フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

動物天気予報

2015-06-06 20:45:25 | Weblog
天気の諺に「カエルが鳴くと雨」「ツバメが低く飛ぶと雨」「魚が跳ね上がると雨」があります。昔から、動物による天気の諺は多くあります。天気予報がなかった時代には人々は自然を観察して気象を予知して暮らしていたわけです。元々天気予報そのものが雲の動きや風向きなど自然を観察するところから発達してきたわけですからね。つまり観察は発見にも繋がります。
こうした観察を呼び物にして好評を博しているところがあります。三重県の鳥羽水族館でそこには「カエルとイモリの天気予報水槽」があり天気予報を発表しています。カエルやイモリは湿度を読むスペシャリストだからだそうです。動物観察はこういう時代でも我々に知恵を与えてくれるかもしれません。
観察といえば、よく「家の玄関に今年もツバメが巣を作った」と自慢する人がいます。自慢したくなるのはわかります。ツバメは優しい人の家にしか巣を作らないと言いますからね。ツバメに聞きたいのは、何処でその優しさを見分けるのかです。人を見るツバメの目、勉強したいですね。