フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

交代

2012-12-26 22:21:27 | Weblog
平成時代を振り返って目につくのはトップの交代です。企業、役所、銀行のトップはもちろん、このところは内閣総理大臣が目まぐるしく交代しているのは一つの人事革命と名付けていいかも知れません。しかし革命というには少々内容が薄いかも知れませんね。
今回の選挙で名前があり、道半ばだった政治家が数多く表舞台から消えて行きました。政界は一度舞台から去っていってしまうと再び戻ることが出来にくい状況が続きます。しかしそんな中で安倍総裁が再び表舞台に戻ることが出来たのは、敗者復活戦のシステムを取り入れたといってもいいでしょう。このシステムが導入されることで政治家のいきあたりばったり的な行動がなくなると思うのです。どんなに力強く見えてもその場で足踏みするだけでは前進しません。求められるのは、小さくてもいいから確実な前進の一歩なんです。敗者復活戦があれば改革を叫ぶだけでなく本物の一歩を踏み出すことが期待出来るのです。
今日、首班指名されて新しい内閣が誕生しました。本当に国民の為にやりたいことを、挫折を味わった安倍総理大
臣として手がけて貰いたいものです。