Das Blut der Templer 2004年 ドイツTVスペシャル
監督 フロリアン・マックスマイヤー
出演 ハラッド・クラスニッツァー ミルコ・ラング カテリーヌ・フレミング ラルフ・ハーフォース
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
紀元1099年。コドフロア率いる十字軍は聖都エルサレムを征服した。その後9人の騎士団がテンプルマウントに残りテンプル騎士団を発足させた。
伝説では、彼らがキリストの遺物と聖杯を見つけたとされているのだが・・・。
1988年.教会で洗礼を受けていた赤ん坊が何ものかに殺されかける。
そして18年後。
未だにその夢を見ている、大きくなったデイビッドは真相を確かめようと調べ始めた。その矢先に今度は自分自身が何ものかに襲われ始めるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
またもや、宗教関係作品だった。
なので、最初のくだりがちょっと分からん。
だが、聖杯は「インディ」で題材になったので、不老不死になるというのは、理解できたが、なんで、あれを入れて飲まないと行けないかは分からなかった。
さらに、テンプル騎士団のもろもろ対立。いい加減、勉強しないとダメ?(爆)
主人公は青年、デイビッド。物語は彼を廻るいろいろだったのだ。
彼のママ役(悪役なのだが)の女優さんは、「コブラ11」第3シリーズに出演していた方だとお見受けした。
あの時と同様冷たい感じが漂っていたけども。
そうそう、何気にかっこいいハーフォースが居た。
騎士団の一人だったが、なかなかいい感じだった。
何でも出演してるなあ~。
現代劇なのに、銃撃戦よりも、剣の戦いになり、なんとも言えない感じが漂っていた。
悪く言えばどっちも中途半端って事かな。
だけど、
ショッピングモール(だったと思う)でいきなり剣を振り回しの首チュンパにはびびった!!
ぎょわ~!!(>_<)
そんなにグロテスクじゃなかったが、なかなかに血がながれ、ぽろりと落ちたので耐えられたが、怖かったのだ。
それなら、そう言ってくれってな感じ。(^◇^;)
ラストは、なんとなく分かる気がした。パターンと言えばパターンだし。
だけど、美人さんがあ~なると、ちっと怖い。
綺麗なままでいて欲しかったんだけどね。
MANATU – Nur die Wahrheit Rettet Dich 2007年 ドイツTVスペシャル
監督 エッツァルト・オニーケン
出演 スザンナ・シモン マルクス・クヌーフケン バスクァーレ・アレアルディ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
南の島に住んでいるマークは、ドイツに住む姉ローラに、誕生日プレゼントとして、楽しいゲームを送った。だが、大自然の中で行うのには適したゲームだったが、都会で行うには危険が伴ったものだった。
そんな事とは知らずに初めてしまう、ローラの家族。マークはその事を知り、電話を掛けるが一向に誰も出ない。仕方なく、ゲームを取り戻そうとドイツへ旅立つのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
冒険活劇を期待して、借りて見た作品。まったく、想像と違っていた。
ばらばらだった家族が、再び絆を取り戻すまでの物語という感じだったのだ。
ゲームの最大のポイントは『嘘』
3回つくと、とんでもない世界へ行かされてしまうのだ。
そこを脱出するには、家族が一丸となって協力し、難題をクリアーしていかなければならない。だから・・・となる。
家族がぎくしゃくしているのは分かるが、年頃の子供がいるとこういうのって無理だよねえと思ってしまったのだった。
反抗期と言うかなんだけど。
だいたい、そうでなくとも、親に話したくない事っていっぱいあるだろうし、聞かなきゃよかったって事もあると思うのにだ。
さらに、このゲームが意地悪で、そういう所をお題にしてきたりするんだよなあ。
なにしろ、
親に向かってあのお題はきつかった。
本音を言えば助かるが、嘘を吐けばあの場所へ行く。
どっちにしろ、家族を傷つけるというお題。あれは、マジできつかったぞ。
ゲームが終わるまで、家族は一切家から出れず、外部への連絡もとれないというのは、面白かったが、突然、アドベンチャー風になるのはどうかなぁとは思った。
全体的に、『は?(@_@)』という感じはぬぐえないし、珍しく続くような中途半端なエンディングだったのだ。
原題の「真実だけがあなたを救う」のは納得だったけどね。(^◇^;)
Fire! 2008年 ドイツ作品
監督 ラウル・W・ハインリッヒ
出演 ゲイリー・ドューダン フローレンティーネ・ラーベ コスマ・シヴァ・ハーゲン ケン・デュケン ヨレス・リッセ ラルフ・ハーフォース テューレ・リーフェンシュタイン ゴットフリード・ボルメア
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
夕方5時45分。男が建物から出てきた。違う場所で、女が男に何処かへ連れられて行く所だった。
6時間前。
選挙を明日に控えた、ドイツ、ベルリン。フィルと妻イヴが銀行へ融資をお願い行く。ふとフィルの携帯が鳴り、彼は車へ一人で戻った。その時、通りすがりの男に携帯をすり替えられてしまうが、フィルは気が付かない。その後、イヴの居る銀行で強盗が入った。彼女が人質にとられ、すり替えられた携帯には、知らぬ男からの電話が掛かって来た。妻を助けたければ自分たちに協力しろというのだ。
フィルは、訳が分からないまま、妻の命のために彼らの逃走を手伝うのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
典型的な巻き込まれ型のこのお話。
このフィルが特別な能力の持ち主とか、警察関係者とかじゃなくまったくの一般市民ときているのだ。
そんな男が、妻のためにだけ一生懸命犯人達に抵抗する。
