フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

カラオケ列車

2015-06-20 20:30:46 | Weblog
「暴れん坊将軍」は時代劇の中で私が最も好きなドラマです。ご存じのように徳川幕府の八代将軍、徳川吉宗が主人公です。その吉宗が66才で亡くなったのが今日20日です。実際の吉宗像とはかけ離れたドラマですが、それでも徳川15代の中で存在感のある将軍です。彼の人材登用には彼の信条が良く出ています。それは「人は用い方にて物の用に立つものなり」で、大岡忠相などを抜擢したと言われています。
さて、私の今日は「物は用い方によってさらに用に立つものなり」で、列車の中でカラオケを楽しんで来ました。いわゆるカラオケ列車の催しです。走る列車の中でカラオケとなると、揺れにあわせでビブラートが効いて快適でした。東北のお座敷列車と同様に列車は運ぶものという概念を変えて動くカラオケボックスとして楽しむんです。皆さんのお相手をしながら窓の景色を楽しみ、また列車の動きにあわせてリズムを刻む。行程の中に酒蔵見学もありで歌とお酒に酔う1日でした。

野球放送

2015-06-19 22:55:03 | Weblog
今日から、プロ野球の交流戦後のペナントレースが始まりました。ドラゴンズのゲームのない日は淋しいので、私などはようやくと言った感じです。最近はテレビの野球中継が途中で終わったという苦情はほとんど聞かれなくなりましたね。それは地上波の中継が減ってCSなどで試合開始から終了まで放送するようになったからでしょう。ただし土曜、日曜のナイターは激減しましたから、放送局の対応は大変ですがね。
私の場合は日曜のデーゲームのゲーム時間の影響を受けながら日曜は過ごすのです。原則ラジオは試合開始から終了まで放送するわけで野球終了後の生放送を担当している身としては、ゲーム時間によって私の放送時間が変化するのです。長い延長戦の場合は2時間番組が10分足らずの時もあったくらいです。
このところの試合時間は多少スピードアップされてきています。テンポがはやくなってきて、3時間を切るゲームもあります。監督やコーチの談話で投手のテンポのよさがバッターや守備に影響が出るんだと言われて投手が意識しているせいかもしれませ
ん。
さあ、今週の日曜はどれくらい放送時間があるでしょうか。

選挙権年齢引き下げ

2015-06-18 22:51:56 | Weblog
昨日の参議院本会議で、選挙権年齢を「20以上」から「18才以上」に引き下げる改正公職選挙法が全会一致で可決成立しました。70年ぶりの選挙権年齢の引き下げで有権者は約240万人増えるそうです。こうしたニュースに接すると自分の18才の頃はどんな風だったかとふと昔を偲んでしまいます。
18才といえば高校3年生か大学の1年生ですね。巷では舟木一夫さんの「高校三年生」が大ヒットし一年後の東京オリンピックの話題で沸騰していました。さらに東海道新幹線の開通も話題になっていました。一方で政治的話題があったかは中々思い出せません。昨日成立した選挙権年齢の引き下げによる240万人の該当者の政治的関心はなんでしょうか。党首討論で行われたテーマの安全保障法、集団的自衛権については意識の中に少しでもあるでしょうか。推測ですが、ほとんどないでしょう。ですから、選挙権を手に入れることで新聞の見出しに目を向ける回数が増えるのかもしれません。そうなると良いですね。
かつて「17才のこの胸に」というヒット曲がありましたが、18才の胸には今何があるのでしょうか。

夕方

2015-06-17 22:26:26 | Weblog
かつてアナウンサーになりたての頃、粋がって私の声は「トワイライトボイス」つまり、黄昏のようにちょっと切ないような雰囲気の声だと恥ずかしげもなく公言していました(笑)。今は人生自体が黄昏てしまっているかもしれませんね。
さて最近の報道で早稲田大学の研究グループが『朝よりも夕方や夜に受けるストレスのほうが体内時計の乱れにつながる』とのマウスによる実験結果を発表しました。朝の時間帯ではストレスをかけても体内時計はほぼ正常だったとも付け加えられ、さらに検証が必要とも報道されました。となると、私のトワイライトボイスは、朝方のほうがリスナーにとって体内時計を狂わせないのかもしれません(笑)。精々朝方の番組に売り込まなければなりませんかね。
体内時計が狂うと生活習慣病にかかりやすいと言われますが、まだ私の番組へのおたよりではそんな話が届きませんから、きっと私の声はトワイライトボイスではなくモーニングボイスなのかもしれませんね。

ケーブルテレビ

2015-06-16 21:36:47 | Weblog
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今日はケーブルテレビの日だそうです。1972年の今日、有線テレビジョン放送法が 成立したことによるものだそうです。私もケーブルテレビの歌謡曲番組の司会をさせて貰ってもうずいぶん経過しましたので、やはり嬉しい気分ですね。当然我が家もケーブルを敷いてあるわけですが、何よりチャンネル数が多いので、選択権がこちらにあるような優越感が持てるのが良いですね。
かつて地上波しかないテレビの初期の頃は、よく子供に悪影響を与える番組だとクレームがつくことが話題になりましたが、昨今はそんな話題はほとんどありません。当時もそんな風に思うなら見なければよい、子供に見せなければよい、という開き直った説も飛び交いました。考えてみると当時は、チャンネルを代えようにも番組自体が少なかったですから、こんな論争が起きたのでしょう。
私が今、お世話になっているのは豊田にある「ひまわりネットワーク」の「歌が一番」というやはり歌謡曲番組です。一度見逃しても何度も放送しますから、是非楽しんで下さい。

