フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

秋めく

2015-08-17 21:19:09 | Weblog
過去のデータでわかっていることですが、記録的な暑さには南北の差はほとんどなく、また、その記録の日は立秋過ぎが多いというものです。お盆の頃に記録するようですね。海に囲まれた日本はどうしても他の北半球の国々に比べて遅くなり、八月中旬が最高記録になるそうです。そのお盆も過ぎた今日の名古屋地方は何となく秋風が吹き始めたような気がします。ドラゴンズはとっくに秋風が吹いていますがね(笑)。
秋風とともに気温め下がり、ほんとに過ごしやすくなりました。あの猛暑にヘトヘトになっていた筈なのに、夏が終わると感じることは少々寂しいものです。「惜春」という春を惜しむ言葉はありますが、惜夏、惜秋、惜冬という言葉はありません。つまり日本人は春だけを惜しんだようです。ところが、欧米には惜夏という言葉があるそうなんですね。欧州人が暑さが大好きだからではなく、欧州の夏は日本の春のように快適な季節が夏なんです。ロンドンやパリの八月は日本の五月の気温と同じ気温なんです。今宵は風鈴の音を楽しんだらどうでしょう。