The Girl on a Motorcycle (la motocyclette) 1968年 イギリス・フランス作品
監督 ジャック・カーディフ
出演 マリアンヌ・フェイスフル アラン・ドロン ロジャー・マットン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
夫のレイモンと一緒にベッドで眠っているレベッカは、ダニエルとサーカスに出演している夢を見て目が覚める。
彼女は、ハイデルベルクに住む大学教授のダニエルに会いたくなりライダースーツに身を包み彼からプレゼントされた大型バイクにまたがりハイデルベルクを目指すことに。
途中、流れる景色を見ながら彼との出会いや想い出にふけるレベッカ。
なぜ今の夫と結婚してしまったのだろうかと思いつつ、もう一度ダニエルと会える事を楽しみにバイクを走らせるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
調べたら、昨年リマスター版がリバイバル上映され3月にブルーレイになっていたこの作品。
サイケデリック・モータームービーなんだそうだ。(昨年の公開時サイト)
自分は、そんなことすっかり知らなくて普通にDVDで観賞させてもらった。
今更ながらサイケデリックとはなんぞや?と調べたら
「心理的感覚や様々な幻覚、極彩色のぐるぐる渦巻くイメージによって特徴づけられる視覚・聴覚の感覚の形容表現」(ウィペディアより)
なるほど、そう説明されるとあの映像も納得がいくぞ。
昔は本当にビックリだったんじゃないかな?今見ても凄い色使いだと思ったのだから。
彼女の雰囲気を簡単にいうと、アニメ「ルパン三世」パート1(緑ジャケット、ルパン)に出てくる、ふ~じぃこちゃぁ~ん風。
ふ~じこちゃぁ~んもきっとあのライダースーツの下は裸体だろうから。
というか、あれって女性だとジャンプスーツというらしい。
なんぞや?とこれまた調べたら、男性でいうつなぎなんだと。女性用つなぎじゃ~かっこ悪いわな。(^◇^;)
それでは、ドロンはと言いますと、彼女が熱烈に思いをはせる大学教授ダニエルでした。
今の夫は年上の優しい人だけど優しすぎる冴えない男ということらしい。そんな夫に比べたらそりゃ~男の色気がぷんぷん、女性が夢中になるいやらしさを持った彼の方がいいに決ってますわな。
さらに禁じられた恋(不倫)ともなればなおさら~。そういうのが似合う似合う。格好いいドロンでした。
バイク乗ってる姿はやっぱいいなあ。
そうそう、ライダームービーと言われてますが、どう見てもあれって引っ張ってますよね?
昔はよくそういう撮影技法を使っていた(今もかも知れませんが)らしいので。
良くも悪くもラストですよ、一種のホラー映画かと思ったくらい衝撃的でした。
いや~凄い作品でしたわ~。(~_~;)