Luftslottet som sprängdes 2009年 スウェーデン・デンマーク・ドイツ作品
監督 ダニエル・アルフレッド
出演 ミカエル・ニクヴィスト ノオミ・ラバス レナ・エンドレ アンデシュ・アルボム・ローゼンダール
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ミカエルは、次号の「ミレニアム」に掲載する記事を書いていた。それは、リスベットの無実を主張するものだった。
リスベットの異母兄弟で殺し屋のロナルドが、逃走を続けている中、父親のザラチェンコに頭部を撃たれ、重体に陥った彼女は、何とか助かり回復へと向かっていた。だが、リスベットが回復すれば、父親殺し未遂事件の裁判が始まる。
ミカエルはその時に備え無実を証明するものをかき集め、妹で敏腕弁護士のアニカと彼女が裁判に勝つように作戦を立てていた。
一方、ザラチェンコを利用していた秘密組織は、彼を殺し、リスベットを再び精神病院へ入院させる為に、精神科医のテレボリアンと共に裁判への準備をしていた。
そして、リスベットの裁判が始まった。
テレボリアンは、すべて彼女の被害妄想が産んだものだと主張するのだが。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
こちらもまだ原作を読んでいないので、原作に何処まで近いのか分からないが、とにかく映画の感想を書くことに。
今回は、リスベットの裁判が中心。法廷劇ともいうべきか。
そして、今までの事の成り行きのすべてが解明されていく。
いや~あのリスベットの主治医さんがむっちゃいい人で、スッゴク嬉しかった。
ここにも彼女の味方がいた~って感じでさ。
彼が何気に「もう少し先延ばしに出来るけど」っていうのが好きだったなあ。
そして、やっとミカエルの活躍でした。
脅しに屈指ないように必死にがんばっていた、彼。
リスベットの隠れ家で作業する様子がなんか妙に好きになったのだ。
ミカエルにとってリスベットってどんな存在だったんだろう。
そりゃあ、命の恩人だけども。
なんかもっと違う感じに思えたんだよなあ。
原作読むとそこらへん、解決するかな?
ミカエルの妹さんにちょっとドキドキ。
というのも、なんで妊婦さんなの?タイミングがそうだったとしても、もう、お腹の赤ちゃんとかが、心配で心配で、身ごもって裁判するってすげ~な~なんて思ってしまったのだ。
だって、内容も内容だったしさ。
最初のあの証拠ビデオはここまでの伏線だった。いや~そんなにあのシーンが影響するとは。
とはいえ、
精神科行きは、大きな組織の隠ぺい工作としては、ベタな作戦。
まともな事を言っているのに、狂言だと思わせちゃうのは安易というか手っ取り早い感じはした。
なので、思いっきり逆転劇となった。
なんか大人のこそくな面を見せられたって感じ。
しかし、スパイ一匹で国が潤うって凄すぎ。
その裏事情が妙に納得ものでした。
今もそういう取引されてるのかな?(どっかであるとも聞いたけれど)
ラストはリスベットの見せ場。
身軽な彼女が打ち勝ったね。
原作者が急死してしまった為に、このシリーズはここまでだそうだ。
彼の中にはもっと続きがあったみたいなんだけどね。
もうちょっとこの続きが見たかったなあ。
ミカエルとリスベットが協力して、あのハリエット事件を解決したような、難事件に向かった欲しかったなあ~って。
二人の関係もどうしようと思っていたんだろう?
原作には書いてあるのかな?
久々に夢中で見れる作品に出会った。いや~楽しい一時だった。
こういう作品に出会えるから、欧州圏の映画は面白いのだ。
映像だけの中身空っぽ映画は、そろそろ下火になって欲しいものだ。
マニアとしてはね。(^_-)-☆