フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

確率

2015-06-04 23:05:09 | Weblog
今年の宝くじの「サマージャンボ」が購入出来るのは明日までです。買おうか買わないでおこうか迷っている人は悩ましい二日間になりそうです。ところで買うと決めて向かう先はどの売り場でしょう。当りがよく出ると評判の売り場に出掛けますよね。一方で冷静に考えれば、宝くじの当たる確率は何処で買っても一緒です。それでも、ここから○億円の当りくじが出ましたという言葉につられてその売り場で買うのです。
その確率ですが、日常生活で頻繁に使われる言葉ですが、この言葉の出発点は賭事に勝ちたいというところから始まっています。最初に考えはじめたのは近代数学の祖と言われるカルダノという人物ですが、元々は賭博師でした。その後、確率の体系化を目指したのが有名なフランスのパスカルでやはり賭博の問題として研究したそうです。コインの裏表でもわかるように何度も繰り返していると比率が一定の数値に近づいて来ます。しかし宝くじでは何度も繰り返しているうちに破産の憂き目にあいそうですね。