無理があるといわれればそうなのだけど、主人公を演じるゲイリー・ドューダンが「CSI」の出演者らしいので、そんな展開になっているのかとも思った。
とは言え、このシリーズを見たことがないので、自分の憶測でしかないけども。
ドイツ作品だが、言語は英語。
脇役はほとんどドイツ人俳優で、舞台もベルリンなのにだ。
なので、ちょっと変な感じを受けたのだった。
それでは、ドイツ人俳優の紹介。
まずは、ラルフ・ハーフォース。
選挙の立候補者だった。
一筋縄ではいかない彼。やっぱりってな感じ。出番も少なかったなあ。
妻イヴがフローレンティーネ・ラーベ。「GSG-9」の秘書さん。
けなげな妻を演じていたのに、今まで癖のある役柄を見ていたので、なんかあるかも?なんて勘ぐってみてしまった。思い込みは遺憾ねえ。(^0^;)
同じ「GSG-9」のフランクも登場。
ヨレス・リッセは見逃してしまいそうなくらいの出演。
同じ、特殊部隊の格好だから分かる方は分かるかも。
主人公が助けを求めるジャーナリスト、ニコール・ハート役はコスマ・シヴァ・ハーゲン。
春に放送された「コブラ11」の新シリーズでゲスト出演していた女優さんだった。
あの時よりも大人の感じに思えた。別人かと思ったぞ。
注目したい俳優に入っているテューレ・リーフェンシュタインは、地下鉄の警備員役で出演。これも見逃すくらいの出演。
ラストは、ゴットフリード・ボルメア。
彼は「コブラ11」のディーターを演じている役者さん。
ベルリン警察の制服を着て英語をしゃべっていたので、なんか妙な感じがしたのだった。(出張?なんてね、(^_-))
ハッピーエンドは良いのだが、
なんで彼が主人公を演じたのかが、ず~と気になってしまったのだった。
アメリカ人でないといけなかった理由ってなんだったんだろう?
Dornröschen erwacht 2006年 ドイツTVスペシャル
監督 エルマー・フィッシャー
出演 ナディヤ・ウール ウルリッヒ・トゥクール マリー・ルー・セレン ミセル・マティセヴィック
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
3年間も昏睡状態だった、マリアンネが目覚めた。連絡を受け、駆け付けた家族。
しかし、嬉しそうな素振りは見せるものの、どことなくぎこちない雰囲気。それでも、彼女は頑張ってリハビリを始め、驚異的な早さで自宅へ戻った。すると、自宅の雰囲気も違い、駆け付けた彼女の親友インガもなんとなく態度が違って思えた。
医者は、妄想性障害を起こしていると診断。だが、納得が出来ないマリアンネ。
さらに、3年前に起こした交通事故の前の8週間の記憶が欠落している事に気がつく。
いったいあの時、何が起こったというのだろうか?
勝手な感想(自分の思い込み多々)
見終わっても邦題の意味が分からなかった。
サスペンス?という感じにも思えず、男女のドロドロ劇なんじゃないの?と思ってしまった。(^_^;)
物語のキーは彼女の欠落した記憶。
少しすつ取り戻していく中で、何かが見えてくるのだけどね。
最初は、3年も眠っていた人を受け入れるなんて、難しい事だよなあ~と家族の態度に共感していた、ich。
だけども、なんとなくその態度に引っかかりがあったのだ。
うさんくさかったといえば言葉が悪いが、簡単に言ってしまえば、先読み出来たと言うべきかな。
主人公のマリアンネを演じているのが、ナディヤ・ウール。
彼女は好きな女優さんだからいいのだが、彼女って以外と大胆に見せてくれるので少々、びっくりしたのだった。
さらに、マリアンネの驚異的な回復力も。(爆)
相変わらず、美しいなあなんて思ったが。
彼女の親友インガを演じるのがマリー・ルー・セレンだった。
意外といろんな作品に出てるんだとびっくりした。
彼女のイメージは、定番だったような気がする。
こういう話の展開だったら、もう一度って考えるのが妥当だと思うのだが、それがなかった。
それがあった方が、サスペンス的には面白かったような気がするし、邦題も間違ってないように思える。
しかし、そうだったら、眠っている3年の間にやってるわな。(^◇^;)
気になる方はどうか鑑賞してみてくれ。
もろもろ遅れましたが、
今週は毎月恒例のドイツ映画&ドラマの紹介です。(^_^)v
Entscheidung in den Wolken 2009年 ドイツ・オーストリアTVスペシャル
監督 エッツァルト・オニーケン
出演 ヴァレリー・ニーハウス マックス・ティドフ ザヴィエ・フッター ヤン・ゾスニオク
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
アテネ発、ミュンヘン行きの旅客機が突然嵐に襲われ、近くの空港に緊急着陸した。
パイロットのアンドレアは適切な処置だとしたが、副機長のシュトッカーや、会社の上層部は日常におこりうる普通の天候状態だったとし、緊急着陸した彼女の判断ミスだと指摘した。その為に彼女は無期限の停職処分になってしまう。
すぐにでも復帰したい彼女は、自分が正しかったと証明するために、その嵐“スーパーセル”を証明しようと研究している教授を訪ねるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
この“スーパーセル”を廻ってのパニック映画か何かのアクションものだと思ったら、いきなり恋愛ものでびっくりした。
そうきましたか~と思いながら、素直にしたがって鑑賞。
なかなか、個人的にはいい感じだったぞ。
あらすじの続きを少し言わせてもらうと。
この教授に協力という訳ではないが、この“スーパーセル”を独自で追い掛けて居る飛行機野郎兄弟にアンドレアが会いに行くのだ。
ちょうど弟がケガをして、パイロットを探していたから、彼女は身分をいつわって兄弟との共同生活に入る。そこで・・・となるのだ。
不器用な兄トム。
リーゼントの髪形をどうにかしてくれ~と思いながらも、そこそこ好みの人だった。
この仕事一筋って感じの頑固さが好きだったなあ。
アンドレアが惚れるのも納得だった。
そして、柔軟性が高い弟バーニー。
彼もいい感じだったぞ。
それしてもアンドレア。
なんで山へ行くのにその車?
