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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

リリーズ

2025年02月05日 | 身辺雑記

2月5日、ふたごの日。

 

愛知県豊明市に本社を置く

(株)ベラミという双子グッズの

専門店が制定とか。

もっと公的な(?)双子を含む

多胎児の諸々に寄与する団体が

提唱しそうなイメージだが

 

イメージでいえば我々世代の

ふたごは、リリーズだ。

こまどり姉妹、ザ・ピーナッツを

知らないわけではないが、

ど真ん中は奈緒美と真由美の

「ザ・リリーズ」

代表曲は勿論『好きよキャプテン』。

で当然デビュー曲と信じていたが、

2ndシングルでした。

75年6月『水色のときめき』が1st!

(〜キャプテンは同年9月)

 

てことはデビュー50周年を

迎えるのだな〜。

と、ハタと気づいてポチッとしたら、

次の土曜日にランチライブ

 

ミュージシックレストラン

「ラドンナ原宿」にて。

運営は(株)ブレーンなのだけど

ラドンナのブッキングには

(株)キャプテンプロモーション。

所属タレントは「ザ・リリーズ」。

 

2月22日にはやはり「ラドンナ」で

バレンタインライブが、ある。

少し残念なことに

リリーズのライブなのだけれど、

出演クレジットは

つばめ奈緒美(リリーズ)とある。

 

2023年1月24日、妹の真由美逝去。

 

86年の姉・奈緒美の結婚出産で活動休止。

2005年の活動再開など紆余曲折の半世紀は

どんな歌声を響かせるのだろう。

 

夕張の生んだアイドルには無縁のことだが、

バレンタインライブの日2.22は、

五所川原に生まれた亡き父の誕生日。

親父は並木栄子・葉子の「こまどり世代」

だろうか……。

 

むしろ2月22日のほうが

ふたごの日っぽい

 

 

リリーズは出身地の花(道花)鈴蘭から。

その花言葉は「純粋」「純潔」「謙虚」。

それから「幸せの再来」だそうだ。

 

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跨る駅

2025年02月04日 | ぶらり

わたしは川崎に生まれ育った。

150万人超の政令指定都市で

昨年100周年を迎えたまちだ。

 

市の中心で臨海にある川崎区は

丘陵地の地元麻生区から

わりと距離があるので、

小田急で3駅先の東京都町田市が

小さい頃、最寄の繁華街だった。

逆方向の電車にのれば新宿まで30分。

 

今は豊島区池袋の西口側に暮らす。

丘から遥々海に行かなかったように

東口方面に出向くことが少ない。

 

埼京線でひとつ下る板橋駅。

此処も専ら西口側を歩いていた。

例えば長らく制作で携わった劇団

遊戯空間の稽古に通ったりで。

 

縁のなかった駅の反対は

駅名に反して板橋区でなく

北区滝野川だと知らないほどだった。

 

それどころか

駅の所在地が北区滝野川7-4-1で、

だけれども少し前までは

板橋区板橋1-15-1だったらしい。

さらに! ホーム北側が板橋、

南側が豊島区上池袋で

北区は掠める程度という

なかなかに「際」な所にある。

そんなみっつの区にまたがる

板橋駅東口側をぶら〜り。

 

 

ほんと人ひとり歩くのがやっとの

露地が多く、抜けた先に風情豊かな

銭湯に唐突に出くわしたりする。

 

チェーン店もあるけれど、

個人経営のところも頑張っていて、

その頑張りも我武者羅じゃなく

今ある力の範囲内でって塩梅。

 

 

週のうち4日休んで3日開ける

写真屋さん。

週休2日のヘアサロンは

成人式だろうか定休を働いた1月、

かわりに時期をずらした長期休暇。

 

実に今的ではないかしら。

働き方改革

と書き終えるタイミングで

「ぶらり滝野川」もしくは

「滝野川ショートトリップ」って

ブログタイトルもありだったな。

遅れなせながらに思った。

 

さらにさらに

〈書き終え〉…〈カキオエ〉

地元の〈柿生へ〉暫く行ってない。

それに気づいたので

近々充電に向かおうと決意した。

 

末筆に区のせめぎ合う図を。

破線の上部「東口」辺りが北区滝野川。

確かにホームにはちょこっとだ。

下部「西口」界隈が板橋区板橋。

右のアパがある所は豊島区上池袋。

その真下は豊島区池袋本町。

 

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寿司一貫、拉麺一杯。

2025年02月03日 | 身辺雑記

「え〜!◯◯の芝居が6000円」

かみさんがDMの封を開いて、

とある劇団の公演情報の内容より

金額に吃驚していた。

 

キャベツが例年の3倍だの

物価高騰のニュースばかり。

値を上げるか料金は据え置いて

量を減らす「実質値上げ」か?

