フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

お盆

2015-08-15 23:37:23 | Weblog
各家でお盆の行事が行われています。今、行われているのは一ヶ月遅れのお盆でこの地方では普通です。京都の大文字の送り火もお盆の行事ですから、全国的に八月にお盆を執り行っているようです。郡上踊りの徹夜踊りもお盆の行事から来ているようで、こちらも八月説、また、故郷への帰郷ラッシュもこの時期となれば、すべてが八月お盆なんでしょう。
こうしたお盆では、新仏のある家で行う盆を新盆と言い心を込めて盆の行事を行います。僧侶に棚経(たなぎょう)をあげてもらい、親類筋を招いて供養する盆です。逆に新盆のない盆のことを吉事盆とも生盆(いきぼん)と言い、親のある人はお盆の間、魚をたべて親の長寿を願う日にします。この考え方はお盆は生きている両親に対して礼を行い、健康を祝う行事であるということから来ています。祖先の霊を供養するだけでなく、今ある親を大切にするわけですね。
こうしたことから、誕生日の考え方も今自分があるのは、両親のお陰で、両親に感謝する日にするというのと同じです。