どうしても田舎には似付かない車に見えたのは自分だけかなあ。
ラストの嵐のシーンはちょっとドキドキだった。
ドイツらしいCG使いで面白かったけどね。
それでは、
本来の目的のヤン・ゾスニオクはと言いますと。
副機長が彼の役柄だった。
なので、オープニング10分ぐらいで出演終了!
そりゃね~べ。(>_<)
ついでに、意地悪だったし。
意地悪キャラって初めてだったかも?
制服も着ていてかっこいい感じだったからもう少し彼を見たかったぞ。
ところで。
いつも「コブラ11」でお世話になっているHappiness裕之介さんがちょうどこの作品の解説をしていた。(記事の場所はここ)
それで分かったのだが、
この主人公の女優さんは「フルスピード」に出演していた方だと知ってこれまたびっくりだった。
だって、あの時の感じと違っていたからだ。何も出来ない感じの女性だったのに・・・。
さらに、
ちょっと好みだったトム、演じるザヴィエ・フッターは「チーム2」にゲスト出演している方だった。
え?え?え?あの人?し、信じられん。(@_@)
あの時はすげ~ガキっぽい感じだったのに~。
という事で、以外と見知っている面々だったと見終わって気がついた。
う~ん、眼力が衰えているのか、はたまた、記憶力の欠乏か?(爆)
何しろジャケットに惑わされるなとだけ言っておこう。(^◇^;)
Wie angelt man sich seine Cfefin 2007年 ドイツTVスペシャル
監督 ゾフィー・アレット=コッホ
出演 ゾフィー・シュート ドミニク・ラーケ チャーリー・ヒュブナー レナート・ガイスラー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ピットは今日こそ長年勤めてきたこの老舗のチョコレート会社、マイネンの社長になれると張り切って出勤した。だが、外部からきた見知らぬ女性カタリーナが社長だと紹介される。またもや、副社長の彼。
そして、彼女が会社の売上げを伸ばそうと新製品の開発に挑んだとき、彼女のやり方が気にくわないピットは、邪魔をし意地悪をし、挙句の果てには仲間と共に解雇されてしまうのだった。
彼らを解雇した、カタリーナだったが、後に彼女がこの会社に送られた本当の意味を知り愕然とする。
そして、新たにチョコレート会社を設立する為に解雇した面々に声を掛けるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
これで何本目になるんだろう?ゾフィー・シュートが主役の作品。
選択して見ている訳ではないのに、何度も彼女に出会うのだ。
人気の女優さんって事なんだろうなあ。
なんとなく邦題から「幸せのレシピ」みたいな物語を想像していた自分には、ちょっと拍子抜けしたというか驚いた!
ネタバレになってしまうから詳しい内容は避けるけども。
気になる方はどうか鑑賞してみてくれ。
老舗というと、日本もドイツもそうなのかと思ってしまった。
それは、チョコのレシピとか、人脈。
チョコのレシピがある人物の頭の中にあるってのが素晴しいと思ったのだ。
後継者を捜して、その人物に受け継がせる。
わざわざレシピや配合なんかを書いておかないというのに好感がもてたのだ。
日本の伝統とかもそうだよなあ~と。
見て覚えろってのが定番で、合理的じゃないと言われればそうかもしれないが、伝えられない感覚ってのがあると思うのだ。
さらにセンスというのがないといくら教えても受け継げないってのもさ。
なんか妙に納得だったのだ。
後は、
ピットが大切にしていた人脈。
良くも悪くもなあなあな関係が素晴しいなあ~と思ったりもしたのだ。
そう思えたのは自分だけかな?
それにしても、ピットってガキすぎる。(^◇^;)
何歳の設定なんだろう?
だけど、妙に魅力的な人物だったぞ。
いや、それよりも彼女って年上と恋に落ちるのが多い気がする。
今回はかなりの年の差に見えたがいいのか?
(実は人のことは言えない自分なんだけども)
チョコレート会社でケンカするシーンは、ちょっと大変そうだった。
もったない!と思ったのはいうまでもないが、いい大人が何してるの?とも思ってしまったからだけどね。(^_-)
でも
そこそこ楽しい作品だった。
話の成り行きはわかりきってはいたが、それが面白かったりしたのだ。
あまり食べ物に興味を抱かない自分だが、作っていたチョコレートは気になった。
ドイツ製のチョコっておいしいの?
砂糖ぼりぼり食っているような妙に甘い感じかな?(そりゃアメリカだけ?)
