フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

雨のはだか祭

2016-02-20 23:48:44 | Weblog
今日は天下の奇祭、国府宮のはだか祭です。生憎の雨模様になりました。見物する人々にとっては嫌な雨になりますが、厄落としのはだか男達にはは結構な雨と言えるかもしれません。何故なら、はだか男達が神男を目指してがもみ合う際の摩擦熱はすごいもので、普段は周りから水をかけて摩擦を防ぎます。その時には、その熱で水が水蒸気となって煙りのように立ち上る光景をニュースで良く見ます。今日は水を撒く必要がないかもしれません。私もかつて、このはだか祭を取材したことがありますが、はだか男達の意気込みはこの時期の寒さをものともしない激しさがあります。
さて「鉄鉾会(てっしょうかい)」という組織を知っていますか?この会は歴代、神男を務めた人たちの集まりのいわばOB会です。はだか祭の当日には、この神男を守って、無事に務めを果たすことが出来るようにするんだそうです。1200年以上続く伝統の行事は、こうしたしっかりしたバイプレーヤーの活躍があってのことです。