フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

重苦しい

2009-03-03 21:28:31 | Weblog
奈良のお水取りが始まったら、何と今日、名古屋市内は雪がパラつきました。雪そのものはロマンチックか風情がありますが、更に上を見上げてみると雪空というのはど~んとした重苦しい感じがします。まるで最近の日本の状況の様です。
相変わらず重苦しいニュースが多く、気分が滅入りますが、この状況を打破する明るいものを期待するとしたら、やはりスポーツで国民的種目の野球、WBCでの二連覇でしょう。しかしこちらも侍ジャパンのリーダー、イチロー選手が不調と言われ、何となく重苦しい気分が漂っています。何とか打破して少しだけいい気分にして欲しいですね。
こうした閉塞状況が続くと心配なのは、子供や若者達が未来に対して希望を持てなくなってしまう事ではないでしょうか。「あきらめが興味を駆逐する」 これは私が作った言葉ですが、特に若者達の興味を持つ力が落ちて、前向きにならない事です。
そうした中でやれば出来るという感動を与えてくれるのがスポーツです。北京オリンピック、陸上競技4×100mリレーの男子決勝で史上初のトラック種目メダル獲得を思い出して下さい。重苦しい空気を一気に打破しました。
したがって、たかが野球というなかれ、そんな思いで選手達の活躍を見守りたいと思います。