ちょっと試食してみたい気分にもなったぞ。
Wie kusst man einen Millionar? 2007年 ドイツTVスペシャル
監督 ゾルタン・シュピランデリ
出演 ミナ・タンデル アニタ・マティア コリデリア・ヴィーゲ カイ・スへフェ ルカ・ザンベローニ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
婚約者リコが勤務している消防士主宰のパーティーに親友のノラとジェシカと共に出席したリリー。彼に色目を使う女を発見するも、リリーは彼を信じていた。だが、姿が見えなくなった彼を捜し当てると、その女と浮気をしていたのだった。
傷心のリリーをノラの勤めるガソリンスタンドで慰めるジェシカ達。そこへ、いかにも紳士的な男性がきて、ベルリンで行われる、パーティーの招待状をレジに忘れて行った。
3人はその招待状を持ってベルリンへあの紳士を追いかけていくのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
面白いというか、好みのお話というか、ベタと言えば、ベタなラブコメだった。
「プリティ・ウーマン」みたいなシンデレラ物語のようでもあり、本当の愛はお金で買えるのか?みたいな感じでもあった。
女の子の理想を追求するような物語といえば分かるかな?
ラストは、本当に理想な男性だったし。
主人公はリリー。
紳士でお金持ちな男性、アレキサンドラ(いかにも貴族っぽい名前)に気に入られるのだ。
だが、
人力車(自転車タクシーみたいな乗物)を引いている男性ジョーにも出会う。
貧乏だけど心引かれる彼と、ときめきはないがやさしい金持ちとどっちがいい?
みたいな究極の選択になる。
だけどさあ、
初デートでいきなり金を貸してくれなんて男から言われたら、ちょっと嫌だよねえ。
どんなに心ときめく異性でも、後で必ず返すからと言われても(本当に持ち合わせがなくて言ったとしても)やっぱり嫌だと思うのだ。
言い出す男の心理が分からんが。(この場合は財布を本当に忘れた為だったけど)
個人的な好みとしては、ジョーの方が好きだった。
で、
彼を見ながら以前何処かで~と思いを廻らせていたら、思い出したのだった!!
「コブラ11」第10シリーズで、ぺトラの元カノを演じた、ルカ・ザンベローニだった。
この時も気の良い犯罪者だったので好印象で覚えていたのだ。
ついでに。
この主人公のリリーは、3月に放送されたばかりの「コブラ11」第15シリーズでゼミルの元カノを演じたミナ・タンデルだった。
彼女はケーベルリン君主演の「トルネード」にも出演。
さらに、「アンツ・イン・ザ・パンツ」でのイケイケの姉ちゃんだった女優さん。
いや~、意外と彼女を見ている事にびっくり。
ドイツでは有名な女優さんってことだよね、きっと。
友人のノラの話も面白かった。
お高くとまっている金持ちの妻と、気さくな田舎娘とどっちがいいか?
という男性側の究極な選択だったからだ。
だけど、その相手の男性がねえ・・・(^◇^;)
人の好みだからなんも言わんが。
ジェシカは結局、女の武器を使ったって事?
まあ、それもありって事で許そう。(爆)
もうちょっと男女間でごたごたするかと思ったら意外とあっさりだった。
そう考えると、彼でもよかったかな?とも思えた。
だけど、彼の場合は一緒になってから大変だよねえ。(^◇^;)
気になる女性諸君。
よかったら鑑賞してみてくれ。
SEX UP - Ich konnt’ schon wieder 2005年 ドイツTVスペシャル
監督 フロリアン・ゲルトナー
出演 アンドレアス・カミンスキー ヤコブ・マッチェンツ ヨーナス・ヤーガーマイル フロリアン・ゲルトナー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
森の中をジョギングしていた、ガビとクラウス。ふと聞いているカセットテープをガビが変えようとした時、そのカセットに赤い花から放たれた種が付いた。知らずに持ち帰る二人。
一方、ベルリンの電車内。学生のアダム、アントン、マックスは金を稼ごうとパフォーマンスをするも一銭も稼げなかった。そこへ、アントンの両親から荷物が届く。その中にはあの時のカセットテープが。知らずにゴミ箱へ捨ててしまうアントン。
だが、ゴミ箱からあの赤い花の芽が発芽するのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週はドイツ映画&ドラマの週間。1週間ほどずれているが、まあ気にしないでくれ。(爆)
あらすじの補足をさせてもらうと、
この赤い花は「SEX UP(セックスアップ)」という花で、この花が出す媚薬を飲むと53分後に目があった異性と何が何でもSEXしたくなるという効果があるのだ。
一言でいえば、その媚薬を介しての青春コメディとでも言う感じかな。
なかなかその発想が面白く、お気楽に見れた作品だった。
主人公の貧乏学生3人も、(後に媚薬で金持ちになるが)そこそこいい感じだったからね。
発想というのがこの主人公とも呼べる架空の植物「SEX UP(セックスアップ)」。
ハイビスカスのような花なのだが、よく見るとMännerの・・・なのだ。(^◇^;)
それを触る彼ら。(媚薬を摂取するためなんだけど)
これってTVドラマだから一般に放送されたんだよねえ。
き、キワドイと思うのは自分だけか?(爆)
なんたって、
ビールとピザで成長し、ノンアルコールで枯れるときたもんだ!!
もうその設定だけで爆笑なのだ。
ネットでぼろ儲けする3人だが、そうなると目をつける悪い大人が現れる訳で・・・。
そこの所の話の展開はベタ。
だから、お気楽に楽しめたのだけどね。
それにしてもなんで美形はゲイが多い?
