フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

梅に鶯

2018-03-17 21:32:51 | Weblog
季節の変わり目の表現には、よく和風の表現が使われますね。この時期は「梅に鶯」から「桜につばめ」と変わる頃です。梅や桜は、我々の日常ではよく見かけますが、鶯やつばめはあまり目に止まらなくなりましたね。初めて鶯の鳴き声を聞いた時は、ああ春だと実感する時ですが、なかなか耳に届きません。
ところで、鶯というと我々アナウンサーとも縁があります。初めてマイクに向かった時を初鳴きと言いました。鶯も季節の初めの頃は「ホーホケキョ」という鳴き方もおぼつかないものですからそれに例えたのでしょう。
そうそう、鶯嬢という言葉もあります。間もなくプロ野球が始りますが、各球場には、鶯嬢がいて、選手紹介をします。また、選挙が始まりますと、街宣車に乗って候補者を紹介する人も鶯嬢と言います。選挙はともかく、プロ野球の開幕は文字通り球春ですね。となると、見事なホーホケキョも 間もなく届きますね。