いずれにしろ庶民は音をあげる。

♪量に料、Ryo-Ryo-Ryo!

値と音とネット、寝るっきゃNe!!♪

 

かつて西八王子にあった「満福亭」を

オマージュした八王子の、

その名もズバリ「百圓ラーメン」が

話題だけれど。

(ラーメン100円、ライス150円)

 

一般的には1000円の壁が

ラーメン業界の課題のようだ。

回転寿司も一皿100円が厳しい時代。

 

寿司といえば、江戸時代には

おにぎりみたいに随分大きかったと。

屋台から構えのある店になり、

ステータスも技術も高くなり……

とすれば。

 

未来。高級拉麺店。

蝶ネクタイにチョビ髭の

みるからにグルメな紳士。

白木のカウンターに座ると

大将は黙って器を出す。

味噌汁椀ほどの。

 

紳士は右手をササッと振り

香りを鼻腔に届かせ、

ふむと表情を和ませると

その手をスープに這わせ

指先にスッと麺を絡め取ると、

口に運んでつるりと飲み込む。

まず麺そのものを喉で感じる。

 

大将が小さな皿を添えると、

ふた指めにさらった麺を

小皿に乗ったチャーシューに

バウンドさせつつクルリと巻いて

パクリ。

今度はしっかり噛んでから、

天井に目線をやり豚の甘みを

鼻に抜き、至極の表情。

 

大将は阿吽の呼吸でシナチク。

グルメ氏は麺には行かず

シナチクだけを口に。コリコリ。

 

次の小皿はトリチャーシュー。

これも巻いて味わう。

言うまでもないが、どれも熱々

 

「今日はいいの入りやした」

スプーンに乗ったフォワグラの小皿。

ラーメンのスープを一口ついばんで、

淡色の肝臓を胃袋に迎えた。

「うん、これは鵞鳥だね。

こないだの家鴨よかぼかぁ好みだ」

 

「あざす。仲卸にも伝えやす」

言いながら、煮卵。

薄くスライスされている。

「岡崎おうはんを機有あるべしを

ベースに煮込んでみました」

麺とともに。

「ほっほー。東海の卵と熊本の醤油、

うん、合うじゃないか、大将」

 

・・・てなことになるのかしら。

いつまでもラーメンは、

ズルズルっと大きな音立てて

喰らいたいもんでげすが。

「大将、お勘定」

「はい毎度ありがとうございます。

4万6千円になりやす」

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◯勝✕敗

2025年02月02日 | 身辺雑記

歩巳の住まう処は都会ではない。

通学のため玄関を出て凡そ15分、

無人駅まで信号は三つ。

歩巳は高2になった途中から

その勝敗を記録し始めた。

 

 

止まらずに渡れる青なら勝ち、

赤で止まったら負け。

一度も止まらない日はなかなかない。

一方、全部赤で3回立ち止まることは

多い気がした。それを検証すべく、

選択日本史が半年で終わって

余ったノートに日付と勝敗、

ついでにその日の何かも箇条書き。

 

・JAのバン左リヤタイヤがパンク気味。

乗ってたの、たぶん支援課のウゴさん

・国語の里先生が珍しく青系の服

・麻子と花田先輩、破局の噂

・琴扇堂に頼んだ「こっきり饅頭」を

帰りに受け取り

 

など道すがらのこと、学校のこと、

母から頼まれた用事など雑多で

何も記さない日もある。

 

 

歩巳は後期から窓側の席になり、

つい見慣れているはずの山並に

目が行きがちだ。

前に座る山川は東京の大学を目指し、

休み時間も勉強していて、

背中を突っつく空気ではなく、

隣の淵は大概寝ている。

引退したのにまだ朝練に出て

後輩の指導に熱心だからだ。

大工を継ぐが、数年は高崎に出て

建設会社での修行が決まっている。

 

歩巳は一応進学希望だが、

実のところ未来が見えていない。

指定校推薦は無理だし一芸もない。

そも、行きたい大学も専攻学科も

或いは専門学校もない。

 

1月は24勝27敗だった。

さて、これからの長い人生を

何勝何敗で終えるのか?