マックス君がいいなあ~と思ったのになあ。
アダム役のヤコブ・マッチェンツ君は、何処かで見たなあ~と思ったらケーベルリン君が主演した「トルネード」に出演していた彼だった。
あの時の役柄は、キャンプに出掛けた女の子を助けてくれた青年役。
あの時も好印象だったので、ちょっと追いかけようと思ったら、邦題が「不倫休暇」という作品があった。
邦題からしてそっち系っぽいのだ。そっち系は苦手なんだよねえ。(考え中)
今回は、恋愛もの関係作品を紹介しようと思うので、お楽しみに♪
Mogadishu 2006年 ドイツTVスペシャル
監督 ローランド・ズゾリヒター
出演 トーマス・クレッチマン ナディヤ・ウール クリスチャン・ベルケル サイード・タグマウイ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1968年、ドイツでも学生運動が盛んになっていた。ドイツ赤軍派RAFのリーダーが逮捕された事により、1977年、経済界のシュライヤー氏がケルンで誘拐されるという事件が発生する。
そして、10月。
いつもと変わりなく仕事へ出掛けたパイロットのシューマンは、旅客機ルフトハンザ181に乗り込んだ。何気ない日常が始まるかと思ったその直後、離陸したのを確認した赤軍派の犯人は飛行機をハイジャックするのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
日本でDVD化される前からちょっと気になっていたこの作品。
レンタル開始と同時に鑑賞。
やっぱりこの監督さんは素晴しい!!スッゴク面白かったのだ。
最後までハラハラドキドキ。
いろんな人の背景が上手く演出されていた感じだった。
ドイツ赤軍派というと、フォーゲルが出演した作品「RAF/Red Army Faction」を思い浮かべる、ich。
だが、掲載が前後してしまったけどもこちらの方が先だったので、あの作品を鑑賞したときは少し楽だったのだ。
同じように赤軍派をとりあげた、モーリッツ君の作品が未だに見れてないのは寂しい限りだけども。(いつなの?DVD化?)
それでは、クレッチマンはと言いますと、機長のシューマンだった。
正義感があふれ、冷静に乗客を助けようとしている姿はスッゴクかっこよかった。
だけど、
犯人の目を盗んで外部と連絡するのにはドキドキしてしまった。
そんなに頑張らなくても~って感じで。
いつバレるか?いつどうなるか?
もう、いいから大人しくしててよ~なんて思ってしまったりもしたのだった。(^_^;)
こういうハイジャック犯との取引というのはいつもイライラしてしまう。
現場は大変なのに、のんきな(と言ったら語弊かもしれないが)政治家達に痺れを切らすからだ。
刻一刻と危険が迫っているのに、決断力がないのだ。
さらに、
大きな被害を食い止める為に小さな犠牲は惜しまないという体制も。
結果的には本当に最小限になったのだが、その最小限が切なかった。
なんとなく分かってはいたのだが、もう悲しすぎたのだ。
なんで、正義を貫いた人物が犠牲にならなければならないのだろう。
世の中理不尽すぎる。
彼が頑張ってくれたからこそ、尊い命が救われたのに・・・。
飛行機の外で待機しているGSG-9のメンバーのいらだちも分かる気がしたぞ。
そんな緊迫した映画の雰囲気と裏腹に、ベルケルが登場したときは、(?_?)ん?と思ってしまった。
あれって似せているのだよね、多分・・・。(^◇^;)
ハイジャックというと
つい思い出すのが映画「ユナイテッド93」だ。
歴史は繰り返すというけども、
こういう事件だけは繰り返してほしくない。(願い)
Der Seewolf 2008年 ドイツTVスペシャル
監督 クリストフ・シュラーエ
出演 トーマス・クレッチマン フロリアン・シュテター ビンツェン・キーファー ヘニング・バオム
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
文芸評論家のハンフリー・ヴァン・ヴァイデンは、乗っていた船が沈んでしまい日本の近海を漂流していた。
その後、通りかかったアザラシ猟の船、幽霊号に助けられるのだが、すぐにでも家に帰りたい彼の気持ちと裏腹に、猟を続けると言う船長のウルフ・ラーセン。さらに彼は、ハンフリーを乗組員として働かせるのだった。
そんな中、不満を抱えた乗組員のヨハンソンとリッチャーが、猟のボートを盗み船から陸を目差し脱出した。それを知ったウルフは必要以上に彼らを捜すのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
レンタルになったばかりの新作。
海賊か何かの話かと思ったら、思いっきり違う話で戸惑った。
いつもながら予告編も予備知識もなくレンタルしたからだけども。(^_^;)
簡単に言えば、
体育会系の中に文化系が入り込んでしまったからさあ大変という感じかな。(爆)
モラルも何もない独裁的な環境で、どう自分を見失わず生き延びていけばいいのか?という事を投げかけているような印象を受けたのだ。
それでは、早いですが、
目的のクレッチマンはと言いますと。彼はこの傲慢な船長ウルフだった。
最初は助けてくれたからよっぽどいい人かと思ったらまったくもって逆の人物。
自分の指示に従わないものは、力ずくで従わせるという、独裁者的な役柄だったのだ。
どうしても、クレッチマン自身というか彼の印象で「表面は意地悪でも本心はいい人」との印象が強く、本当のワルなんだ~と確信するまで時間が掛かったのだ。(笑)
しかし、
個人的にはこの船長を主人公(ハンフリー)と共には憎めなかった。
密かに勉強している様子だったり、兄との確執があったりしたからだ。
逆に切なくなって可愛そうに思えてしまった。ラストもラストだったし・・・。(>_<)
男ばかりの中で女性が入ってくれば問題はおのずと発生する。
そこはそれ、ベタベタな演出だった。
さらに頭痛も。
そうなんじゃないかな?なんて、先読みができてしまった。
