フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

参議院議員選挙

2016-02-23 21:35:44 | Weblog
ちょっとおさらいをしておきましょう。「選挙をおこないます。立候補する人は届け出て下さい」とみんなに知らせることを「公示」または「告示」と言います。公示は憲法七条の天皇の名によって示される国会議員の総選挙と参議院議員の半数を選ぶ通常選挙の二つだけに使います。補欠選挙の場合は告示を使います。その補欠選挙が参議院議員選挙の前に行われますね。例の、不倫議員の辞職に伴う選挙などです。
立候補予定者の名前などを見ると、候補者の中には参議院議員からくら替えして立候補する人もいます。参議院よりも衆議院のほうが格が上という意識からでしょうか。衆議院で決めたことを参議院で否決しても衆議院で三分の二の賛成があれば、可決となるわけですから、衆議院上位の意識が芽生えるのでしょうか。こうした衆議院上位の考え方が投票率の低下に結び付いてしまいます。もちろん各政党の人材メニューにも問題ありかもしれません。
つまり当選の可能性だけで候補者を決めているからです。選挙が個人レベルで行われる証さです。この弊害は政党を渡り歩く議員が多く出ることなんですよ。