フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

サンタのプレゼント

2011-12-06 23:57:54 | Weblog
この時期になると、家庭での親子の会話に「サンタのおじさんから何をプレゼントしてほしい?」と尋ねることが出てくるでしょう。親がまだ今年のプレゼントを決めかねている状態ですね。ところがこのほほえましい会話が最近はキャッチボールが出来なくなっているようです。つまり、お父さんさんの探りに「べつに」と子供が答えるのです。特に幼児に「欲しいものは」と聞くと「何も無い」という答えが返って来ることが珍しくないそうです。
私たちの子供時代は欲しいものが沢山あってもまずクリスマスでも手に入らない時代、その後クリスマスと正月、それに誕生日だけが子供がビッグプレゼントを手に入れる時代が続きましたが、今は年中となり、クリスマスが特別という時代ではないかも知れませんね。「サンタのおじさん、プレゼントお願いします」といいながら眠りにつく子供達、そんな光景が年末に繰り広げられるのが、むしろクリスマスイヴの素敵な一面だと思っているのですが。
年中行事のありようとして家族の温かさを行事を通して確認することがあると思うのです。大人と子供の温かい関係を作る工夫を今一度、考えて見ましょうよ。