そうそう、
あらすじに書いてある脱出を試みる二人は、「コブラ11」でゲスト出演していた俳優さん二人だった。
ヨハンソンは、第5シリーズでアンドレアのストーカーを演じた、ヘニング・バオム。
リッチャーは第14シリーズでアンドレアが保護観察していた青年を演じた、ビンツェン・キーファーだった。(のちに、ゼミルの相棒として出演)
出演者の中でクレッチマン以外に気がついた俳優だったので、嬉しかったが、なかなか上手くはいかないものだよね。(ネタバレになるので話せないが)
そういえば。
日本の近海だったから、もよりの陸地が日本だったらしいのだく、『Yokohama』という地名が何度も聞こえてきた。
何となく嬉しいような、
こしょばゆい感じを受けたのは言うまでもないが。(爆)
Zwartboek 2006年 オランダ・ドイツ・イギリス・ベルギー映画
監督 ポール・ヴァーホーヴェン
出演 カリス・ファン・ハウテン トム・ホフマン セバスチャン・コッホ クリスチャン・ベルケル ミキール・ハースマン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
聖地ツアーでギブツに到着した観光バス。観光客のロニーは、現地の子供が勉強している教室を覗きカメラに収めようとする。それを、教師にすかさず止められた。だが、その教師は昔の友人エリスだった。
教師のラヘルはロニーを見送った後、当時の事を思い返す。
1944年9月。
エリスこと、ユダヤ人のラヘル・シュタインは、ナチの追っ手から逃れようと両親と共に密輸船に乗り込んだ。だが、途中でナチに発見されてしまい、彼女以外の人々はすべて殺されてしまった。そして、殺したナチの兵士達がユダヤ人の持っていた財産を持ち逃げする姿を目撃するのだった。
後にレジスタンスの仲間に入った彼女は、名をエリスとし、ナチの将校に近づき復讐の機会を狙うのだが。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
いつも言うが、ドイツ関係を探すと必ずブチ当たるこういうナチに対向する人々のお話の作品。
実は、女性が主人公というのも、これで2回目だったのだ。(1回目はいつの日か紹介するが)
見ながら思うが、
女性って本当に強い。
自分はそこまで強くなれるのだろうか?と思ってしまうのだ。
いや~凄いし、逞しい。
それにしても、いつ見かけても、たとえ“敵”でも悪役にならない、セバスチャン・コッホ。(^◇^;)
時には、彼のとことん悪い悪役を見てみたいものだ。
(まだ出会ってないだけかもしれないが)
逆に、
いろんな感じの役柄に出会える、クリスチャン・ベルケル。
今回は定番の役柄な感じだった。いや~嫌味な意地悪、悪役。(爆)
そういう彼がいるから、彼女らの正義が際立つのだけどね。
見ていてショックだったのが、
ナチが権力を持たなくなった時に、同じユダヤ人でも差別が生じた事だった。
特にナチに命令されて虐殺に貢献したとかじゃないのに、彼らに可愛がってもらっていたから(言い寄っていたというか、取り繕っていたというか)というだけで、惨いことをさせられる事だ。
同じ思いを抱いているのに、生きる為にそうしただけなのに。
なんだかとっても悲しい気分になったのだ。
主人公のエリス=ラヘルも素晴しいが、オープニングで再会する友人、ロニーがめっちゃ素晴しい人だと思った。
上手く世の中を歩く人だと思ったのだ。
さらに、差別なく気さくないい人だった。一番逞しかったのは、彼女じゃないかな。
最初に助け出してくれた男性ロブ(ミキール・ハースマン)がかっこよかったのに、あっさり殺されてしまったのには、ショックだった。(^◇^;)
何せ好みだったので、もう少し一緒にいてくれるのかと思っていたから、マジで残念だったのだ。
こういう、
脇のまた脇役に注目するからマニアックなんだよね。(爆)
Das Papstattentat 2008年 ドイツTVスペシャル
監督 ライナー・マツタニ
出演 ハイナー・ラウターバッハ(ヘイナー・ロウターバッハ) ジャ=イヴ・ベルトルート ゴッドフリード・ジョン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1928年。ポルトガル、サグレス。
犬を追って丘の上に来た3人の子供達は、突然二人が倒れ、一人が視力を失うのだった。
そして、現在。スペイン、コルドバ。
ジョアオ神父は、うわごとのように何かを呟いていた。その言葉に真剣に耳を傾けていたのは、教皇の警護についているコンティだけだった。彼は、教皇がドイツ、ケルンでの訪問先で暗殺されると予言しているというのだ。だが、誰一人信じようとせず、教皇の訪問は変更されなかった。
一方、ドイツ連邦刑事庁は、『外科医』と言われる暗殺者が教皇を狙っているとの情報が入り、サラとフランクが警備に付くのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
最初のくだりで視力を失った少年がジョアオ神父。なので、神秘的な宗教の話かと思ったら、いやいやとんでもない。
きちんとした面白いアクション作品だった。
物語は色んな心情が入って複雑。
しかし軸は、この教皇暗殺計画なので、単純といえば単純だった。
さて、計画は成功するのであろうか?という感じかな。
何せ、殺し屋の「外科医」と、守るコンティがかっこいいのだ。
二人とも中年なのだが、それが男臭い感じでむっちゃいい感じ。
渋いよなあ。
とは言いつつも、
なんでそう簡単にお姉ちゃん(この場合おばちゃんかな?)と寝るかな、外科医。
というか、そう簡単に落とせちゃう君が凄い!(爆)
殺し屋とコンティの頭脳戦も見応えがあった。ハラハラしちゃったもんね。
だけど・・・。
なんで、こういう立場の人ってそういう考えが浮かぶのかが、不思議。
一般人の無宗教な人物なら分かるのだが、なんで信じている人はそういう考えが浮かぶのだろう?
