Le clan des Siciliens 1969年 フランス作品
監督 アンリ・ヴェルヌイユ
出演 ジャン・ギャバン リノ・ヴァンチュラ アラン・ドロン イリナ・デミック シドニー・チャップリン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
囚人が刑務所へ護送されてきた。その中にロジェ・サルテもいた。
彼は弁護士を待たずに審査を受け有罪の判決が下された。だが実はその時、サルテは警官に扮した仲間に脱獄の道具を受け取っていたのだった。再び護送されることになった彼は見事脱獄に成功する。
そして、彼に協力をしたのは、表向きはゲーム機の販売をしているマナレーぜ商会のボス、ヴィットリオ・マナレーゼだった。
彼はサルテから受け取った切手でイタリアのシシリーの土地を老後に移住する為に購入していたのだった。
サルテはほとぼりが冷めるまでマナレーぜ一家に匿われることになった。だが、身を潜めていることがキライなサルテは自由気ままに行動してしまう。
一方、サルテにまんまと脱獄されたル・ゴフ警部は、奴の唯一の家族、妹を見張る事にするのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
マナレーゼはマフィアのボス。彼らは、大胆な強盗作戦を立てる。それは、輸送する飛行機ごと、宝石を盗むこと。
その計画の地点で突っ込みを入れたくなったが、その大胆さが凄い結果を招くのだ。そんな展開になるとは・・・。
それでは、脱獄したサルテを演じた、ドロンはと言いますと。
出ました!女がほっとかない男だけある彼。と言うか、必ず女性絡みが。(~_~;)
相手が誰とは言いませんが、その女性の言い訳が凄かった。
「あの人が悪いの。」
いや、どう考えても、全裸で海辺に寝そべっていれば、どんな男でも誘いに乗りますよね?あんな美しい人だったら~。
ということで、ラストまで彼は生き残っていませんでした。何故かというのが気になる方は是非に観賞を。
にしても、彼の演じる役は死が多い。2本に1本は、死ぬ演技をしてるんじゃないかな?
そうそう、追いかける警部は、「冒険者たち」で共演していたリノ・ヴァンチュラ。
今回ドロンの出番は少ないのに、
クレジットはジャン・ギャバン、リノ・ヴァンチュラ、アラン・ドロンと3人並びだった。
なので当時は、大御所二人に人気絶頂のドロンって感じだったかもしれませんね。(あくまでも、憶測)