フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

歴史の勉強

2008-07-12 23:11:55 | Weblog
今日7月12日は源頼朝が1192年に征夷大将軍になった日です。(1192いいくに作ろう鎌倉幕府) そこで今日のお勉強ですが、征夷大将軍と関白の違いです。
私が昔聞いたところによると、征夷大将軍は源氏系、関白は平氏系でした。ですから徳川家康は源氏の流れですが、豊臣秀吉は源氏系の戸籍を手に入れる事が出来ず、藤原氏出身の近衛家養子となって関白の宣下を受けたのです。
ところがどうもこの説はそうともいいきれない様です。秀吉の前の織田信長が本能寺の変の前に朝廷から三職推任の意を受けていました。三職というのは関白、征夷大将軍、それに太政大臣の事で、この三職の内どれでも名乗っていいと言われたのです。
織田信長は平氏の出身ですから征夷大将軍の話が出て来るはずがないのですが、こうした話があるという事は源氏、平氏にそれ程こだわっていなかったのかも知れません。
その昔「美濃の系図倒れ」という言葉があった様に、系図を勝手に作る風潮もあっただけに、その人の持つ系図もどこまで信用できたかわかりませんものね。
歴史といえば、よくわかっている筈の昭和初期の日本の歴史の勉強が殆ど学校でできないカリキュラムを何とかしなければいけませんね!