言葉

2015-06-15 21:46:04 | Weblog
カレンダーが売れる時期は年末が相場ですが、なんと一年を通して売れているカレンダーがあります。それは松岡修三さんの叱咤激励の言葉が書かれているカレンダーで今のところの今年のベストセラーだそうです。「崖っぷち大好き」なんて松岡語録がちりばめられていてその言葉に励まされるということです。テニス界で実績を残した人だけに、彼の言葉はすんなりと受け入れられているのでしょう。やはり机上で作られる言葉とは違うのでしょうね。崖っぷち大好きという言葉にしても、崖っぷちに立った時にプラス思考になるかマイナス思考になるか、このカレンダーを買い求める人の気持ちの人自体がプラス思考の塊ですから、心に響くのでしょう。
日常生活でも人とのやり取りの中で相談を受けることがあり、言葉でアドバイスする際にはやはり体験した中からの言葉が必要となる証しです。また、たった一つの言葉が終生の座右の銘になることがあります。そんな言葉がカレンダーから見つかるかもしれませんね。

うるささ指数

2015-06-14 20:48:40 | Weblog
普天間騒音裁判で「うるささ指数」なる数値がとびだしました。うるささ指数75以上の原告に国は賠償を命じました。75という数値がどれ程かはわかりませんが、それぞれの家庭の中でも、世の旦那さんは我が家のうるささ指数の数値は高いよと嘆いているのではないでしょうか。私だけでしょうか?(笑)。
年をとると残念ながら、行動にスピード感がなくなり、また気付きが鈍くなり忘れることも多くなります。となると、家人や娘から全く似た口調で批判の矢が飛んで来ます。反論出来ません。心の中のうるささ指数は100に近くなります。自分でも指摘されたことはちゃんとわかるのですが、指数が上がる度に腹立たしくなるのです。人間が練れていないのですよね。
しかし考えようによれば、まだ指数が高くなるほうがいいかもしれません。つまり何処かで家族が気にしていると思えるからです。ですから、原告の私としては賠償金なんてとんでもないことです。まあ、精々飛んできた矢をかわす身のこなしを練習しておきましょう。

カラオケ大会

2015-06-13 18:55:15 | Weblog
今日はあるカラオケイベントの審査員を勤めてきました。歌の出来そのものよりも、出場される人達の衣装が楽しいですね。皆さん、工夫を凝らしたというか、普段はとても着ることの出来ない衣装を当たり前のように着ていらっしゃいます。成人式を何回もやっていらっしゃる方の振り袖姿、何回目の結婚式かと思える真っ白なドレス姿。男性はスパンコールつきのスーツ。タキシード姿もあります。恐らく異次元の世界で楽しんでいらっしゃるのでしょうね。
カラオケを練習して歌が上手くなるのはもちろんですが、こうしてステージでの自分の姿も大きな楽しみでしょうか。なんでもこうしたカラオケ衣装の専門店があるそうですね。皆さんそうしたお店の情報を共有していらっしゃるみたいで、ステージの袖で情報交換をされています。歌手になりたかったという夢を持つ人達は大変多くいらっしゃいます。その夢の実現ををこうして果たしていらっしゃるのでしょう。楽しいカラオケの会でした。

日本列島

2015-06-12 21:02:00 | Weblog
明けるところがあれば、入るところあり、これは梅雨入り梅雨明けのことで、早くも沖縄地方の梅雨明けが昨日発表されました。日本列島の細長さがよくわかります。ただし沖縄地方でもまだ不順な天気が続くそうですから、気を付けなければなりません。
この日本列島には47都道府県があります。我々の常套句では「北は北海道から南は九州、沖縄まで」とよく使います。北海道、沖縄は本当によく使います。もちろん首都の東京都、大阪府、観光地で欠かせない京都、奈良県、また、ご当地ソングのテーマになりやすい、長崎、神戸のある兵庫県、長良川の岐阜県。と、県名が出てくる県と出ない県とがはっきりわかれています。余り県名が出てこない滋賀県では、県名を変えたほうが注目されるのではないかという動きが出ているそうです。日本一のびわ湖をかかえる県ですから不思議な気がしますがね。「近江県」という案があると聞きました。
さて、愛知県はどうでしょうか。愛知万博でかなり盛り返したですかね。それでもやはり、名古屋の方がとおりがよさそうですがね

日本人としての自信

2015-06-11 22:43:34 | Weblog
今回のドイツミュンヘンサミットで、安部総理はよく喋ったでしょうか。報道から読み取るとまあまあ発言はあったようですね。よく外国からの日本に対する揶揄として会議での日本人の発言の少なさが話題になります。内弁慶という言葉が昔からあるので、国民性なんでしょうか。やれば出来るのに、自らが出来ないと思いこむ性格、色んなところに自信のなさが伺えます。
ところで松阪牛が初めてヨーロッパに輸出されることになりましたね。イタリアで開催中のミラノ国際博覧会(万博)で7月1日~4日、三重県の出展エリアの来場者に松阪牛を提供することになりました。そうなんです。日本はもっともっと自信をもって世界にアピールしなければいけません。会議の話ではありませんが、どうも消極的になりすぎるような気がしてなりません。松阪牛も大絶賛を受けると思います。
TTP交渉が難航していますが、外国製品なにものぞという気概に欠けているような気がします。一例として米不足の時のタイ米どうでした?日本の米がやはり最高でした。国民すべからく過信ではなく自信を持ちたいですね。