フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

最強の女性

2011-12-05 22:08:00 | Weblog
昔サッチャー今メルケル。これは世界最強の女性と言われる人の名前です。サッチャーさんはイギリスの鉄の宰相と言われ、メルケルさんはドイツの現在の首相です。この首相の首を縦に振らせるのは相当な難儀だと言われています。「マダムNO」とも言われている位です。欧州の危機回避に当たっても持論の我慢の哲学を貫いていますが、他のユーロ圏の国々のいらだちをよそに、動かぬドイツの先頭に立っています。もちろん国内のメルケル首相の支持率は上がっています。結果的にこの我慢の哲学が成功するかどうかわかりませんが、際立つのはリーダーシップがはっきり見えていることです。
山内昌之著『リーダーシップ』には、リーダーの条件として、※全体を見通す力※胆力※人心掌握力の3点をあげています。この中でメルケル首相は胆力に優れている女性に見えます。我が国を引っ張る野田総理のこの3点についての採点はどうでしょう。私の持論をここで少し述べると、リーダーが胆力を発揮する時は、人材を登用する時です。誰が何と言っても信じた人を自信を持って登用する勇気を持ってほしいことです。
それにしても最近は女性の方が胆力がありそうですね(笑)。