特別な存在だと思い込んでいるのかな?
信者にはみんな平等とかいいながら、それが一番腹立つのだけどね。
(だから苦手よ、宗教)
宗教うんぬん知っているほうが面白いかもしれないが、まったく分からない自分が見ても充分面白かったので、アクション好きにはお勧めの1作品。
だって、舞台がケルンの大聖堂ですからね。
それだけで、満足してしまう、ichなのでした。(爆)
The Reader 2008年 アメリカ・ドイツ映画
監督 スティーヴン・ダルトリー
出演 レイフ・ファインズ ケイト・ウィンスレット デヴィッド・クロス ブルーノ・ガンツ
原作「朗読者」ベルンハルト・シュリック 松永美保訳 新潮文庫
原題「Der Vorleser(直訳=朗読する男)」 Bernhard Schlink
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ドイツ・ベルリン、1995年。
男が一晩過ごした女の為にゆで卵を調理していた。そして、ふと、あの日の事を思い出すのだった。
西ドイツ・ノイシュタット、1958年。
電車に乗っていたマイケルは、急に気持ち悪くなり、電車を降りた瞬間道端で吐いてしまった。ちょうど通りかかった女性が、彼を助け、後始末もすばやくしてくれた。後に、元気になったマイケルはその女性を訪ねる。そして、母親とそう変わらない年齢の女性ハンナと恋に落ちるのだった。楽しい日々が過ぎたある日、突如として姿を消したハンナ。
それから、8年後。彼は法廷で彼女の姿を発見するのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ドイツかぶれの自分が『ドイツ文学』というものに触れたくて、衝動買いして読んだ原作「朗読者」。
映画が上映されていた事は知っていたが、どうしても見に行けず、
先に原作を読んでしまってから鑑賞してしまったのだった。
自分としてはイレギュラー。
いつも映画を見てから原作を読むというのが、原則だったから。
なので、申し訳ないが、配役からして、違和感が生じてしまった。
少年期のマイケル(原作はミヒャエル)はいいのだが、大人になった彼がどうも。(^◇^;)
ファインズは素晴しい役者なのだが、どうしても「イギリス人」としか見えなかったのだ。
はっきり言ってドイツ人の雰囲気がない。
(個人的なイメージは、セバスチャン・コッホだったからだけど)
ファインズだと綺麗すぎるのだよねえ。
それとハンナ。
彼女のイメージ女優はすぐに思い浮かばないが、彼女ではないというのは分かりきっていた。
しかし、少年期に出会っていたハンナは彼女でも充分。
大人になってからも彼女だったのがちょっとがっくりだったのだ。
(晩年の彼女のイメージは、モーリッツ君のママ、モニカ・ブレイブトロイ。)
物語は、戦争当時、命令とはいえ殺戮に関ってしまった人をどう裁くべきか?というものだった。
今までは、「戦争が悪いんだ!」と実態のないものに罪を被せられたが、これを見るとそう言えなくなってしまうのだ。
関った本人達の罪だけで本当にいいのだろうか?
そんな簡単に罪を背負わせていいのだろうか?
と。
とにかく、
原作を読んでからこのハンナの生き方に凄さを感じてしまった、ich。
簡単な言葉で申し訳ないが、『かっこいい』と思っているのだ。
なので、原作ではさらりと描かれていたシーンを見せられて、涙してしまった、自分。
自分の中でのシーンと同じだったから。
しかし、あの場面が見たいと思ってもそのシーンがないと逆に不満が残ってしまうのも事実。
どんなに映画と原作は違うと思っても、限界は何度も感じてしまった。
本当に申し訳ないが、映画としてはどうだったか?と聞かれると何も言えなくなってしまうのだ。
何も知らずに見ていたら、スッゴクいい映画だったかもしれないし、そうでもなかったといえば、そうでもなかったのかもしれない。(^◇^;)
英語だったのもちょっとダメだったかもしれない。
ドイツ語版を見たいと未だに思っているから。
監督さんもイギリス人だから視点がずれてるように思えるのだ。
あ~あ、ドイツ版を見たいよう。
Das Boot 1981年 西ドイツ映画
監督 ウォルフガング・ベーターゼン
出演 ユルゲン・ブロフノウ ヘルベルト・グリューネマイヤー クラウス・ヴァンネマン ベルント・タウバー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1941年。ドイツ占領下のフランス、ラ・ロシェル軍港。近くのバーでは、明日の出航に備えて、乗組員が酒を酌み交わしていた。
そして、当日。
艦長率いる43名の軍人と従軍記者ヴェルナー少尉を乗せたU・ボートは、港を出航した。旅行気分のような感覚で楽しそうに艦内を撮影するヴェルナー少尉に、艦長は厳しくアドバイスをする。「無事に港に着いた時にみんなを写してやってくれ」と。初めはまったく意味がわからなかった少尉だったが、目的地に近づくにつれその意味が分かって来るのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、予定通り、ドイツ映画&ドラマを紹介しようと思う。
ドイツ映画と言ったらこれ!というくらい有名な作品。
なのだが、今まで見たことがなかったのだ。
監督さんは、「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク版「ポセイドン」のウォルフガング・ベーターゼン。