ちなみに今日は「勝・負・勝」で

2勝1敗。

幸先良い月のスタートになった。

 

景色に飽きて、ノートを前にめくる。

足利義輝の辞世に蛍光マークした

 五月雨は露か涙かほととぎす

 我が名をあげよ雲の上まで

が目に止まる。

その下にマーカーなしで、訳

 五月雨は露なのか私の涙なのか

 我が名を雲上に広めてくれ、時鳥!

 

日本史なのに古文の授業みたいだ。

桜井先生らしい。

それにしても、原文と書下し文と訳文が

あまり変わらない時があって、

何だか損をした気になるのは自分だけか

と思っていたところにチャイム。

英語の授業が終わった。

ほぼ聞いていなかった。

というより開いているのが

例の記録ノートだ。

 

山川がスッと立って教壇に向かう。

分からなかったところを質問するのだ。

中学時代は一緒にバカをやっていたが

変化にむしろ感心し、

少し妬ましくさえある歩巳だった。

 

一方「我が名を雲上に」の心持ちの

欠片もない自分が情けないと

内心が動くならまだ良いが

それもなく淡々とする自分を

どう捕らえたら良いのだろう。

 

そもそも人生の勝ち負けとは?

 

山並の上の雲はゆったりと

西から東へ動いている。

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休館で。

2025年02月01日 | 身辺雑記

 

すぐ上の写真。

ガラス越しに撮ったので

分かりにくいですが

東京芸術劇場の入口です。

 

昨年の9月末から今年7月まで

設備更新工事のため休館中。

まぁ「劇場」は閉まっていても

諸々仕事はあるのだろうけれど、

テナント入居のおむすび屋さんや

カフェなどはその間どーしてる?

と、他人様のことながら気になった。

 

計画は早くから決まっているから

契約を休館のタイミングで一度終了

と考えるのが普通か。

社員は他の店に異動?

⋯⋯他店舗があればだが

実は郵便局もあって、

そういう巨大企業は問題ないか。

 

本題は、芸劇のテナントではなく、

劇場の休館や閉館が多いという件です。

ここにも書いたけれど、

六本木の俳優座劇場の終幕が

いよいよ近づいてきた。

 

Bunkamuraはシアターコクーン、

ザ・ミュージアム、ル・シネマなどが

閉じていて、オーチャードホールのみ

日祝を中心に営業継続中。

街そのものが大変動している「渋谷」と

ある意味で連動している。

 

あたまに働いている側について触れた。

当然、使う側にも影響は大きい。

東京芸術劇場の地下のギャラリーで

毎年開催していた美術展も

今年は芸劇のすぐ近くのギャラリーに

場所を移した。

と書くと

まるで毎年それを楽しみにしていたようだが

家から駅への道筋にあるオレンジギャラリーに

ふらりと入ったら、先客が主催と会話していて、

「いつもは地下のギャラリーの両方を借りて、

でも今年は……」と説明しているのが聞こえた。

「けっこうふらりと入って来る方も多くて」

と説明は続いていた。

 

池袋のランドマークの芸劇での上演や展示は

そんなプラス面に加え、

誇らしくもあるだろうと思いつつ

絵やオブジェを見た。

 

ただ私のように、ここだから「あ!」

と認めて立ち寄る者もあるだろう。

芸術劇場という建物に踏み入るのに

臆する人は少なくないから。

 

ちなみに覗いたのは

「東京朝鮮中高級学校美術部展〜流転」。

先月には大正大写真同好会、

今月末には東洋大書道研究会が

作品展を開催。

彼らも休館影響派なのか、

このギャラリーが主戦場なのかを

私は知る由もない。

 

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