フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

笑い講

2012-12-02 19:25:08 | Weblog
1年の憂さを笑いで吹き飛ばす「笑い講」が山口県の防府市で行われました。鎌倉時代から伝わる祭りで、参加者はサカキの枝を手にして太鼓に合わせて3回大笑いするのです。3回笑うというのは意味があるんだそうです。1回目の笑いは今年の収穫への感謝、2回目の笑いは来年の豊作への願い、そして3回目は悲しみや苦しみを忘れる為ということです。笑い足りないと判定されると酒をつがれ笑い直すのです。
笑いの持つ力は本当に馬鹿になりません。大笑いでなくてもにこやかであるだけで距離がうんと近くなります。いつもそうした笑顔を作ることでコミュニケーションが上手く取れるんです。
しかしいつも言いますが、年をとってくると口角が下がり気味になり、心とは別に顔はぶすっとした感じになります。それを避ける為には口角をあげる必要があります。目と口を結ぶ三角形の筋肉を表情筋といいますが、ここが硬直しないようにしなければなりません。その為の訓練は赤ちゃんをあやす「いない、いないばあ」がいいそうです。鏡をお孫さんと思ってばあとやってみてください。上手くいけば人生の新しい道が開けるかも知れませんよ。