彼の代表作品とも言われているのだが、どうも潜水艦ものは敬遠してしまうのだ。
なぜなら、海の中での密室だから。(^◇^;)
助からない確率の方が断然高いし、ついでに、自分は泳げないし、狭い空間というのが画面で見ているだけでも息苦しさを感じてしまうからだ。
詳しくは分からないが
どうもドイツでのTVドラマを映画用に編集して上映された作品らしい。
長編なので、途中、睡魔との格闘を繰り広げる事になってしまったが、まあ、それが気にならないくらい見終わってからは、素晴しく面白い作品という印象になったのだ。
一度は本当に見ておくべきだとマジで思うぞ。
艦長さんは、役名が『艦長』だと知ってびっくりした。
あえて名前を付けなかったのだと思うけど、それが妙にリアルさを醸し出していたように思えた。上手い演出だ。
そうそう、先日見たドイツ作品でその艦長を演じたユルゲン・ブロフノウを発見した。
何となく嬉しくかったなあ。
相変わらず素晴しい雰囲気を醸し出していたからさ。
物語は敵との交戦に参戦するものの、活躍が出来ず、逆に帰還するのもままならなくなってしまったこのU・ボートはどうなっていくのか?というもの。
あらすじにも書いた艦長の言葉がキーポイントになっていくのだ。
こういう戦争ものというか、生き残りものには、欠かせないベタな話の展開もあるのだが、ハラハラ、ドキドキはず~とだった。
魚雷があってもなんの役にも立たないというのは、切なかったぜ。
さらに、海面へ浮上するまでのあのシーンは、もう、はち切れんばかりのドキドキ感だった。
これを見ると今まで見てきた潜水艦作品「U-571」とか「Uボート 最後の決断」、「K★19」なんて足下にも及ばないと思ってしまった。
いや~素晴しい~。
なんたって、ラストだ。
まったくもって、ドイツらしいのだ。
ホッとしたのも束の間っていうのが無償に切なさをそそる。
これは、戦争なんだぞ!っていう事をラストのラストに思い知らされるのだ。
アメリカだとこうは絶対しないラストだぜ。(^_-)
Die Explosion - U-Bahn-Ticket in den Tod 2001年 ドイツ・アメリカTVスペシャル
監督 マルク・ヘルテル
出演 ゾフィー・シュート グレゴール・テルツス トビアス・シェンケ ライナー・シュトレッカー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
キャスターのクローディアは、カメラマンのスベンと共に市長の不正疑惑の取材を終え帰ろうと駐車場に来ていた。すると、自分の車を盗もうとする男に出会す。逃げる男を追って地下鉄の電車内まで追いかけてきた、クローディアとスベン。
一方、自殺願望を抱いている青年マルコは、入って来る地下鉄の電車へ飛び込もうとして失敗。そのまま、その電車に乗り込む。
そして、数分後。男とクローディアが口論している間に、突然爆発が起き、電車は脱線。そのまま地下に閉じ込められてしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
以前紹介した作品「ダブルバウンド アナザーミッション」の出演者を調べていたらこの作品に出会した。
ドイツ映画の最高傑作(だと個人的に思っている作品)「ノッキン~」や「アンツ・インザ・パンツ!」に出演している トビアス・シェンケがいると分かって早速鑑賞してみたのだ。
すると・・・。
「コブラ11」のパイロット版に出演していて、ゼミルの前任の高速警察隊インゴを演じたライナー・シュトレッカーがいることに気がついたのだ!
あれから数年月日が流れているのに、変わらない感じの彼。
見てすぐに、「インゴだ!!」とちょっと嬉しくなってしまった、ich。(爆)
だが、しかし・・・。
「コブラ11」でも出演シーンが少なかったのに、ここでも同じ感じだった。
おいおい、(--;)
すっごく小さい役柄でもフルに出演している作品はないのか?
今回もあっさりな出演で逆に爆笑してしまった。もうちょっと見たかったのになあ~。
さて、物語の方だが。
災害物にはつきものの脱出劇に政治の陰謀劇が絡んでくるという面白い展開だった。
大まかな感じは、映画「ポセイドン」を見ているような感覚。
地下鉄だが、地下は地下でも河の下にある地下鉄で、水が入り込んでくるというものだったからだ。
群像劇にもなっていて、いろんな人物が一緒になって脱出を試み、犠牲者が出て・・・。
ベタといえばベタな感じかな。恋愛も絡んでくるのはご愛敬として許しておこう。(笑)
主演のキャスターのクローディアを演じたのは、「ヒットマン・ゼロ」や「コブラ11」第4シリーズに出演していた、ゾフィー・シュート。
何気に彼女はActionconcept社の看板女優かと思うくらい意外と出演作品にお目にかかれる。
車を盗もうとした実は金持ちの男ジョンは「ダブルバウンド~」に出演していたグレゴール・テルツス。(好みじゃないが)
自殺願望が強い青年マルコがトビアス君。
カメラマンのスベンがシュトレッカーだったのだ。
トビアス君はいつもながらの生意気小僧で、違う感じの役柄になかなか会えないなあ~なんて思ったりしたのだった。
クローディアの元夫役にこれまた「コブラ11」第6シリーズでゲスト出演した俳優さん。
もう、見知っている俳優さん達ばかりで面白く見てしまった。
しかし、悲しいかなドイツ語ではなかったのだ。
英語の吹き替え版だったのだ。
口と言葉が合わないので日本語の吹き替えで鑑賞。
もうこいうパターンは勘弁してくれよ~。