フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

民族性

2018-03-20 23:35:44 | Weblog
会社へ行く途中の電車の中で若者が気持ちよく眠りこけている姿が見受けられます。昼寝と言えば老人の特許だとばかり思っていたのですが。昔は家庭の中で昼間、お婆ちゃんがコックリ、コックリよくしてましたよね(笑)。
それにしても不思議なのは日頃眠りたくても眠れず、睡眠導入剤の世話になっているくらいなのにどうして電車の中ではストンと眠れてしまうのでしょう。まあ、これは日本の電車は安全だから無警戒に眠れるという証明でしょう。しかし、こうも言います。「枕が変わると眠れない」と言うように、睡眠は習慣性が非常に強く、場所が変わると眠れないことが多くあります。学者の説によると、日本人が昼間よく眠るのは、日本人の住居の狭さが原因だと言うのです。狭い部屋に雑魚寝をするだけに、夜は熟睡出来ず目が覚めやすかったので、細切れの睡眠が民族性に繋がったという分析です。
雑魚寝の習慣が電車の中で発揮されるのでしょう。