マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「ハノーバー・ストリート」

2006-08-03 11:31:05 | 好きな俳優 ハリソン・フォード

Hanover Street 1979年 アメリカ作品

監督 ピーター・ハイアムズ
主演 ハリソン・フォード レスリー=アン・ダウン クリストファー・プラマー リチャード・マシュー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1943年、第二次世界大戦下のロンドン。ハノーバー・ストリート。アメリカ兵パイロットのディビット・ハロラン中尉はある女性と出会う。一瞬にして互いに恋に落ちるが、その彼女は名前もつげず、再会の約束もしないまま去ってしまう。それでも、彼は休暇を利用しあの街角に立つ。すると再び彼女が現れた。彼女の名はマーガレット。密かに二人は愛をはぐくむ中、ハロランは重要な任務を任される。それは、イギリス兵のスパイをドイツ基地へ潜り込ませる作戦だった。イギリス兵の名はポール・セリンジャー。マーガレットの夫だった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
フォードには珍しく純粋なラブ・ストーリー。
何年も前に鑑賞したが、あまり良い印象が無かったこの作品。
今回、見直したら、あれれ?印象ががらりと変わった。自分好みの話だったのだ。男の偲ぶ恋。おいおい、こんな切ないお話だったっけ?(笑)

フォードは主役のハロラン中尉。
先日も話した写真集の中に彼が一番自分に近い役柄がこの役なのだと言っているんだとか。
ちょっと自信過剰な感じのようで、それでいて、物事をわきまえているようなやさしい男。彼女を相手にはしゃぐ姿は可愛らしかった。スリムだし、めっちゃかっこいい~!!強引にデートに誘うシーンなんか、ついOKと言いたくなるよ。あの瞳で言われたら・・・。が、しかし、相変わらず走り方がいまいちかっちょ悪い。う~む。運動神経いまいちの人だからなあ。(苦笑)

何故前回好印象じゃなかったか?と考えた。
やはり当時は”ヒーロー=ハリソン・フォード“というイメージが大きかったのであろう。このメロドラマ風の作品に彼がマッチしてなかったように思えたのだと思う。
それに、ラスト。
フォード中心に見ているとあのラストシーンはなんとなく納得いかなかったのだ。今見れば十分納得なんだけども。

ムカつくのが(いつもの事ながら)この女優というかの役柄だ。まあ好みの顔じゃないというか、好きなタイプの女じゃないというかなのだが。
このマーガレット。すっごく都合のいいような事を言うのだ。夫のポールがハロラン中尉と一緒のようだと聞いた時「彼だったら夫を必ず助けてくれると思った」と言うのだ。
なななんだと~!!彼は、あんたら家族の兵士じゃないっつ~の!と言いたくなった。彼は、彼女の夫だと知ってから必死にこの足手まといの男を機転を利かせて守ってくれるのだ。けなげでいじらしいし、すっげ~いい奴。それをだね、そのあの彼女は。
とそんなに嫌な人でもないけでも。

ちなみに。
夫のポール役のクリストファー・プラマーさんは、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のご主人でした。どっかで見たなあと思った訳だ。

作品的に古くさ~い感じのベタな物語。映画の雰囲気も50年代の作品か?とも思えてしまう。

甘~い感じのフォードを見るには必見な作品だ。

コメント (4)
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