フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

選挙権年齢引き下げ

2015-06-18 22:51:56 | Weblog
昨日の参議院本会議で、選挙権年齢を「20以上」から「18才以上」に引き下げる改正公職選挙法が全会一致で可決成立しました。70年ぶりの選挙権年齢の引き下げで有権者は約240万人増えるそうです。こうしたニュースに接すると自分の18才の頃はどんな風だったかとふと昔を偲んでしまいます。
18才といえば高校3年生か大学の1年生ですね。巷では舟木一夫さんの「高校三年生」が大ヒットし一年後の東京オリンピックの話題で沸騰していました。さらに東海道新幹線の開通も話題になっていました。一方で政治的話題があったかは中々思い出せません。昨日成立した選挙権年齢の引き下げによる240万人の該当者の政治的関心はなんでしょうか。党首討論で行われたテーマの安全保障法、集団的自衛権については意識の中に少しでもあるでしょうか。推測ですが、ほとんどないでしょう。ですから、選挙権を手に入れることで新聞の見出しに目を向ける回数が増えるのかもしれません。そうなると良いですね。
かつて「17才のこの胸に」というヒット曲がありましたが、18才の胸には今何があるのでしょうか。