金12銀5、カザフスタン金6銀0、北朝鮮金4銀0などがある。
これからも女子サッカー、バレー、レスリングなど楽しみな競技もあり、眠れぬ熱い夜が続きそうである。
今大会の柔道は不振であった。今の競技柔道は、これまで日本で培われてきた1本を取るきれいな柔道とは、だんだんとかけ離れて行く気がする。強いものが勝ち、弱いものが負けるスポーツの世界であるが、柔道はオリンピックの種目の中でも、1番狂わせの起きやすい競技かも知れない。
陸上競技や水泳では、優勝候補が1回戦で敗退することは、フライングなどは別としてまずあり得ないが、柔道では優勝候補が1回戦で敗退することもありうる。
それでも男女ほとんどの階級で金が取れなかったのを見れば、かつて山下、吉田、古賀、野村、井上そして女子の田村(谷)亮子などの、名の知れ渡った強者どもが順調に勝っていった時代に比べると、今は全体的に小粒になったのかも知れない。
銀メダルや銅メダルを取って絶賛される競技もあれば、銀メダルを取っても、あまり騒がれない競技もある。柔道は後者の代表であろう。
現時点までの日本の獲メダル得数が、金2、銀13、銅14となっており、金と銀や銅の割合がアンバランスな国も珍しい。銅は種目によって1競技に2つある場合もあるが、金と銀は同数のはずである。日本のアスリートにとって、金と銀の間の壁が越えられないことになる。
国によっては銀や銅より金の方が多い国があるばずで、調べてみると、韓国金12銀5、カザフスタン金6銀0、北朝鮮金4銀0などがある。
これからも女子サッカー、バレー、レスリングなど楽しみな競技もあり、眠れぬ熱い夜が続きそうである。