フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

自由研究

2008-08-31 21:19:53 | Weblog
夏休み最後の日曜日、今日は日曜日を楽しむどころではなく、一家総出で夏休みの宿題に取り組んでいる家族も多いことでしょう。
夏休みの宿題の中で一番厄介なのが自由研究です。私の子供の頃もこれが負担でしたね。自分の中で記憶に残っている自由研究は夏休み期間中の天気図を切り抜いて夏の天気を分析(そんなえらそうなものではないか)するものでした。この時しっかり取り組んでいれば、今頃気象予報士としてお天気キャスターになっていたかもしれませんが、その時限りの事でした。
今、数多くある日本の資格の中で人気があるのは、この気象予報士です。平成6年度から導入され、平成20年までに29回試験が行われ、6814名の合格者、そのうち6613名が気象予報士として登録されています。その合格率は10%以下で、5~7%が平均ですからいかに狭き門かわかります。私の知人にも何度かチャレンジしているものもいますが、未だにいい報告を聞いていません。
すでに資格を持っている人に聞くと、きっかけは素朴な疑問の答えを探すうちに気象に興味を持ったと話しています。「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」この答えは「低気圧が近づき風が強くなると、ツバメは空高く飛べずにいる小さな虫を捕える為に低く飛ぶ」だそうですが、こうした事を知る事で興味を増していくのでしょう。
何にしてもトライすることは好奇心が旺盛であることが必要です。育てる事、それは好奇心を増す事を後押しすることかもしれません。
さあ、宿題頑張って下さい。